千住真理子さんのチャリテイーコンサートに行ってきました。東日本大震災に心を痛めていらしゃて自分にできることはなにかと考えたら音楽で被災者の方々の癒しになればと、今回のコンサートでは昨年震災の後から弾きたいと思って暖めていた曲をと「祈り」をテーマにした物が多くありました。
真理子さんが言われるのにはクラッシック音楽は何百年もの歳月、悲しみの人に喜びを、傷ついた人に慰めを与えてきました。それらの名曲は私たちに生きる希望と生命力をもあたえてきました。
一曲一曲にご本人からの解説があり、いままでクラシック音楽のストーリー性は難しいものでしたが、満席の会場は「うんうん」と言う息づかいも聞かれるような雰囲気に包まれながら真理子ワールドに引き込まれていきました。
♪千住真理子セレクト特別プログラム♪
バッハ アリオーソ
バッハ/グノー アベマリア
シューベルト アベマリア
サン=サーンス アベマリア
カッチーニ アベマリア
カザルス 鳥の歌
ベートーベン 悲愴
-------------休憩--------------
賛美歌 アメイジング・グレイス
リスト 慰め
ホルスト ジュピター
ポンセ エストレリータ
ドビュッシー 月の光
サラサーテ チゴイネルワイゼン
チゴイネルワイゼンはあまりにも有名なので、出だしでわかるのですが、真理子さんは、この曲はバイオリンの魅力を余す事なく右手左手を駆使して、バイオリン全体を使っているので、耳で聞くだけでなく楽器をみつめてほしいとのことでした。
映像でみる真理子さんの演奏スタイルが前からとっても好きでしたが、この曲を弾く時は、真理子さんとバイオリンが一つになっていました。
またストラデイバリウスのお話も、300年前につくられて、これから100年か200年かは活躍してくれるそうです、
「木 」ですから生きていますので、命があります、とも
この木は家具等にも使われ今はないそうです。
初めて聴くストラデイバリウス、もちろん音も姿も光り輝いていました。私にとってまたと聴くことやほんものを見る機会は無いであろう素晴らしい姿に釘付けでした。
私たちに何かできること、それはこのような素晴らしい音楽を聞ける幸せを被災地に届けたいと募金をしました。
いつまでも鳴り止まない拍手にアンコール2曲、深紅のドレスににっこり微笑んだ彼女の姿にこの日は幸せを感じながら、ほぼ満月の明かりの中を家路に.......
冷たい雨に耐えながら
豊後梅の開花も間近です。
ごきげんよう!