小室直樹さんが亡くなられたとのこと。結構その著作を読んできた者としては少し寂しい気持ちになりました。ということで、この機会に<小室直樹>という表象を契機に私の心に紡ぎ出された諸々の事柄を書いておく。本稿はそんな「随想」にすぎません。一面識もなかったけれど、私は世の読者を二つに分ければ間違いなく小室直樹ファンに属しており、そして、おそらく四つに分けても一番上に属する小室ファンだと思い . . . 本文を読む
【ブリューゲル『盲人の寓話』1568年】
「盲人が盲人を手引きするなら、彼等はみんな穴に落ち込むであろう」
(マタイによる福音書,15章14節)
今回の中国との衝突は
果たして本当に解決に向かっているのでしょうか?
これで尖閣諸島周辺で不法操業の漁船を発見しても、
海上保安庁もうかつには手を出せないことになってしまいました。
それどころか下手すると、
向こうが日本に手を出してくるかも . . . 本文を読む
ブログ友のJodyさんの記事を転載させていただきます。今般の「尖閣問題」を巡っては、民主党政権の拙劣な対応振りに悲憤慷慨する声はよく見聞きするのですが、このJodyさんの主張のように、「自分自身もこれだけの事を覚悟する。だから国も、政府も、きちん対応してください」という主体性のある建設的な意見を寡聞にして知らないように思います。
而して、この記事の底に横たわる姿勢と美意識こそ、
吾・唯・ . . . 本文を読む
◆防衛大学学園祭
現在、公私多忙というか多難ではあるけれど。今年(2010年)は防衛大学の学園祭に行こうと思っています。海外出張とか缶詰研修の統括とかがない限り、大体、毎年行っていた。私にとっては年中行事みたいなものだった。国防の第一線を担おうとする若者と身近に接することができるのは実に愉快だし、こちらも元気をもらえるから。けれど、けれど、・・・。
昨年は行けず、ブログ記事を読み返して . . . 本文を読む
今般の尖閣問題では日本外交の拙劣振りに唖然として言葉を失った向きも少なくないのではないでしょうか。では、どうすれば日本外交の再生は可能か。あくまでも、あらゆる予断を断ち切り、かつ、眼前の事実を踏まえながら理性の赴くまま恒久平和実現の道を思索した、カントの『永久平和のために』の顰に倣いこのことを考えてみました。 ポイントはサッカー日本代表の強化策とパラレルなの、鴨。 要は、 システムへの新基 . . . 本文を読む
【解題】ブログ友のPONKO姉さんの記事『私だったらとルーピーハトヤマ』の転載。保守系最大ブログから転載しても情報拡散的には無意味ですが、今のこの社会の薄汚れた薄っぺらさの記録として転載させていただきました。それにしても、日本国民の怒りが、対支那外交での「弱腰=理屈が通らない妥協」に起因することを理解できず、支那との間で波風を起こさないことがベストと考えている節のあるこの元首相の状 . . . 本文を読む
本稿は新聞報道のスクラップと簡単な解題を付した過去記事URLリストです。
よって、全く目新しい主張内容はありません。
ただ一つ、
「この事態を鑑みれば、可及的速やかな憲法の改正、あるいは、アメリカの51番目の州へのこれまた可及的速やかな格上げの実現が望まれる。その際、普天間基地問題を見ても、膨大なる見返り予算をもらいながらも「やらずぼったくり」を繰り返し、かつ、独立もしくは支那への併合を望 . . . 本文を読む
高橋哲哉さんは<哲学者>を名乗っておられる。確かに勤務先大学でも「哲学」を講じられ、そして、若い頃から廣松渉さんのサークルに属しながら、ほぼ一貫してフランスの現代思想を中心に<哲学>を研究してこられたのだろうから、まあ、彼が<哲学者>を名乗っても経歴詐称ではないだろう。些か、「張子の虎」の気配を感じなくもないとしても。しかし、「哲学と言ってもいささか広うござんす」である。そして、他の科学や政治的な . . . 本文を読む
国際法上、それが日本領であることに全く疑問の余地のない尖閣諸島。その近辺で惹起した現下の「尖閣問題」に関しては、皆様ご案内の通り、支那は(世界中の支那通の<期待>を裏切らない)非常識な反応を示しているようです。而して、いかにすれば「尖閣問題」は速やかに解決可能なのか。このことを読者の皆様と一緒に考えてみたいと思います。 まず支那政府の直近のアクションの確認。 ◎「無条件釈放しかない」中国外 . . . 本文を読む
皇紀2670年、平成22年、そして、西暦2010年の秋分の日の前日、今日、皇紀2670年、平成22年、そして、西暦2010年の9月22日、姉妹ブログ、Yahoo版-海馬之玄関ブログは延べ60万人目のお客様をお迎えすることができました。ブログ友には予めご通知してきましたように、事情があり、また、思う所もあり、この春から夏にかけては「冬眠」ならぬ「春眠&夏眠」に入っていた中での到達。まだ、本格復帰に . . . 本文を読む