アメリカの自動車産業が隆盛を極めた時代の中心地、その象徴としてデトロイト市があった。デトロイト市はアメリカの自動車産業の凋落の中で、債務超過となり財政破綻に陥いる。2013年7月に連邦破産法9条の適用を申請した。負債総額は180億ドルを超えた。その時、財政再建のためにデトロイト美術館のコレクションを売却する案が俎上に上った。読後にネット検索して調べてみて当時の報道記事も入手できた。この事実を当時はそれほど意識していなかったことを再認識した。
100ページ弱のこの中編小説はその時の状況、事実を背景にして紡ぎ出されたフィクションである。コレクションの売却という案は撤回され、デロイト美術館が独立行政法人として存続できるようになる緯を点描風に描き出す。ここでは4人の主な登場人物の視点でその経緯を点描として織り込みながら、DIAと主な登場人物の関わりが生まれ、描かれていく。その関わり方を通してデトロイト美術館の存在価値が浮彫にされていく。
この小説ではポール・セザンヌの描いた≪マダム・セザンヌ≫という絵がデトロイト美術館を象徴的する作品として登場する。本書の末尾には、カバーの挿画の題としてなぜか≪画家夫人≫と訳されている。デトロイト美術館の公式サイトで所蔵品を調べてみると本文での表記と同じ≪マダム・セザンヌ≫である。デトロイト美術館関連の紹介記事をいくつかみると、特にこの作品が際だって面にでてくることはなかった。小説を書くにあたり、著者が意識的にこの絵を一つの象徴としてクローズアップしたのだろう。ゼザンヌの絵は、日本の読者にはゴッホの絵と同様に親しまれているということが考慮されたのかもしれないし、著者の好みの反映かもしれない。この作品は、ここに登場する人々をリンキングしやすい結接点としてうまく機能している気がする。
さて、この小説は4章から構成されている。フレッド・ウィル、ロバート・タナヒル、ジェフリー・マクノード、が順次各章の主要人物として登場し、最後にダニエル・クーパーが登場する。そして、人々の繋がりができていく。
この小説には本文に出てくる次のフレーズが創作のモチーフにある気がした。最初に引用しておきたい。
「DIAのコレクションになっているアートを『友だち』と呼び、美術館は『友だち』の家」(p84) ⇒DIAはデトロイト美術館(DETROIT INSTITUTE OF ARTS)の略称。
「ほんとうに困っているときには手を差し伸べる。理由なんかいらない。躊躇する必要もない。だって、友だちなんだから--。」(p85)
「文化財たるアートは、デトロイト市民の、もっといえばアメリカ国民のものである。これを散逸させ、国外に流出させてしまっては、国益も損ないかねない」(p89)
このストーリー、登場人物のアートへの情熱が涙を誘う。美術愛好家には一読の書といえるのではないか。その展開プロセスは興味深く読める構想になっている。
章毎に簡単な読後印象をご紹介しておこう。
第1章 フレッド・ウィル ≪妻の思い出≫ 2013年
まず美術愛好者の登場。フレッド・ウィルは自動車産業の業績悪化で13年前に40年も溶接工として勤めた自動車会社を解雇された年金生活者。レイオフされた後、妻のジェシカに「あなたがリタイアして、時間にも心にも余裕ができたら・・・・あたし、一緒に行きたいと思ってたの。デトロイト美術館へ」と語りかけられる。そして、ジェシカと美術館通いを始めたフレッドは美術愛好者となる。フレッドはDIAでセザンヌの描いた≪マダム・セザンヌ≫と出会う。
フレッドが亡くなった妻のこと、DIAに通うようになった経緯とDIAのことを語る。そして、≪マダム・セザンヌ≫を友だちと感じ、またこの≪マダム・セザンヌ≫にジェシカの面影を重ねている己の思いを語る。
美術愛好者が美術館に寄せる思い、美術館を媒介にして思い出を語る口調が心をなごませてくれる。
第1章末尾の一文は、新聞報道の見出しである。「デトロイト市財政破綻 DIAのコレクション 売却へ」
第2章 ロバート・タナヒル ≪マダム・セザンヌ≫ 1969年
デトロイトの資産家で、社交界で美術品のコレクターとして認識されていたロバート・ハドソン・タナヒル自身の回想である。ロバートは亡くなるまで、≪マダム・セザンヌ≫を自宅リビングの一等地に飾り、この絵を愛した。ロバートは、≪マダム・セザンヌ≫を初めて目にし、セザンヌの作品を介して、18,19世紀のヨーロッパ美術のコレクタ-からモダン・アートのコレクターに転換していく経緯を回想する。ロバートはDIAに己の収集品を寄贈する有力なサポーターだった。
コレクターであるロバート・タナヒルの≪マダム・セザンヌ≫への思いが語られていく。ロバートの死後、その遺志により≪マダム・セザンヌ≫がDIAの一室の壁に掛けられることになる。
