城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

参議院選挙迫る 19.7.16

2019-07-16 20:00:02 | 面白い本はないか
 昨夜、個人演説会に参加した。もちろん、自主的ではなく迫られてである。では、退屈であったかというと、結構面白かった。ひな壇に並んだ地元選挙区の国会議員、県会議員、各業界団体の代表者が順番に参議院候補の応援をしていく。さすがに、場数のせいか能力のせいかわからないが、話のうまい人が多い。民主党の悪口を皆さんおっしゃる。では政府与党は何も悪くないのであろうか。そんな筈はない。バブルを発生させ、その処理を大きく間違えた。現在の日本の衰退ぶりの何割かは確実に責任があると思うのだが。小選挙区の導入で政治家の劣化ぶりが話題になる。しかし、党執行部の権力が強くなりすぎて、その意向に従わざるを得ないことが劣化の原因と思えなくもない。個人的に見ると皆さん大変優秀と思えるのだが。

 今政府は投票率を大変気にしているようである。このため、期日前投票をするよう大号令がかかっていると聞く。各議員には、割り当てがあるようである。確かに、50%台の投票率では勝利したとしても、説得力はない。しかし、選挙に行きたいと思わせてくれるような政策を掲げる政党はあるのだろうか。日本新党とか民主党とか一時期有権者の期待を持たせてくれた政党はあったが、今はない。

 橋本健二「新・日本の階級社会」を読んだ。イギリスのような階級意識を伴うような階級が日本に存在するのかよくわからないが、この著者によると、資本家階級(経営者・役員)、新中間階級(被雇用の管理職・専門職)、労働者階級(被雇用の単純事務職・販売職・サービス職等)、この労働者階級の中に非正規労働者(著者は後にこのクラスを「アンダークラス」としている)、旧中間階級(自営業者、家族従業者)の4階級がある。この階級毎に例えば「自己責任という概念の受容度」「支持政党」等を比較している。

 このうち支持政党を見てみると、1995年と2015年で比較すると、自民党支持率は富裕層で32.6%→37.4%、相対的富裕層21.8%→28.0%、相対的貧困層22.7%→23.6%、貧困層23.5%→20.9%となり、所得の高い層が支持する傾向が一段と強まっている。さらに格差意識と支持政党を見ると、自民党支持者では18.2%が強い格差拡大意識を持ち、民進党では38.8%、公明党では35.4%、共産党では42.6%、支持政党なしでは29.1%。自己責任の受容、所得再分配でも大きな違いがある。さらに排外主義、軍備重視は自民党支持者でその傾向が高い。著者が気になる傾向としてあげているのが、新中間階級と正規労働者が、貧困層に対して冷淡であり、アンダークラスに対して敵対的であることである。(各種データを見ると自民党と公明党の違いぶりが際立っている。自民党の暴走に歯止めをかけるのは今や公明党しかないないのか。)

 今や政党も有権者の支持を得るために、マーケティング理論を重視しているようである。このため、適当に有権者の心をつかむようなポピュリスト的(大衆迎合的で先のことなど考えていない)な政策を繰り出す。こうなるとますます政党間の違いは分かりづらくなる。この党が本当は何を考えているのかわからなくなる。(ひょっとしたら深く考えていないのかもしれないが)
こう考えると選挙に行く気はますます失せて来るのである(残るのは惰性?)。
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朝収穫の枝豆を味わう 19.7.10

2019-07-10 18:08:40 | 野菜作り
 昨日の記事の続きを少し。補強した鹿柵は破られていなかった。しかし、単に昨夜は我が畑にお出ましにならなかっただけのことだと思う。また、大玉スイカを今日の昼に食した。たなが落ちている(収穫時期が遅れた)が、十分な甘さとしゃきしゃきした食感を味わうことができた。

 今朝、定番のトマト、ナス、キュウリ、インゲンとともに収穫したのが、枝豆。既に何年も作っているが、今年は実が多く付いている上に、豆が三つ揃っている鞘が多い。また、いつも待ちきれなくて早めの収穫となってしまう結果、豆が十分充実していなかった。枝豆の収穫時期が二週間と言われている(遅くなると薄い皮が豆を覆う)ので、つい焦ってしまう。さらに、収穫した枝豆は足が速く、時間がたつとおいしさが劣化する。理想的には、朝収穫した枝豆は、その日のうちに食べるのがベスト。今朝収穫した枝豆は約1kgでいつも山でお世話になるEさんにお裾分けした。

