2019年7月7日(日)
男岳への稜線から女岳と馬場の小路を望む
2日目(7/7)朝。 今回の宿は朝食を食べなければお弁当を作ってくれる、などのサービスはなかったので、遠慮なく早く起きて出発した。 5:30から交通規制がかかる八合目までの林道を5時前に通過し、八合目の駐車場に車を停めた。 八合目避難小屋や車中泊の方もいたが、4割ほどの入り。 車を降りると風が強く、時折雲も押し寄せとても寒い。 持ってきた薄手のパーカーとレインウェア上着を着こみ、汗とり用に首に巻いた手ぬぐいは保温用になっていた。
5:15ごろ出発。 登るにつれ周囲の雲は無くなり雲が流れれば遠くの見晴らしも良い。 基本的には天気は良さそうだが、山頂部の雲はどうも取れにくい感じ。 風は相変わらず強く、しばらく登っていると時折陽も射すので暑くなりパーカーは脱いだ。
昨日戻ったあたりでまた男女岳山頂部の雲が切れた。
昨日の成果で、この辺まではあまりしゃがみこむことなくサクサクこれた。
振り返りトレイルの奥に乳頭山、の瞬間を狙ったつもりがすぐに雲で隠れてしまう。
左奥の方には八幡平が見えているのかな。
雲が出ていたので花は瑞々しい。
エゾツツジは毛深いのでこんな風になってしまう。
この日も田沢湖が良く見える。
雲が流れて男岳も見えてきた。 このまま晴れるといいなぁ。
ベニバナイチゴ
木道の始まり。 ここから浄土平に向かうがやっぱり雲が多い。
晴れそうにもなりましたが、ここからはどんどん雲が濃くなってゆき
風も強いので寒くなり再びパーカーを着こむ。 雨が降っていないだけましだけど。。。
雲でカメラの湿気が心配になるほどだが、あからさまに濡れるほどではない。
ミヤマウスユキソウがとてもたくさん咲いていた。
ムシトリスミレも終盤の様相だが、これほどたくさん咲いているのは初めて見た。
これからヨツバシオガマもたくさん咲きそうだ。
かなり濃い雲に包まれ、阿弥陀池は見えず。
それでも浄土平ではたくさんの花が咲き、
風待ちしながらの撮影だったのでとても寒くなってしまったのだけど、
時間を掛けてたくさん撮ってしまった。
イワイチョウ
7時ちょっとすぎだが2時間くらい歩いたし、とても寒くなったので阿弥陀池の避難小屋でおやつにした。
2015年、ここで途方に暮れていたことを思い出した。 辺りは真っ白、風も強かったので、
またあの時のように馬場の小路に下りられないかも、と少し思っていた。
山梨から来たというご家族とお話ししながらおやつを食べた。
「前日に八幡平に行ったが、とてもきれいだったので行くといい」と勧められた。
いつか行けるといいなぁ。 さて、外に出てみよう。
水場を覗いたりしていたら遠くから「わぁ~!」という声が聞こえた。
空が一気に晴れてきた!
小屋も男女岳も見えてきた!
一面のミヤマダイコンソウとエゾツツジ
相変わらずの木道。
左は馬の背から男岳。
馬の背~男岳の鞍部に登る。
青空が続いている!
鞍部から男岳方面への稜線は馬場の小路から吹き上げてくる強風がものすごい。
左右急な崖、足場は時折岩を乗り越えたり登ったりしなければならないので、注意が必要。
時折岩の陰で低い姿勢になり安全確保。
こんな素敵な稜線なのだが、よろけるほど風が強く、
一瞬で真っ白になり先が見えないほどの雲が押し寄せるときもあった。
けれど雲が切れればこの景色!
男岳山頂と~ちゃ~く!
お社の背後から失礼します。 なぜなら正面から撮ると背後は真っ白。w
男岳の向こう側、女岳噴火時の溶岩とそれをせき止めたような金十郎尾根がすごい。
風は強かったが、雲が晴れ、日差しのもと歩くことができて良かった。 強風の中また来た尾根を戻るので注意が必要だが、近くの人が「ムーミン谷は風が強くなかった。」と話しているのが聞こえた。 慎重、安全第一だが、早く馬場の小路でお花撮影がしたい。 チングルマ、ヒナザクラはまだ咲いているかな。。。
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