アッシリアのラブシャケの巧みな嘲弄が続きました(イザヤ36:7~10)。
ヒゼキヤ王の代理人たちは、アッシリアのラブシャケの嘲弄する声の届く都の城壁の上にいる人々が彼の主張からどんな影響を受けるだろう、と気をもみます。そこで、それらユダヤ人の役人は、次のように頼みました。
「エリヤキムとシェブナとヨアハは、ラブシャケに言った。「アラム語で話してください。私たちは理解できますから。城壁の上の人たちに聞こえる所では、ユダヤ人の言葉で話さないでください」(イザヤ36:11)。
しかし、ラブシャケは、シリア語で話すつもりなどはありません。ユダヤ人の間に疑いと恐れの種をまいて降伏させ、戦わずしてエルサレムを征服したいと考えているのです。ラブシャケは次のように言いました。
「ラブシャケは言った。「わが主人は、これらのことをおまえの主人やおまえだけに話すよう私を遣わしたというのか。城壁の上に座っている者たちにも話すためではないか。彼らもおまえたちと共に自分の便を食べ、尿を飲むようになるのだ」(イザヤ36:12)。
それで、ラブシャケは再び「ユダヤ人の言葉」で語り、エルサレムの住民に向かって、次のように警告しました。「ヒゼキヤにだまされるな。彼(ヒゼキヤ)にはおまえたちを救い出すことはできない」(イザヤ36:14)。そして。聴いているいるユダヤ人の心を動かそうとして、ユダヤ人がアッシリアの支配下に入ればどんな生活ができるかを言葉巧みに次のように告げました。
「ヒゼキヤ言うことに耳を貸してはならない。アッシリアの王はこう言う。「平和に応じ、降伏せよ。そうすれば、それぞれ自分のぶどうの木やイチジクの木の実を食べ、自分の水のための水を飲めるようになる。やがて私が、おまえたちの土地のような土地へと連れて行ってやる。そこには、穀物と新しいぶどう酒、パンとブドウ園がふんだんにある」(イザヤ36:16,17)。ラブシャケは、ユダヤ人に魅力的な言葉を巧みに語り、士気をくじこうとしています。
秋の雨 客足の減る 道の駅 今日の一句
道の駅の切り花の「ダリア」