タイム・マシンで別の時代に飛び込むととか、次元の境界に遭遇して過去の時代に紛れ込んでしまうという類いのストーリーは結構ある。一方で、我々の棲むこの地球という世界とパラレルにほぼ類似の世界がもう一つ存在し、われわれと同じかあるいは近似の生活を営んでいる社会が存在するという伝説をかつて伝聞したことがある。この小説はこちらの伝説を着想の中心に据えて構想された警察小説である。
主人公は志麻由子(しまゆうこ)。由子の父は刑事だった。「ナイトハンター」と名告る連続絞殺事件が発生して、その容疑者が任意同行を求められる直前に首吊り自殺した。それから10年後に、再び連続絞殺事件が発生。今度は凶器に金属製の鎖らしき品が使われた。この事件の捜査中に、由子の父が殉職した。もともと警察官になる気がなかった由子は、その10年後に警察官になっていた。本庁捜査一課に配置され刑事となる。かつて父と警察学校の同期生だった捜一の山岡理事官の引きで、「強行犯」に組み込まれたのである。
20年前の「ナイトハンター」による絞殺手口と一致する女性会社員絞殺事件が発生していた。特別捜査本部が設置されて、由子はその捜査に組み込まれる。そして、20年前の「ナイトハンター」が使った犯行現場を週末に張り込むことになり、公園での張り込み班に由子は組み込まれる。今回はたまたま公園のベンチで由子一人が張り込む事態になった。稲光が走り、雷鳴が伴い、いきなり土砂降りになったとき、何かが頭上をよぎり、喉に巻き付いてきた。「知らないのか、ナイトハンターが帰ってきたのを」と、耳もとで声がつづいた。輪を絞めあげられた瞬間、あたりがまっ白く光り、視界が暗転して、すべてが闇に沈む。
巡査部長で刑事の由子が絞殺死寸前まで追い込まれる場面が冒頭に描写されていく。この冒頭の経緯の中で現実の由子の大凡のプロフィールと状況が描き込まれていて、このストーリーのベースとなる。
由子がはっと気づき体を起こした時に、「けいし」と呼ばれ、眼前に制服姿の男が立っていた。その顔は、半年前に別れた、二歳下の、大学の後輩であり、会社員として転勤で上海に旅だった里貴だった。由子もまた、眼前の男と同じ制服を着ていた。違いは、里貴が警部補、自分は警視の階級章を付けていることである。
ここはどこかと問うと男は答えた。「東京市警本部、暴力犯罪捜査局、捜査第一部、特別捜査課、課長、志麻由子警視の執務室です」と。その男は志麻由子警視の秘書官で木之内里貴だった。今日はいつかという間の抜けた質問に、光和27年7月21日、土曜日だと里貴が答える。また光和の前は承天で、承天52年に戦争が終結し、元号がかわったという答えが返ってきた。
これは夢なのかと当初思った由子だが、自分がなぜかもう一つの世界に投げ込まれてしまった事実を認識せざるを得なくなっていく。巡査部長である自分がこちらの世界では警視という立場に居る。警視という立場で、こちらの世界で起こっている諸問題に対処している由子がいるのだ。己とこちらの由子警視とのギャップを最初に意識する。幸いにして、警視を尊敬してやまない里貴秘書官が由子をサポートし、由子がこちらの現実と問題を認識できるように献身的に協力してくれることになる。
このストーリーは、大凡こちらの世界で起こっていて、由子警視が取り組んでいた問題の解決を主体に展開していく。現実には巡査部長である由子がまさに由子警視として、勇気と知恵を絞って取り組むという展開になる。
ストーリーには3つのテーマが組み込まれていて、それらが問題解決のプロセスで交錯し絡んでいくという側面が出てくる。絡まり始めると俄然ストーリーが急転回していくという面白さである。では、3つのテーマとは何か。
1.こちらの世界で由子警視が目指している懸案事項の解決。
2.由子警視の抱える父娘関係と出生の秘密、志麻家の親族を含めた人間関係の葛藤。
3.由子がこちらの世界から抜け出て、もとの巡査部長・由子の世界に戻れる方法の発見と帰還。
それでは、第1の由子警視が目指している懸案事項とは何か。
