城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

続真夏の過ごし方 24.8.8

2024-08-08 20:02:54 | 面白い本はないか
 いきなりの質問である

 家族の中で政治、経済、社会などに関する時事問題について話し合ったことはあるだろうか

 離れて暮らす子ども達とは、正月、お盆くらいしか会う機会はないので、ほとんど話し合ったことはない

 かみさんと二人暮らしだから、当然ときたま話すことはあるけれども、彼女の考えを知ることはない

 まして、子ども達とはおそらくだが、話し合ったなら、相当の違いに驚くことになるかもしれない(一世代も違うのだから当たり前なのかもしれない)

 
 真夏に負けない花たち

 アメリカでは、家族内で支持する政党が違うということがあると聞いたことがある。家族同士でお互いの考えを尊重し合えば、問題はないかもしれないが、そうでなければ一体どうなるのであろうか。想像を超えるようなことである。

 大統領選を見ていても、相手の悪口を言い合い、分断が深まるばかりで良い結果につながっていかない。本来の民主主義(相手の考えや立場が自分と違っていても、それを尊重する)からは離れるばかりとなる。

 日本の家族、友達、近隣住民とほとんど話し合わない(政治的関心が低い)のも問題だが、アメリカの相手を攻撃するだけの民主主義も相当問題がある(トクヴィルの描いたタウンミーティングとは大いに違っている)。



 若者たちの間での民主主義についての考えがかなり違うことを書いた玉川徹編著「強健に「いいね!」を押す若者たち」を紹介しよう

 若者たちの間で、旧安倍政権や自民党に対する支持が高いことは知っていた。その理由は国民の多数が選んだ政権だからだそうだ。野党は彼らの間で全く評判が悪く、反対しているばかりで、何の対抗策も示さず、時間の無駄というばかりである

 国民の支持により政権をとったのだから、国民は従うのが当然だろうというのである。そして外国の独裁政権(例えば軍事政権)に対する評価が意外と高いのである

 子ども、若者たちの間では、いや大人達の間でも日本では違う意見を言うことがはばかれる。こうした環境ではこの圧力から逃れることはかなり難しくなるのは当然である。

 私たちは、今一度民主主義とは何なのか考えて見る必要に迫られている。

  ※関連する過去のブログ記事
   20.4.12 「経済の不調がもたらすもの」 「強健に「いいね!」にも収録されているヤシャ・モンク「民主主義を救え!」を紹介した
   20.11.14「アメリカの民主主義」


 



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