DIAが秀でたコレクションを所蔵することになる一側面を描き出している。コレクターの存在と寄贈という側面が美術館にとって一つの重要な要素であることをこの章は物語っているといえる。
DIAの公式サイトを見ると、この≪マダム・セザンヌ≫には、「Credit Line」の項に「Bequest of Robert H. Tannahill」と表記されている。「bequest」 は「遺贈」を意味する。 つまり、実在した人物が伝記風にフィクションとして描き込まれているのだろう。
第3章 ジェフリー・マクノイド ≪予期せぬ訪問者≫ 2013年
DIAのコレクションを売却するというニュースを新聞報道で知ったDIAのキュレーター、ジェフリー・マクノイドの驚天動地と苦悩の心境を描き出して行く。彼は≪マダム・セザンヌ≫に思い入れがあった。ジェフリーはパリ大学でフランス近代美術史を学び、セザンヌの作品を研究対象にしていた。サンフランシスコ近代美術館のアシスタント・キュレーターに就職した後、DIAにキュレータとして転職してきた人物。
ジェフリーの目を通して、デトロイト市が財政危機に陥った状況や美術品売却が俎上に登っている事実とその背景、市の退職公務員の年金支給問題などが描き込まれていく。そして、その渦中でのキュレーターの悩みを描く。予期せぬ訪問者とはフレッド・ウィルのことである。
フレッドの行動、その行為と彼の語る言葉が読ませどころとなる。ジェフリーはたぶんモデルになるキュレーターがいるだろうが、ここではフィクションとして創造された人物と私は思う。
第4章 デトロイト美術館 ≪奇跡≫
デトロイトのダウンタウンにあるセオドア・レヴィン連邦裁判所での美術品売却問題に関する重要な会議を焦点としながら、その前後の経緯を含めて描かれて行く。裁判官ダニエル・クーパーが、4人目の主な人物としてここに登場する。彼はデトロイト市と債権者たちの間に立つ主席調停人としてこの会議の進行役を担う。ジェフリーはダニエルに頼まれて、彼のすぐ後の席でこの会議を傍聴する立場になる。
デトロイト市の財政破綻の状況が明らかにされ、ダニエルがある提案をしていく経緯が描き込まれていく。そして、会議の結論をジェフリーが真っ先に知らせたい人物はフレッドだった。二人のメール交信が続く。
これも事実を踏まえながら、登場人物はフィクションを交えて描かれているようだ。
この章に出てくる「グランド・バーゲン」という解決プランは、後掲のリストの一記事に記されていて実際の話なのだ。そのアイデアは「破産宣告を出した連邦政府の下級裁判所判事、ジェラルド・ローゼン氏」だそうである。
事実とフィクションを巧みに織り交ぜて、美術愛好者たちの交流の深まりが描き出されている。アートへの様々な人々の愛が、デトロイト美術館の美術品売却を阻止し、美術館の存続という奇跡を生み出したのだ。
これはデトロイト美術館の誕生から苦境を乗り越えて現在に至る美術館歴史物語である。物言わぬ美術館の代わりに、それぞれに立場が違うがアートが大好きという人々がそれぞれの視点から行動し、DIAを浮彫にする物語である。
デトロイト美術館、できればいつか行ってみたい美術館がまた一つ増えた。
本書は「芸術新潮」(2016年5月~8月号)に連載され、2016年9月に単行本として出版された。
ご一読、ありがとうございます。
本書に関連する事項で関心を持ちネット検索した事項で主なものを一覧にしておきたい。
デトロイト :ウィキペディア
破産を乗り越えて「再生」へ向かう都市、デトロイトの現在──新たな文化の誕生と、立ちはだかる課題 :「WIRED」
民間投資か゛牽引する「破綻都市・テ゛トロイト」の再生 2017.6.21 :「SB」
DIA DETROIT INSTITUTE OF ARTS 公式ウエブサイト
ポール・セザンヌ マダム・セザンヌ 1886-1887 油彩画
デトロイト美術館 :ウィキペディア
Detroit Institute of Arts From Wikipedia, the free encyclopedia
米デトロイト美術館、市の財政破綻で存続の危機 2013年10月28日:「AFP BB News」
デトロイト美術館展に見るアメリカの底力 青野尚子 :「pen」
デトロイト美術館:65,000点以上の美術品を収蔵!アメリカ屈指の規模を誇る美術館
:「Travel Book」
デロイト美術館展(2016年) 大阪市立美術館 :「閑人の美術館目次」
ポール・セザンヌ :ウィキペディア
ポール・セザンヌの作品一覧 :ウィキペディア
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その点、ご寛恕ください。)
こちらの本も読後印象を書いています。お読みいただけるとうれしいです。
『風神雷神 Jupiter, Aeolus』上・下 PHP
『たゆたえども沈まず』 幻冬舎
『アノニム』 角川書店