光和27年のこちらの日本は統制経済下にあった。電力制限がなされ、食糧品の配給制度が敷かれている。一方、東京市は犯罪者に乗っ取られたかのように、二大闇市エリアが形成されていた。一つはツルギマーケットで、ツルギ会の糸井ツルギが牛耳り、3人の息子たちがその手足となり悪行をこなしている。もう一つは、羽黒組の闇市である。この2つの闇市の商圏が緩衝地帯を設けて併存し、互いに対立している。由子警視は市警本部の特捜隊を指揮して、この2大闇市を牛耳るツルギ会と羽黒組の両方を壊滅させる画策を進めていたのだ。
その一方で、闇市は犯罪者にとり天国であり、この犯罪社会に加担する汚職警官が東京市警の組織内部にもはびこっている。里貴はその筆頭が高遠警視であり、高藤は羽黒組の羽黒と友人関係にあるという。その高遠警視は組織犯罪課の長なのだ。
東京市警には8人の警視がいるが、腐敗しているか無気力な警視ばかりで、由子警視がその中で孤軍奮闘し、警察組織の浄化を併せて試みようとしてきたという。
由子は里貴に案内されて私服で闇市の現状視察にまず出向いていく。だが、それが契機となり、由子は羽黒組の組長である羽黒にまず会う決心をした。それは由子がこちらの世界の現実を知る端緒となる。闇市の商圏とその世界の人間関係の把握が始まって行く。闇市のそれぞれのトップと会うことで、由子警視がどのように関わりを持ちながら、闇市の壊滅を図ろうとしていたかがおぼろげに見え始めてくる。
第2の問題は、里貴が由子に警視の父に会ってみるべきだと助言することから始まる。こちらの世界の由子警視の父は現在は既に退官しているが、軍人で陸軍参謀本部に属した大佐だった。由子警視の父親は由子と面談すると、由子が警視であるわが娘でないことを見抜き、一方でそれを平然と受け入れる素地を持つ人物だった。
彼は「同じ姿形をした人間のいる、まるで別の世界がある」ということを認識していた。「向こうの世界を知っている人」を知っていると言う。こちらの世界の父親の過去が大きく関わってくることになる。
こちらの世界の父親は、ふたつの世界をいききしている者のことを調べてみると由子に約束する。だが、それはこちらの世界の志麻家の過去を明らかにしていくことになっていく。
第3の問題は、結果的に第1と第2の問題と表裏一体の如くに絡まり合い、接点を持つ。この絡まり方が興味深いところである。このストーリーの構想の巧みさと言えるだろう。
第1の問題に対する解決行動プロセスの中で、由子は糸井ツルギの過去について知ることになる。そこから関圭次と名告っていた人物が浮上し、第3の問題にからむ糸口が現れてくる。第2の問題から、由子と由子警視の父親との対面が重なるにつれ、ふたつの世界のいききの方法の核心が明らかになる。さらに、父親は関圭次なる人物を知っていた。だがそれは、こちらの父親の苦悩を明るみのなかにさらすこととなってしまう。
さて、このストーリーの巧みなところは、こちらの由子警視の世界での第1の問題の解決のプロセスの最終段階で、キーパーソンを逮捕する行動に出る。それが、由子にとっての現実の世界に一旦戻るという転換につながっていく。面白いのは現実の世界に戻りキーパーソンを捉えようとする行動が、再びこちらの世界に舞い戻る結果に転換していく。最後の決着、大団円はこちらの世界で起こる。だが、結果的にこちらの世界に戻った由子は、巡査部長である由子という現実の世界に戻る手段を手に入れていた。
「帰去来」というタイトルは、こちらの世界[由子警視]と向こう(=現実)の世界[由子巡査部長]の両界の間を、帰り去り再び来たるという「いきき」を意味しているのだろう。たぶんこの小説の着想の始まりであり、象徴的語句と言える。
著者は、このいききにいくつかの条件を設定している。それが興味深い点でもある。
「生死にかかわる状況」、「実体化」、「飛ぶことが可能な体質/遺伝」
そして、「時間の流れが歪んでいて、・・・・二つの世界の時間の流れは、いっしょではない」という設定がストーリーづくりの創作性と自由性を確保している。