 


 上の写真の枝豆の半分約250gを今日の3時頃から、まず塩味が浸透するよう鞘の両端を切った。次にボールで塩10gで塩もみし、1リットルの沸騰したお湯に30gの塩とともに投入。約4分程度煮立てて、笊にあける。その後扇風機で冷ます。これで枝豆のおいしさが引き立つ(この食べ方はネットで調べた)。冷凍の枝豆とは全く異なる味を堪能することができた。

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スイカ収穫の楽しみ 19.7.9

2019-07-09 22:01:38 | 野菜作り
 野菜ではないが、収穫を最も楽しみにしているのがスイカ。毎朝、株や果実が元気にしているか気にかかる。今春、大玉1株、中玉2株、小玉2株を植え付けした。そのうち中玉は途中で枯れたが、7月2日小玉を初収穫した。

 重さ1.9kg この品種の名前は「飛行船ラルク」、ここのところおなじみの品種 さて、その味だが少し早かったせいか、いつもの甘みが足りない

 7月8日に大玉を収穫した。

 重さ7.8kg 大玉にしては早い収穫 まだ、食べていないので、味はわからない

 7月9日残った中玉の株が枯れてきた。長雨にやられたらしい。昨年も同じような時期に枯れ、残った未熟なスイカを家人に文句を言われながら食べた。今年もまだ収穫には早いのが残ってしまった。小玉と大玉の株は今のところ元気。

 同じ9日の朝、鹿よけのための簡単な柵が押し倒されていた。被害はないかと見て回ると、時期をずらして植えたキュウリの先が食べられているのを見つけた。

鹿が少し押せば倒れるくらいの柔な柵に添え木をした。これで効果があるかは明日以降に判明するだろう。
さらに、キュウリのまわりを少し囲ってみた。
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雨の金草岳 19.7.6~7.7

2019-07-07 20:27:20 | 山登り
 茅葺きの家に前泊し、翌日金草岳の登山をする計画。着いてみれば、私が最後に到着したことがわかり、少し恐縮する。宿泊にお声がかかったのは、いずれもE氏の幅広い交友を物語るお人ばかり。基本は山登り、特に沢登り大好き人間が多い。いずれも輝かしい?登山歴の方々ばかり。各自持ち寄った酒により開演、自己紹介、W氏によるギターの生演奏などが夜遅くまで続く。

 ギターを弾くW氏 高い声が魅力
 茅葺きの家は、広い三和土があり、そこに囲炉裏がしつらえてある。煤で黒光りする太い柱はこの家の歴史を物語ってくれる。懐かしい蚊帳も用意されている。まるで子どもの頃に戻ったような感覚になる。囲炉裏ではE氏お得意の地獄うどんの準備が始まる。大鍋で乾麺を湯がく一方で、各自の食器にはねぎ、水炊きのさば(缶詰)、醤油、一味。各自食器にうどんを入れて食べる。私は、門入のI氏宅で一度食べているが、素朴だが旨い。徳山の名物料理だと聞く。


 宿泊の翌日、冠山峠に私を含む4人で出発、私以外は初めての金草岳。峠の途中から、ガスが立ちこめ、雨も降っている。峠には既に、2台の車が停まっていたが、1台は中で天候の様子待ちのようである。雨具を着て、7時15分出発。前半は登るというより、900m付近まで下る行程。雨のため、登山路はきわめてスリップしやすくなっている。この緊張が意外と疲れさせる。水場標示のある手前で休憩ののち、ここからが登り。晴れていれば、快適な稜線歩きが楽しめるはずだが、何も見えない。白倉岳の手前で連れがアザミに来ていたスズメバチ?に刺された。9時38分金草岳の山頂に到着。


雨がやんだのので、随分と早い昼をとる。
 この山の特徴は、帰りに長い登り返しがあること。このため行きも帰りも時間がほとんど変わらない。数組のパーティに出会う。雨も完全にやんだようだ。峠に戻ると10台程度の車が停まっていた。ほとんどは冠山に向かっているようだ。山を下りると青空が広がっていた。

 ガマズミ 登山路脇に一杯見かけた

 ミヤマシシウド

 シモツケソウ

 イブキトラノオ




 金草岳コースタイム 冠山峠7:15→金草岳9:38~10:03→峠12:13</font>
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