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麻生総理支持派の投票戦略試案☆「比例区は自民、反麻生の自民候補の選挙区は共産党!」

2009年07月26日 16時53分13秒 | 日々感じたこととか

 


麻生自民党を支持する保守改革派は今度の総選挙で誰に投票すべきなのか。「自民党の候補者に投票すればいいんでないの」という単純な状況ではないことは、多くの保守改革派の方が感じておられる<現実>でしょう。このイシューに関して少し考えてみました。ポイントは、何がこの投票選択を難しくしているのか、です。ここに試案を提示します。

政党の呈をなしていない民主党

組織の呈をなしていない自民党


そして、

宗教団体のような政党の社民党

政党のような宗教団体の公明党


畢竟、現下の自民党の苦戦の原因はその政策にあるのではない。民主党の荒唐無稽な<政策>などより、自民党のそれが遥かに現実的であり、中庸を得たものであることは子供でもわかる。ならば、現在の自民党の苦戦の原因は、自民党のあり方、すなわち、自民党的な政治の仕方への不満にある。確かに、民主党に不安はあるものの、もし、今回も与党が勝った場合、その所属議員が自己の保身と栄達に汲々としていて、到底組織の呈をなしていない自民党流の政治スタイルが今後も続くかと思うと暗澹たる気持ちになる。そう多くの有権者が感じていることが自民党が極めて劣勢に陥っている現下の情勢の根本的原因ではないか、と。そう私は考えています(尚、子供でもわかる民主党の政策の危険性・荒唐無稽さに関しては下記にURLを記した拙稿を参照ください)。


・民主党に投票するのはチョット待って! 政策をよぉーく比べてみよう♪
 http://blogs.yahoo.co.jp/higashidake/60080105.html

 

他方、

政党の呈をなし組織の呈をなしている唯一の政党=共産党


共産党は、(我々保守改革派が到底容認できるはずもないその主義主張は別にして)この国の政治の再生、畢竟、ワイドショーのコンテンツに堕した政局でもなく、言葉狩り遊戯でもない、また、教条や独善でもない、理性的な討議を尽すプロセスで、この社会を統合し、もって、公的で権力的な利害の調整と紛争の解決を行なう<政治という文化制度>の再生において(反麻生の自民党候補者のいる選挙区においては)真面目な選択肢になりうると私は思います。

再度記しますが、我等が麻生総理率いる自民党の現下の苦戦の原因は、政策にではなく政党の体質にある。それは、逆に言えば、組織の呈をなしている政党が政策本位の論戦を通して、この国の意志を統合する、そうあるのが当然の政治の復権を有権者・国民が願っていることの裏面でもあろう。

ならば、個々の政策の内容が今回の総選挙における候補者選択に占め比重は相対的に低くなり、①政党の組織の健全性と組織力(例えば、自党の総裁を公然と批判し嘲笑して、あろうことか、「自分独自のマニフェストで選挙を戦う」などとのたまう、組織原則を理解しない元閣僚などが存在しないこと)、②その「政党」がトータルの国政、就中、安全保障政策・経済政策・社会保障政策・国家の社会統合に関して整合的で統一的な政策を持っているかどうかという<形式的な基準>が相対的により大きな比重を占めるのではないか。そう私は予想しています。
    

而して、麻生自民党が死中に生を求めるには、

(甲)仕込みとしての、民主党の政策の徹底的批判

(乙)自民党を組織の呈をなさなくした、反麻生勢力の粛清


この(甲)(乙)の両者の併用が不可欠ではないでしょうか。では、一人の有権者として、我々麻生総理断乎支持の保守改革派はどのような投票行動を示すべきなのか。私はそれは以下の如きものではないかと考えました。

いずれにせよ、梅雨も明け、本当の夏が来る。暑い夏こそ熱いお茶と熱い行動が身体にも精神にも心地よい。そんな日本の夏の総選挙。自民党の逆転勝利、あるいは、来たるべき政界再々編において保守改革派が主導的ポジションを取れるような選挙結果を出せるよう、各自が各自の持ち場で微力を尽しましょう。

б(≧◇≦)ノ ・・・夏が来る! 暑い夏がきっと来る!

б(≧◇≦)ノ ・・・麻生総理支持派はこの暑い夏こそ熱くなれ!

б(≧◇≦)ノ ・・・麻生総理断乎支持! 頑張りましょう!








麻生総理支持派の選挙区の投票先決定フローチャート

●比例区は、絶対、自民
●反麻生の自民候補が出る選挙区が問題


反麻生の自民候補が出る選挙区の投票をどうすべきか?

