英語と書評 de 海馬之玄関

KABU家のブログです
*コメントレスは当分ブログ友以外
原則免除にさせてください。

鳥飼玖美子『TOEFL・TOEICと日本人の英語力』

2005年07月31日 13時30分13秒 | 英語教育の話題
  ◆『TOEFL・TOEICと日本人の英語力 資格主義から実力主義へ』 鳥飼玖美子(講談社現代新書・2002年4月)本書は鳥飼玖美子さんの警醒慷慨の書です。鳥飼玖美子さん(立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授)と言えば、私の世代の者には、バイリンガルのカワイイ&カッコイイお姉さんという印象が強い;誤解と後難をおそれず申し上げれば、アグネスチャンさんとあまり変わらない一種の . . . 本文を読む
コメント (2)

『娘たちと話す左翼ってなに?』のあとがき書評

2005年07月30日 15時31分11秒 | 書評のコーナー
◆『娘たちと話す左翼ってなに?』 アンリ・ウェベール著、石川 布美訳(現代企画室・2004年11月)本書の内容は可もなく不可もなくだったけれど、島田雅彦さんのあとがきというか解説「サヨクについて、息子との対話」(同書125~131頁所収)が面白かった。『優しいサヨクのための嬉遊曲』の作者はそこでこう述べられています。(以下、引用開始)---パパはサヨクなの? ウヨクなの?サヨクだよ。その前に教養人 . . . 本文を読む
コメント (2)

西尾幹二『ヨーロッパの個人主義』

2005年07月28日 13時06分43秒 | 書評のコーナー
◆『ヨーロッパの個人主義 人は自由という思想に耐えられるか』  西尾幹二(講談社現代新書・1969年1月) 講談社現代新書のロングセラーの一つ。1969年1月の出版以来、36年間読み続けられているものです。現在、新しい歴史教科書を作る運動の中心人物の一人としての方が有名な著者の西尾さんも、本書出版時は34歳の新進気鋭の若手研究者でした。 本書は、書かれた当時と現在とでは随分と違う受取ら . . . 本文を読む
コメント

so serious と too serious の違い

2005年07月27日 16時36分33秒 | 街は英語教育の素材の宝庫
  英語のネーティブスピーカーの先生方への指示書を書いていてふと気になったことがあります。「このマニュアルに書かれていることはあくまでも教える上でのガイドランです。つまり、一字一句このマニュアル通りにレッスンをする必要はありませんし、貴方が担当されている生徒の英語力が順調に伸びないようなら、このマニュアルに従うべきでもありません。そのような場合には、教務担当のアドバイザーにご相談くださ . . . 本文を読む
コメント (2)

本多勝一『日本語の作文技術』

2005年07月27日 14時35分05秒 | 書評のコーナー
◆『日本語の作文技術』  本多勝一(朝日文庫・1982年1月 朝日新聞版は1976年に出版) <発売中> よく「文は人なり」と言いますよね。世にワープロソフトも行き渡り<コピー&ペースト>も容易になった現在では、個人の生計や生涯を左右するほどの重大な意味が文章作法にあるとは思えませんが、それでも「社会人になってどんなスキルが最も役に立ち、何をもっとうまくなりたいと一番思いますか」と尋ねられて、英 . . . 本文を読む
コメント

AVとは何か? AVを通して日本の今を考える

2005年07月27日 12時33分59秒 | 表現とメディアの話題
昔、アラブの偉いお坊さんが、じゃなかった。昔、東京大学の偉い憲法の先生が、「その出版物が猥褻物かどうかを基準にして、行政や警察の取締りが違憲であるか合憲であるかを区別するなどというのは論外だ! 何故なら、最大の(?)猥褻物は男にとっての女であり、女にとっての男だからだ」、とおっしゃいました。彼と私の憲法理解のスタンスはかなり異なっているけれど、昔から私は結構この大先生好きです。そう。憲法擁護のなん . . . 本文を読む
コメント

お気に入りの作家を軸にマンガの可能性を考える

2005年07月27日 10時50分33秒 | 表現とメディアの話題
私はマンガが好きだ。奥様の寛子ちゃんもマンガが大好きだ。つまり、我が家はみんなマンガ好きです。マンガなんか単に楽しめればいいのでしょうけれど、マンガに理屈はいらないのでしょうけれど、時々、何でこんなにマンガは素晴らしいのか考えないではない。お気に入りの漫画家:諸星大二郎・森雅之・岡崎二郎・西岸良平さんなどの作品を思い浮かべながらマンガの素晴らしさ(=パワー)とその可能性について考えてみます。台風一 . . . 本文を読む
コメント

ケセン語訳・福音書に共感♪

2005年07月26日 16時12分17秒 | 言葉はおもしろいかも
昨年の春、新聞に「ケセン語で福音書完訳」という記事が掲載されていました。朝日新聞平成16年4月28日夕刊。岩手県大船渡市在住の内科医、山浦玄嗣さん(64歳)がこのほど4年がかりで新約聖書の4福音書を「ケセン語」に翻訳されたという記事(以下引用開始)。 「ガリラヤの田舎で育ったイエスは、きっと方言で話したはずだ。だったら、方言の方が似合う」と思った山浦さんには、標準語訳の聖書は、直訳過ぎで分かりづら . . . 本文を読む
コメント (1)

マンガは素晴らしい。マンガは人類の文化遺産だ!

2005年07月26日 15時02分20秒 | 表現とメディアの話題
◆マンガは素晴らしい  KABUはマンガが好きです。寛子さんもマンガが大好きです。この春にBLOGを始めたのも、実は、「BLOGというツールはサブカルチャー評論、特に、マンガ評論と相性がいいんじゃない」と漠然と思ったのが大きい。マンガは素晴らしい。マンガは人類の文化遺産だ! と、テンションは高いのですがのっけから予防線を二つ。まず、「マンガとは何か」「どんな表現をさしてマンガと呼ぶんですか」とい . . . 本文を読む
コメント (2)

懐かしい英語教材(7) 『Cliffs TOEFL Preparation Guide』

2005年07月21日 18時15分28秒 | 英語教材の話題
◆Cliffs TOEFL Preparation Guide (Michael A. Pyle & Mary Ellen Mun Page, Cliffs Notes)(1991年  初版は1982年3月) <絶版・ネットでは入手可能> 本書はTOEFL(Test of English as a Foreign Language:英語が母語ではない方が米英の大学院・大学学部・短大等に留学 . . . 本文を読む
コメント (1)