聖書には、サムエルは生涯に亘ってイスラエルを裁き、ラマに戻り、神エホバのために祭壇を作ったことが記されていました。引き続き、聖書には次のように記されています。
「サムエルは年を取り、息子たちを任命してイスラエルを裁かせた。長男はヨエルといい、次男はアビヤといった。2人はベエル・シエバで裁いていた。しかし、息子たちは父親(サムエル)の歩みに倣わなかった。不当な利益を得ようとし、賄賂を受け取り、公正をゆがめた。
やがてイスラエルの長老の皆が集まり、ラマのサムエルの所にやって来た。そして言った。「あなた(サムエル)は年を取られましたが、ご子息たちはあなた(サムエル)の歩みに倣っていません。どうか、他の国々と同じように、私たちを裁く王を立ててください」。サムエルは、彼らが「私たちを裁く王をお与えください」と言ったのを不快に思った。それでエホバに祈った。エホバはサムエルに言った。「民が言うことを全て聞き入れなさい。彼らが退けたのはあなた(サムエル)ではない。彼らは、私(エホバ)が王であることを認めず、私を退けたのである。私(エホバ)がエジプトから連れ出した日から今日までの間、彼らはいつも私(エホバ)を捨て、ほかの神々に仕えてきた。それと同じことをあなた(サムエル)にもしているのだ。彼らが言うことを聞き入れなさい。ただし、厳重に警告すべきである。統治する王には民に何を要求する権利があるのか、彼らに伝えなさい」。」(サムエル記第一8:1~9)。
上の聖句に記されている通り、サムエルは高齢になり、サムエルの息子たちは父親の歩みに倣わなかった、ことが記されています。そのため、イスラエルの長老の皆がサムエルの所にやって来て、「・・・私たちを裁く王を立ててください」と言っています。サムエルはその民の申し出を不快に思いましたが、神エホバはサムエルに、民の言うことの全てを聞き入れなさい」と指示をされています。そして神エホバは年老いたサムエルに、どのようにすべきかを指示されています。神エホバは、このようにして高齢のサムエルを導かれた愛ある親切の神であることを表しています。
さて、高齢のサムエルはどのように対応するでしょうか。次回に引き続きお伝え致します。
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