中秋の名月を楽しみにしていましたが、今日も曇り空でお月見が出来そうにありません。
でも夕方ウオーキングで確実に秋がやってきているのがわかります。
山上憶良の歌に「秋の野にさえたる花を指おりかきかぞうれば七草の花、
ハギが花、オバナ、クズ花、ナデシコの花、オミナエシ、
またフジバカマ、アサガオノ花」
と 言うのがありますが、その美しい山野に咲く花がウオーキングの道路ふちを楽しませてくれます。今少し早いかなというくらいですが、我が家の庭にもそろそろ咲き始めた彼岸花が秋の訪れを感じさせてくれます
そうそう、歌の中にあるアサガオとはききょうのこと、オバナはススキ、ハギは山萩、
クズ(葛)我が家の裏山に沢山自生しています。
花はこんなに美しい! これが他の木に絡まってくるくる蔓で垂れ下がっている様は花が降ってきそうな感じです。
博学者の夫によると、この根っこがとろみの材料で葛粉になる。
かーさんはこの葛粉を使っています。
でも、じゃがいもから採ったデンプンを葛粉として売っているし、お値段も高いですし、
「じゃ〜、これを採って売ったら、良い値がつくのじゃない」とかーさん
「とんでもない、大きいもので一メートルある根っこを採るのは素人は容易ではない」と
そうなんだ!こうして良いものがだんだんと廃れていくのですね。
秋の七草を論じていて、だんだん」と良いものがなくなっていく寂しさを感じました。
ごきげんよう!