英語と書評 de 海馬之玄関

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Fantastic!――「風立ちぬ」が映す米英リベラルの歪んだ日本理解(上)

2013年08月27日 14時56分21秒 | 英字新聞 de 政治経済
現在、米英のリベラル派の目には<日本>はどう映っているのか。それが垣間見える記事を目にしました。Financial Times(FT)の「Japan’s culture warriors enlist an emblem of the imperial past」(By David Pilling, August 16, 2013)。 宮崎駿さんの「風立ち . . . 本文を読む

靖国<不戦勝>の安倍総理の作戦勝ちに歯ぎしりする海外報道紹介(1)

2013年08月26日 18時58分26秒 | 英字新聞 de 政治経済
2013年夏の終戦記念日、安倍総理は靖国神社参拝を見合わせました。妥当な選択だったと思います。なぜならば、これにより、集団的自衛権を巡る政府解釈の是正、教科書検定における所謂「近隣諸国条項」の撤廃、憲法改正に向けた(国民投票の有権者年齢の引き下げを含む)立法措置、あるいは、国際基準とより整合的で社会的にも合理的な「積年平準の低線量放射線被曝許容値」の大幅な引き下げ等々、重要さにおいては「首相の . . . 本文を読む

戦争責任論--語るに落ちた朝日新聞の社説--(下)

2013年08月15日 23時12分10秒 | 日々感じたこととか
畢竟、カール・ポパーの<歴史主義批判>、すなわち、歴史に普遍的な法則性を見出すマルクスやヘーゲル、社会契約論や天賦人権論の如き立場に対するポパーの原理的な批判を想起するとき、また、E.H.カー『What is History?』(Macmillan, 1961:清水幾太郎訳『歴史とは何か』(岩波新書・1962年3月)の中の例えば、「「歴史とは何か」に対する私の最初のお答えを申し上げることにしましょ . . . 本文を読む