昔からある伝説を警察小説として巧みに融合したものだと思う。エンターテインメント性を大いに楽しめる作品となっている。
単行本の最後のページ(p546)を引用しておこう。
「腹に力をこめ、いった。泣きだしてしまいそうだった。里貴が退院する前に帰ろうかと決めたのは、だからだ。里貴と離れたくない自分をわかっていた。
だが今日きたことで、決心はついた。
病室をでて扉を閉じた由子は深呼吸した。
明日から自分は、志麻由子巡査部長だ。」
こちらの世界で由子が活躍する上で、ある意味で里貴秘書官の存在が際だっている。「里貴と離れたくない自分」を由子に自覚させるほどなのだから。この脇役の設定がこのストーリーを円滑に進展させているとも言える。読ませどころの一つである。
ご一読ありがとうございます。
徒然にこの作家の作品を読み継いできました。ここで印象記を書き始めた以降の作品は次の通りです。こちらもお読みいただけると、うれしいかぎりです。
『漂砂の塔 THE ISLE OF PLACER』 集英社
『欧亞純白 ユーラシアホワイト』 大沢在昌 集英社文庫
『鮫言』 集英社
『爆身』 徳間書店
『極悪専用』 徳間書店
『夜明けまで眠らない』 双葉社
『十字架の王女 特殊捜査班カルテット3』 角川文庫
『ブラックチェンバー』 角川文庫
『カルテット4 解放者(リベレイター)』 角川書店
『カルテット3 指揮官』 角川書店
『生贄のマチ 特殊捜査班カルテット』 角川文庫
『撃つ薔薇 AD2023 涼子』 光文社文庫
『海と月の迷路』 毎日新聞社
『獣眼』 徳間書店
『雨の狩人』 幻冬舎
主人公は志麻由子(しまゆうこ)。由子の父は刑事だった。「ナイトハンター」と名告る連続絞殺事件が発生して、その容疑者が任意同行を求められる直前に首吊り自殺した。それから10年後に、再び連続絞殺事件が発生。今度は凶器に金属製の鎖らしき品が使われた。この事件の捜査中に、由子の父が殉職した。もともと警察官になる気がなかった由子は、その10年後に警察官になっていた。本庁捜査一課に配置され刑事となる。かつて父と警察学校の同期生だった捜一の山岡理事官の引きで、「強行犯」に組み込まれたのである。
20年前の「ナイトハンター」による絞殺手口と一致する女性会社員絞殺事件が発生していた。特別捜査本部が設置されて、由子はその捜査に組み込まれる。そして、20年前の「ナイトハンター」が使った犯行現場を週末に張り込むことになり、公園での張り込み班に由子は組み込まれる。今回はたまたま公園のベンチで由子一人が張り込む事態になった。稲光が走り、雷鳴が伴い、いきなり土砂降りになったとき、何かが頭上をよぎり、喉に巻き付いてきた。「知らないのか、ナイトハンターが帰ってきたのを」と、耳もとで声がつづいた。輪を絞めあげられた瞬間、あたりがまっ白く光り、視界が暗転して、すべてが闇に沈む。
巡査部長で刑事の由子が絞殺死寸前まで追い込まれる場面が冒頭に描写されていく。この冒頭の経緯の中で現実の由子の大凡のプロフィールと状況が描き込まれていて、このストーリーのベースとなる。
由子がはっと気づき体を起こした時に、「けいし」と呼ばれ、眼前に制服姿の男が立っていた。その顔は、半年前に別れた、二歳下の、大学の後輩であり、会社員として転勤で上海に旅だった里貴だった。由子もまた、眼前の男と同じ制服を着ていた。違いは、里貴が警部補、自分は警視の階級章を付けていることである。
ここはどこかと問うと男は答えた。「東京市警本部、暴力犯罪捜査局、捜査第一部、特別捜査課、課長、志麻由子警視の執務室です」と。その男は志麻由子警視の秘書官で木之内里貴だった。今日はいつかという間の抜けた質問に、光和27年7月21日、土曜日だと里貴が答える。また光和の前は承天で、承天52年に戦争が終結し、元号がかわったという答えが返ってきた。
