宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「悲しみ支え合う社会を」-日航機墜落35年、大島花子さん(坂本九さんの長女)が語る

2020年08月12日 | 未来社会へのプロセス

「しんぶん赤旗」12日付に、坂本九さんの長女・大島花子さんの発言が掲載されました。坂本九さんが35年前の日航機事故で亡くなられたことは多くの方が記憶にあると思います。しかし、ご遺族のことは、私は全くと言っていいほど知りませんでした。栗田敏夫記者は同紙の編集局で長く働いていた方で、いろいろお世話になっている方です。

 大島花子さんは11歳のときに、日航機墜落事故で父坂本九さんを失いました。大島花子さんの発言の一部を紹介させていただきます。

「新型コロナウイルス感染拡大のもとで、予定していた講演やコンサートがすべて中止となってしまいました。今は、配信ライブなどを模索しています。~中略~ 歌を生で届けたい、ということを大切にしてきた私にとって厳しい日々です」

「音楽とか芸術活動のともしびがこのまま消えてしまうのではないかという心配がありました。そういう状況だからこそ、歌いたいし、歌を多くのみなさんに届けていきたいという思いがかえって強くなりました。とはいえ、正直歌う気分にはなれない自分がいました」

【「上を向いて歩こう」を動画に撮り、ネットに】

「でも、医療の最前線でがんばっている友人がいたり、仕事を失った方がいたり、自分のためでもあったのですが、『上を向いて歩こう』を動画に撮り、ネットにあげました」

「父の代表作ともいえる歌です。私にとって大事な曲です。コンサートでは毎回のように歌っている曲なんですけど、簡単に歌える曲じゃない。大切すぎて、私なりに覚悟を持って歌いました。たぶん100回ぐらい撮り直ししました。家の狭い窓から広い空を見上げて、いろんなことを思いながら過ごした日々の思いを刻んでいきました」

「父の死は、35年たった今も受け止められないでいます。そのことに関しては、ずっと感情をマヒさせてきたのかもしれません。とにかく、父の死は計り知れない衝撃だっただろうと思います。ある意味、焼け野原のような心だったのかもしれません。傷が深いだけに、悲しみとか残酷さより、命の尊さ、希望、生きる力を伝えていきたいと考えています」

 大島花子さんの記事は、10面に続いています。是非、全文を多くの方にお読みいただきたいと思います。