イザヤ35章を紹介させて頂きましたが、その教訓について引き続き紹介をさせて頂きます。
言うまでもなく、イザヤ35章の西暦前6世紀における成就は限定的なものです。バビロンから故国に戻ったユダヤ人がパラダイスのような状態は永続しません。やがて、偽りの宗教の教えや国家主義が清い崇拝を汚染します。霊的な意味で、ユダヤ人は再び悲嘆やため息を経験します。結局神エホバはユダヤ人をご自分の民としては退けます(マタイ21:43)。ユダヤ人は再び神エホバに不従順になるゆえに、とこしえに歓ぶことはできません。こうしたこと全てから、イザヤ35章には、他の、もっと大規模な成就があることが分かります。
神エホバのご予定の時に、別のイスラエル、つまり霊的なイスラエルが存在するようになりました(ガラテア6:16)。イエスは地上での神の王国の良い便りの教宣機関中に、この新しいイスラエルの誕生のための舞台を整えました。清い崇拝を回復し、またその教えによって、真理の水が再び流れ始めようとしたのです。イエスは、身体的にも霊的にも、病気の人を癒しました。神の王国の良い便りが宣明されると、歓呼の声が上がりました。イエスの死と復活から7週間後、栄光を受けたイエスは、真のクリスチャン会衆、つまり霊的なイスラエルを設立しました。その霊的なイスラエルを構成しているのは、イエスの贖いの死の血で受け戻され、神エホバの霊的な子、またイエスの兄弟として生み出され、聖霊によって油注がれたユダヤ人や他の人々です(使徒2:1~4.ローマ8:16,17.ペテロ第一1:18,19)。
奉仕終え 街のともしび 月の霜 今日の一句
かかり付けの医院の「活け花」