『モダン The Modern』 文藝春秋
『翼をください Freedom in the Sky』 毎日新聞社
100ページ弱のこの中編小説はその時の状況、事実を背景にして紡ぎ出されたフィクションである。コレクションの売却という案は撤回され、デロイト美術館が独立行政法人として存続できるようになる緯を点描風に描き出す。ここでは4人の主な登場人物の視点でその経緯を点描として織り込みながら、DIAと主な登場人物の関わりが生まれ、描かれていく。その関わり方を通してデトロイト美術館の存在価値が浮彫にされていく。
この小説ではポール・セザンヌの描いた≪マダム・セザンヌ≫という絵がデトロイト美術館を象徴的する作品として登場する。本書の末尾には、カバーの挿画の題としてなぜか≪画家夫人≫と訳されている。デトロイト美術館の公式サイトで所蔵品を調べてみると本文での表記と同じ≪マダム・セザンヌ≫である。デトロイト美術館関連の紹介記事をいくつかみると、特にこの作品が際だって面にでてくることはなかった。小説を書くにあたり、著者が意識的にこの絵を一つの象徴としてクローズアップしたのだろう。ゼザンヌの絵は、日本の読者にはゴッホの絵と同様に親しまれているということが考慮されたのかもしれないし、著者の好みの反映かもしれない。この作品は、ここに登場する人々をリンキングしやすい結接点としてうまく機能している気がする。
さて、この小説は4章から構成されている。フレッド・ウィル、ロバート・タナヒル、ジェフリー・マクノード、が順次各章の主要人物として登場し、最後にダニエル・クーパーが登場する。そして、人々の繋がりができていく。
この小説には本文に出てくる次のフレーズが創作のモチーフにある気がした。最初に引用しておきたい。
「DIAのコレクションになっているアートを『友だち』と呼び、美術館は『友だち』の家」(p84) ⇒DIAはデトロイト美術館(DETROIT INSTITUTE OF ARTS)の略称。
「ほんとうに困っているときには手を差し伸べる。理由なんかいらない。躊躇する必要もない。だって、友だちなんだから--。」(p85)
「文化財たるアートは、デトロイト市民の、もっといえばアメリカ国民のものである。これを散逸させ、国外に流出させてしまっては、国益も損ないかねない」(p89)
このストーリー、登場人物のアートへの情熱が涙を誘う。美術愛好家には一読の書といえるのではないか。その展開プロセスは興味深く読める構想になっている。
章毎に簡単な読後印象をご紹介しておこう。
第1章 フレッド・ウィル ≪妻の思い出≫ 2013年
まず美術愛好者の登場。フレッド・ウィルは自動車産業の業績悪化で13年前に40年も溶接工として勤めた自動車会社を解雇された年金生活者。レイオフされた後、妻のジェシカに「あなたがリタイアして、時間にも心にも余裕ができたら・・・・あたし、一緒に行きたいと思ってたの。デトロイト美術館へ」と語りかけられる。そして、ジェシカと美術館通いを始めたフレッドは美術愛好者となる。フレッドはDIAでセザンヌの描いた≪マダム・セザンヌ≫と出会う。
フレッドが亡くなった妻のこと、DIAに通うようになった経緯とDIAのことを語る。そして、≪マダム・セザンヌ≫を友だちと感じ、またこの≪マダム・セザンヌ≫にジェシカの面影を重ねている己の思いを語る。
美術愛好者が美術館に寄せる思い、美術館を媒介にして思い出を語る口調が心をなごませてくれる。
第1章末尾の一文は、新聞報道の見出しである。「デトロイト市財政破綻 DIAのコレクション 売却へ」
第2章 ロバート・タナヒル ≪マダム・セザンヌ≫ 1969年
デトロイトの資産家で、社交界で美術品のコレクターとして認識されていたロバート・ハドソン・タナヒル自身の回想である。ロバートは亡くなるまで、≪マダム・セザンヌ≫を自宅リビングの一等地に飾り、この絵を愛した。ロバートは、≪マダム・セザンヌ≫を初めて目にし、セザンヌの作品を介して、18,19世紀のヨーロッパ美術のコレクタ-からモダン・アートのコレクターに転換していく経緯を回想する。ロバートはDIAに己の収集品を寄贈する有力なサポーターだった。
コレクターであるロバート・タナヒルの≪マダム・セザンヌ≫への思いが語られていく。ロバートの死後、その遺志により≪マダム・セザンヌ≫がDIAの一室の壁に掛けられることになる。
DIAが秀でたコレクションを所蔵することになる一側面を描き出している。コレクターの存在と寄贈という側面が美術館にとって一つの重要な要素であることをこの章は物語っているといえる。
DIAの公式サイトを見ると、この≪マダム・セザンヌ≫には、「Credit Line」の項に「Bequest of Robert H. Tannahill」と表記されている。「bequest」 は「遺贈」を意味する。 つまり、実在した人物が伝記風にフィクションとして描き込まれているのだろう。
