城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

庭の花21春②バラがぽろぽろと 21.5.3

2021-05-03 19:26:42 | バラ、クレマチス等
 本題に入る前に少し長めの前置きをする(興味の無い方はスキップしてもらってよい)。朝の城台山への散歩に加わって、もう一つ自転車で一心寺までの標高差60mの町道を駆け上がることとなった。ご承知のように長い林道歩きを強いられる山がこの辺では多い。この林道歩きを少しでも楽できたらなーと誰でも思うだろう。山ともEさんもそう考えていた。そこで4月末にクロスバイクとマウンテンバイクの中間のようなバイクを購入した。自転車店に現れたおじさんを見て、若い女性の店員は少し当惑した表情を見せていた(こんな年寄りがママチャリならいざ知らずクロスバイクとは!)。そこで理由を縷々述べて、最も初心者向けのバイクを紹介してもらった。おじさんのまわりには、昔の山とものMさんや義弟のKさんなど60歳代となってロードバイクを始めた人もいるので、特別珍しくはないと思うのだが。

 最近読んだ本の話がしたい。まずは阿部謹也著「北の街にて ある歴史家の原点」。著者が小樽商科大学に勤務した12年間について書かれたものだが、ドイツの中世史を研究し、私たちになじみが深いのは日本では「世間」というのが学者の間は言うに及ばず広く社会まで大きな役割を果たしていると述べたことである。興味を持ったのは、学生時代に山を愛し、大学でも山岳部の顧問として、拠点となる飲み屋で学生たちと交流し、滅多に山に同行することはなかったようだが、幌尻岳には学生たちと一緒に登ったと書かれていた(おじさんもブログに書いた)。そして特筆しなければいけないことは、差別の問題に積極的に関わったことであろう。

 次に読んだのは米本浩二著「評伝石牟礼道子」である。実は5月1日はこの著者を一躍有名にした「苦海浄土」に描かれた水俣病の公式認定された日である。1956年のこの日、新日窒水俣工場付属病院の細川一院長が「原因不明の中枢神経疾患が発生している」と保健所に届けた。それから65年の歳月が流れたのである。もちろん、そんなことを知らないで図書館から借りてきた。たまたま新聞にそのことが書いてあったので知ったのである。その奇遇に驚くとともに、前にブログでも書いたが、著者を取り巻く多彩な人々との心の交流が素晴らしいの一語に尽きる。才能に満ちあふれた人は同類の人たちを引きつけ、さらなる高みへと導くのである。阿部謹也もこの著者と会ったことが本に書いてあった。

 やっと庭の花の話となる。「貝月山と飯盛山」でカメラのことに触れた。そして、中古のマクロレンズが届いた。その成果が以下の写真である。Eさんは写真も上手でもちろんマクロレンズも持っている。彼が言うには、「マクロレンズに始まり、マクロレンズに終わる」のだそうだ。(同様に魚釣りの「ヘラブナに始まり、ヘラブナに終わる」というのも聞いたことがある」)始めはよく分からないが、終わりは間違った解釈かもしれないが、要するにからだが思うようには動かなくなる=体力が衰えるからだと考えることもできる。

 おじさんの場合はマクロから始まっていない。ペンタックスの一眼レフ〔標準レンズ)から始まった。マクロ初心者であるから、あらかじめEさんから色々教えてもらった。曰く、AFでなくMFを使うこと、できれ三脚を使うことであった。その上に、ユーチューブで検索したら、花の写真は曇り空の時が良いとかブラケティング(AEB、露出の違う写真を3枚自動で撮ってくれる)を使うと良いということだった。その成果はいかがか読者に判断をお任せする。なんせ初心者であるからいきなり高度なのは撮れない。


 さて、これはなんの花だろうか                      ヤマボウシ
 この花最初は薄い緑から段々と白くなる、秋には実を付ける


 これはわかるかな クレマチスの中心部


 フロリパンダ・チャールストン


 イングリッシュローズ アンブリッジ・ローズ


 フロリパンダ・ジーンバーナー


 まだぽろぽろ

 今日は朝から快晴、花の撮影には曇り空が良いと言っていたので、自動で撮ると露出が明るすぎとなってしまう。今回AEBで標準、アンダー3分の1、オーバー3分の1で撮り、見比べるとアンダーの方が良いことがわかった。

 <後に続く>

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2 コメント

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Unknown (Eです)
2021-05-04 04:29:06
マクロレンズに始まり・・ではなく、接写に始まり接写に終る、カメラを買うと人物以外に近くの被写体(庭の花など)から撮り始め、年を取って足が弱くなると山などに行けずまた近くの被写体しか取れなくなる、標準レンズ(今は死語?)では取れないマクロレンズが次に欲しくなる、です。またブラケティングもよいですが、露出を開放、5.6、8とかに変えバックのボケ具合を調整するのもお薦めです。三脚は買値で5万円以上の物をを買えと平成の初めカメラのプロに教えられました
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Unknown (bunta6908)
2021-05-04 06:50:53
美しい. .。.:*・゜゚・*
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