ある国家が分裂した場合、分裂前の元の国の憲法はその離脱した地域にとっては単なる「古新聞」にすぎません。それは、--例えば、連邦離脱の手続規定が憲法典に定められており、かつ、事態の進行がその規定に粛々と従ったようなケースではない、そう、今般のクリミア自治共和国の独立とロシアへの併合のようなケースは--立憲主義の否定ではなく<憲法>や<法>自体の限界というべきもの。 だから、そのような事態を避けようと . . . 本文を読む
【龍、あるいは、紙と竹の作り物、そして、観光資源にして大牟田市民の誇り大蛇山】朝日新聞を開けば、「実質的な憲法の番人だった内閣法制局が政治に従属することは立憲主義の蚕食」、あるいは、「集団的自衛権の行使の容認は解釈改憲ではなく憲法の改正によって行うのが筋」とかの意味不明な主張が珍しくありません。 うみゅー、「憲法の番人」て何? それ美味しいの?要は、「内閣法 . . . 本文を読む
ニューヨークタイムズの記事や社説などは、日本のスポーツ新聞程度のもの。うにゃ、以下、鴨。と、そのことが露呈した有名な社説を紹介します。正直、解題は不要でしょう。そう、安倍総理は一度も「南京大虐殺がなかった」などとは言っていない、そして、安倍内閣は「河野談話の作成過程の検証をする」と言っているのであって「河野談話を撤回する」とは(まだ)表明していないのだから。而して、歴史認識を巡る問題--ニュ . . . 本文を読む
朝日新聞2014年2月19日に面白い記事が掲載されていました。前口上抜きに要約転載。←手抜きではありません。「反知性主義」への警鐘「反知性主義」という言葉を使った評論が論壇で目につく。・・・政治的な問題発言が続出する現状を分析・批判しようとする意図が見える。「嫌中」「嫌韓」「反日」--首相の靖国神社参拝や慰安婦問題をめぐり日・中・韓でナショナリステックな感情が噴き上がる現状を、週刊現 . . . 本文を読む
【社説が書かれた2月9日の豊葦原之瑞穂国の夕日】
ファイナンシャルタイムズ社説を紹介します。出典は「Abe’s nationalism takes a worrying turn:ナショナリズムに向かう安倍首相の憂慮されるべき軌道修正」(February 9, 2014)です。ファイナンシャルタイムズの著作権を配慮してリリースから1カ月後の . . . 本文を読む