第3章 ジェフリー・マクノイド ≪予期せぬ訪問者≫ 2013年
DIAのコレクションを売却するというニュースを新聞報道で知ったDIAのキュレーター、ジェフリー・マクノイドの驚天動地と苦悩の心境を描き出して行く。彼は≪マダム・セザンヌ≫に思い入れがあった。ジェフリーはパリ大学でフランス近代美術史を学び、セザンヌの作品を研究対象にしていた。サンフランシスコ近代美術館のアシスタント・キュレーターに就職した後、DIAにキュレータとして転職してきた人物。
ジェフリーの目を通して、デトロイト市が財政危機に陥った状況や美術品売却が俎上に登っている事実とその背景、市の退職公務員の年金支給問題などが描き込まれていく。そして、その渦中でのキュレーターの悩みを描く。予期せぬ訪問者とはフレッド・ウィルのことである。
フレッドの行動、その行為と彼の語る言葉が読ませどころとなる。ジェフリーはたぶんモデルになるキュレーターがいるだろうが、ここではフィクションとして創造された人物と私は思う。
第4章 デトロイト美術館 ≪奇跡≫
デトロイトのダウンタウンにあるセオドア・レヴィン連邦裁判所での美術品売却問題に関する重要な会議を焦点としながら、その前後の経緯を含めて描かれて行く。裁判官ダニエル・クーパーが、4人目の主な人物としてここに登場する。彼はデトロイト市と債権者たちの間に立つ主席調停人としてこの会議の進行役を担う。ジェフリーはダニエルに頼まれて、彼のすぐ後の席でこの会議を傍聴する立場になる。
デトロイト市の財政破綻の状況が明らかにされ、ダニエルがある提案をしていく経緯が描き込まれていく。そして、会議の結論をジェフリーが真っ先に知らせたい人物はフレッドだった。二人のメール交信が続く。
これも事実を踏まえながら、登場人物はフィクションを交えて描かれているようだ。
この章に出てくる「グランド・バーゲン」という解決プランは、後掲のリストの一記事に記されていて実際の話なのだ。そのアイデアは「破産宣告を出した連邦政府の下級裁判所判事、ジェラルド・ローゼン氏」だそうである。
事実とフィクションを巧みに織り交ぜて、美術愛好者たちの交流の深まりが描き出されている。アートへの様々な人々の愛が、デトロイト美術館の美術品売却を阻止し、美術館の存続という奇跡を生み出したのだ。
これはデトロイト美術館の誕生から苦境を乗り越えて現在に至る美術館歴史物語である。物言わぬ美術館の代わりに、それぞれに立場が違うがアートが大好きという人々がそれぞれの視点から行動し、DIAを浮彫にする物語である。
デトロイト美術館、できればいつか行ってみたい美術館がまた一つ増えた。
本書は「芸術新潮」(2016年5月~8月号)に連載され、2016年9月に単行本として出版された。
ご一読、ありがとうございます。
本書に関連する事項で関心を持ちネット検索した事項で主なものを一覧にしておきたい。
デトロイト :ウィキペディア
破産を乗り越えて「再生」へ向かう都市、デトロイトの現在──新たな文化の誕生と、立ちはだかる課題 :「WIRED」
民間投資か゛牽引する「破綻都市・テ゛トロイト」の再生 2017.6.21 :「SB」
DIA DETROIT INSTITUTE OF ARTS 公式ウエブサイト
ポール・セザンヌ マダム・セザンヌ 1886-1887 油彩画
デトロイト美術館 :ウィキペディア
Detroit Institute of Arts From Wikipedia, the free encyclopedia
米デトロイト美術館、市の財政破綻で存続の危機 2013年10月28日:「AFP BB News」
デトロイト美術館展に見るアメリカの底力 青野尚子 :「pen」
デトロイト美術館:65,000点以上の美術品を収蔵!アメリカ屈指の規模を誇る美術館
:「Travel Book」
デロイト美術館展(2016年) 大阪市立美術館 :「閑人の美術館目次」
ポール・セザンヌ :ウィキペディア
ポール・セザンヌの作品一覧 :ウィキペディア
インターネットに有益な情報を掲載してくださった皆様に感謝します。
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その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)
こちらの本も読後印象を書いています。お読みいただけるとうれしいです。
『風神雷神 Jupiter, Aeolus』上・下 PHP
『たゆたえども沈まず』 幻冬舎
『アノニム』 角川書店
『モダン The Modern』 文藝春秋
『翼をください Freedom in the Sky』 毎日新聞社
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