英語と書評 de 海馬之玄関

KABU家のブログです
*コメントレスは当分ブログ友以外
原則免除にさせてください。

アメリカでは「厨房」も体得する保守主義の要諦!

2009年03月10日 10時50分09秒 | Weblog
  ここに紹介するのは、先日、2009年2月27日にCPAC(Conservative Political Action Conference)で行なわれたスピーチ。講演者は13歳の Jonathan Krohn 氏("Define Conservatism"『保守主義の定義』の著者)です。カリフォールニア在住のブログ友ラミさんの情報では、このYoutube 動画は現在アメリカでもかなり話題にな . . . 本文を読む

麻生太郎『とてつもない日本』に迸る保守主義の政治哲学

2009年03月09日 12時24分56秒 | 書評のコーナー
麻生総理の著書『とてつもない日本』(新潮新書・2007年6月)を読み返してみました。来るべき衆議院総選挙(および、来年の参議院選挙)でその大勢が決まるだろう政界再編の帰趨を考えるためにもう一度読んでおきたいと思ったからです。蓋し、「非自民」や「反自民」という否定的な媒介項にせよ、来たるべき政界再編の軸となり向こう4年から5年の(2013年の参議院選挙、あるいは、衆参同日選挙の結果にそれが順接す . . . 本文を読む

「あしながおじさん」を貫く保守主義の人間観

2009年03月08日 15時03分55秒 | 書評のコーナー
ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』『続あしながおじさん』(“Daddy Long Legs,” 1912:”Dear Enemy, ”1915;以下、前者を「DL」、後者を「DE」と略記)は20世紀初頭のアメリカ社会に対する批判の書であると同時に、アメリカ人が規矩準縄とした当時の世界認識の枠組みを色濃く反映した作品だと思います。後者に関しては科 . . . 本文を読む

温故知新:「あしながおじさん」を貫くアメリカ保守主義の精神

2009年03月03日 08時40分38秒 | 書評のコーナー
ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』(Jean Webster, “Daddy Long Legs,” 1912)は20世紀初頭のアメリカ社会においては、ある意味、一種の「社会主義」を勧奨するパンフレットだった。そう言っても満更間違いではないと思います。 1919年と1920年に各々確定するアメリカ憲法修正18条(所謂「禁酒法」)と同修正19条「婦人参政権規定」を巡 . . . 本文を読む