当然、民主は論外。

維新政党新風の候補は原則いない、また、遊んでいるのではないのだからこれらは問題外の外。蓋し、「燃えない火」や「無効な憲法」が形容矛盾のように、而して、「力は正義」ではないにせよ「力の乏しい政治」は無意味であり、よって、その主義主張に関係なく、新風や幸福実現党その他の諸派は、今次の<政権選択の選挙>、すなわち、「政治の再生と政界再々編のための総選挙」においては、土台真面目な選択肢にはなりえない。

これに加えて、保守系無所属候補、就中、平沼系の候補者に対する投票は麻生総理への批判ととられかねず、また、投票意図を誤解される白票は最後の手段。これらの投票結果を、反日マスメディアが己に都合のいいように解説し、そのお抱え「識者」がその線で講釈を垂れるのは今から目に浮かぶ! そして、「政策ではなく政治の仕方」を巡る自民党に対する批判票で民主党は議席を伸ばしたにすぎない現実をより明確にして、政界再々編に向けて民主党にもプレッシャーをかけたい・・・・。よって、そのフローチャートは、
    

●選挙区の投票先決定フローチャート
(1)反麻生派の選挙区
武部・加藤・中川・古賀の4元幹事長、鳩山弟、そして、塩崎・山拓2世・清水鴻一郎の選挙区→(こやつらが当選しそうなら、あえて民主!)>共産党>(共産党候補がいなければ)白票 

(2)麻生総理に批判的/独自のマニフェストを掲げた立候補者の選挙区
→共産党>(共産党候補がいなければ)白票

(3)麻生総理に選挙応援を依頼しなかった等、失礼のあった立候補者の選挙区
→白票

(4)上記以外の選挙区(特に、神奈川9区等、裏切り者の自民党離党組が出る選挙区)→自民


而して、

比例は自民、反麻生の選挙区は共産党!




【応用問題1:神奈川9区】
・事実の概要:
今回、共産党は選挙区での立候補者を絞ったものの幸いに共産党の候補も立候補予定。他に、麻生総理に土壇場で後ろから弓を引いた前自民党議員、圧倒的に選挙に強い民主党候補(民主党神奈川県連会長・松沢しげふみ神奈川県知事の同志)、そして、自民党の新人が予想される選挙区。

・結論:
自民党候補に投票!

・理由:
上記フローチャートの(4)。そして、精神としては(1)を適用。この裏切り者の山内康一氏が当選する可能性は極めて低く民主党候補に投票するに価しない。また、勘違い王子の渡辺喜美氏の「政党」(「穴の開いた救命用たらい」とも言う)から出馬することも考えられるが、比例区での復活当選の可否は、God only knows.
     

【応用問題2:東京12区】
・事実の概要:
自民党の候補は不在、公明党の太田代表、民主党の青木愛参議院議員と共産党候補が立候補予定。他に、そこそこ有力な保守系無所属議員が立候補する可能性も皆無ではない。

・結論:
共産党候補に投票!

・理由:
自民党候補がいない以上、今次の総選挙の最大の争点である「組織の呈をなしている、政党の呈をなしている政党かどうか」に基づき投票選択すべき。そして、保守改革派のそのような投票行動は、政界再々編にむけて(国家の存続において死活的に重要な安全保障政策や皇室のあり方についてさえ)政策が異なる公明党と円満離縁か、少なくとも、是々非々のクールな(醒めた&大人らしくカッコイイ)関係に両党が入る契機になるかもしれない。

それに、共産党候補の池内さおりさんは、時東ぁみちゃん、真鍋和ちゃんに匹敵する「眼鏡っ娘」でKABUの好みだから。というのは半ば嘘で、私も駒込や王子で彼女の街頭演説を聞いたことがあるけれど、(その空想的平和主義や左翼的社会政策は噴飯ものなのは仕方がないとしても)その言語運用の技量は中の上で合格点。特に、その真摯さと率直さ、26歳の若さに似合わず剛直で太っ腹な所がスピーチに品格を与えている。ちなみに、アメリカの大学でも私がデベートやパブリックスピーチで「中の上:B+」以上をつける学生は100人に7-8人しかいません。まして、日本の政治家なんか(笑)。詳細は下記、池内氏のオフィシャルブログ参照。
     
・池内さおりの活動日誌
 http://www.kyoukita.jp/cp-bin/blog/






【参考記事】


・麻生内閣メルマガ紹介☆総選挙に臨む麻生総理の真意と闘志(上)(下)
 http://kabu2kaiba.blog119.fc2.com/blog-entry-556.htm

・「正義論」からの帰結☆鳩山弟、そこまで言うなら自民党を離党せよ!
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/7f209c6d0d3532622173d0bc024ecb40

・書評☆佐藤優『国家論』
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/a50b65a89acc7882b6533d237724d25d

 

 ・保守主義の再定義(上)~(下)
  http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11145893374.html


・保守主義とは何か(1)~(6)
 http://kabu2kaiba.blog119.fc2.com/blog-entry-474.html


・読まずにすませたい保守派のための<マルクス>要点便覧(1)~(8)
 http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11139986000.html



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