■内田<靖国考>の要旨内田さんの論旨は明快です。すなわち、(α)構造改革は国民の階級分化をもたらす(β)階級分化に付随する社会不安を防ぎ、外交において日本がリーダーシップを取れるためには、国民の一体感と国論の統一が不可欠である(γ)構造改革を推し進め、不可避的な国民の分裂を惹起しながら、国民の一体感を獲得するには天皇カードは有効である(&delta . . . 本文を読む
天皇を政治利用して恥じることのない民主党。就中、小澤一郎幹事長の「天皇は内閣の命令に従っていればいいのだ」とばかりの不遜な言動を踏まえて、民主党政権下における天皇制のあり方、すなわち、グローバル化する時代の天皇の意味について考えてみたいと思いました。思索の補助線は、神戸女学院大学の内田樹さんが8年半前にご自身のブログに書かれたテクスト。小泉純一郎元首相の内閣総理大臣として最初の靖国神社<前倒し参拝 . . . 本文を読む
今年は仕事の都合もあり頻繁に地元の麻生図書館を利用させてもらいました。この1年間の感謝を込めて3年半前に書いた関連記事の転記とあわせて、今年1年間、麻生図書館を利用して感じたことなどをまとめておきたいと思います。尚、麻生図書館の特徴については下記本シリーズ記事の後段を参照ください。・ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」: 小田急沿線自然ふれあい歩道-百合ヶ丘駅~新百合ヶ丘駅コース+麻生図書館編 . . . 本文を読む
本書、中村澄子『1日1分レッスン! TOEIC Test』(2005年1月・祥伝社黄金文庫)は、現在まで後続の書籍が5冊出版されている「1日1分レッスン! TOEIC Test」6冊シリーズの巻頭を飾る一書です。本書を最初に読んだ時、私は盲点を突かれたような衝撃を受けました。これは今までのTOEIC対策本とは小さなポイントだけれども決定的に異なっているのではないか、と。
このブログでも何回か書 . . . 本文を読む
バンクーバーオリンピックの女子フィギュアスケート日本代表が決まりました。安藤美姫・鈴木明子、そして、浅田真央の三選手。日本選手の中では私が応援している中野友加里さんは惜しくも落選。日本人としては浅田、安藤、鈴木の三選手にはベストを尽して欲しいと思わずにはいられません。しかし、実は、私がバンクーバーオリンピックで本当に応援しているのはキムヨナ(金妍児)選手。キムチは大好きだけれど韓国があまり好き . . . 本文を読む
今日を入れて2009年もあと4日です。少し早いですが、今年下半期の自薦エントリー記事をリストアップします。今年は、ある意味、それが歴史的必然だったのか、しかし、間違いなく短中期的には日本国と日本国民に災厄をもたらす<民主党政権>が誕生した年になりました。
冷戦構造の崩壊から既に20年。蓋し、戦後の「55年体制」と言われるこの国の社会構造が変わらなければグローバル化の昂進著しい世界との競争に日 . . . 本文を読む
天皇陛下と支那の習近平国家副主席の会見に端を発した民主党の小澤一郎幹事長の「天皇は内閣の命令に従っていればよいのだ」ばりの不遜な発言もあり、現行憲法秩序における天皇制の意味が人口に膾炙しているようです。 小澤氏は、12月14日の記者会見では、憲法では「国事行為は、内閣の助言と承認で行われる。天皇の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認ですべて行われる。それが日本国憲法の理念であり、本旨である」と . . . 本文を読む
民主党政権による教育破壊政策が現実味を帯びている現在、おそらく、その政策が復活されるであろうあの「ゆとり教育」を今反芻しておくことは意味があるのではないか。そう考えています。以下はその反芻の嚆矢。蓋し、ゆとり教育路線の前提には3個の誤算があった。これらの誤算ゆえにゆとり教育は、実は、一部保守改革派も支持する雄大な構想を持ちながらも「砂上の楼閣」終ったと私は考えています。
■子供達の学業負 . . . 本文を読む
普天間基地の移設に関して「決めないことを決めた鳩山由紀夫首相」に対してアメリカが不信感を募らせている。連日そう報道されています。確かに、共和党支持であるか民主党支持であるかを問わず、つまり、ウォールストリートジャーナルもニューヨークタイムズも、また、保守とリベラルを問わずアメリカのほとんどのシンクタンク、すなわち、ヘリテージ財団もCAPも、鳩山民主党政権に対しては極めて厳しい目を向けている。実 . . . 本文を読む
保守とは何か? 「権力=憲法」の万能感を民主党と共有する憲法無効論の如き「社会主義」は論外として、また、「支那との国交断絶は可能」「核武装すれば日本の安全保障は格段に強化されアメリカからも自立できる」と考える国粋馬鹿右翼的発想でもなく、この国の現実政治において保守とは何を目指す運動であり思想なのか?
畢竟、保守再生のためには何が必要か、而して、その手順は? そもそも、保守主義とは何なのか? . . . 本文を読む