これは夢なのかと当初思った由子だが、自分がなぜかもう一つの世界に投げ込まれてしまった事実を認識せざるを得なくなっていく。巡査部長である自分がこちらの世界では警視という立場に居る。警視という立場で、こちらの世界で起こっている諸問題に対処している由子がいるのだ。己とこちらの由子警視とのギャップを最初に意識する。幸いにして、警視を尊敬してやまない里貴秘書官が由子をサポートし、由子がこちらの現実と問題を認識できるように献身的に協力してくれることになる。
このストーリーは、大凡こちらの世界で起こっていて、由子警視が取り組んでいた問題の解決を主体に展開していく。現実には巡査部長である由子がまさに由子警視として、勇気と知恵を絞って取り組むという展開になる。
ストーリーには3つのテーマが組み込まれていて、それらが問題解決のプロセスで交錯し絡んでいくという側面が出てくる。絡まり始めると俄然ストーリーが急転回していくという面白さである。では、3つのテーマとは何か。
1.こちらの世界で由子警視が目指している懸案事項の解決。
2.由子警視の抱える父娘関係と出生の秘密、志麻家の親族を含めた人間関係の葛藤。
3.由子がこちらの世界から抜け出て、もとの巡査部長・由子の世界に戻れる方法の発見と帰還。
それでは、第1の由子警視が目指している懸案事項とは何か。
光和27年のこちらの日本は統制経済下にあった。電力制限がなされ、食糧品の配給制度が敷かれている。一方、東京市は犯罪者に乗っ取られたかのように、二大闇市エリアが形成されていた。一つはツルギマーケットで、ツルギ会の糸井ツルギが牛耳り、3人の息子たちがその手足となり悪行をこなしている。もう一つは、羽黒組の闇市である。この2つの闇市の商圏が緩衝地帯を設けて併存し、互いに対立している。由子警視は市警本部の特捜隊を指揮して、この2大闇市を牛耳るツルギ会と羽黒組の両方を壊滅させる画策を進めていたのだ。
その一方で、闇市は犯罪者にとり天国であり、この犯罪社会に加担する汚職警官が東京市警の組織内部にもはびこっている。里貴はその筆頭が高遠警視であり、高藤は羽黒組の羽黒と友人関係にあるという。その高遠警視は組織犯罪課の長なのだ。
東京市警には8人の警視がいるが、腐敗しているか無気力な警視ばかりで、由子警視がその中で孤軍奮闘し、警察組織の浄化を併せて試みようとしてきたという。
由子は里貴に案内されて私服で闇市の現状視察にまず出向いていく。だが、それが契機となり、由子は羽黒組の組長である羽黒にまず会う決心をした。それは由子がこちらの世界の現実を知る端緒となる。闇市の商圏とその世界の人間関係の把握が始まって行く。闇市のそれぞれのトップと会うことで、由子警視がどのように関わりを持ちながら、闇市の壊滅を図ろうとしていたかがおぼろげに見え始めてくる。
第2の問題は、里貴が由子に警視の父に会ってみるべきだと助言することから始まる。こちらの世界の由子警視の父は現在は既に退官しているが、軍人で陸軍参謀本部に属した大佐だった。由子警視の父親は由子と面談すると、由子が警視であるわが娘でないことを見抜き、一方でそれを平然と受け入れる素地を持つ人物だった。
彼は「同じ姿形をした人間のいる、まるで別の世界がある」ということを認識していた。「向こうの世界を知っている人」を知っていると言う。こちらの世界の父親の過去が大きく関わってくることになる。
こちらの世界の父親は、ふたつの世界をいききしている者のことを調べてみると由子に約束する。だが、それはこちらの世界の志麻家の過去を明らかにしていくことになっていく。
第3の問題は、結果的に第1と第2の問題と表裏一体の如くに絡まり合い、接点を持つ。この絡まり方が興味深いところである。このストーリーの構想の巧みさと言えるだろう。
第1の問題に対する解決行動プロセスの中で、由子は糸井ツルギの過去について知ることになる。そこから関圭次と名告っていた人物が浮上し、第3の問題にからむ糸口が現れてくる。第2の問題から、由子と由子警視の父親との対面が重なるにつれ、ふたつの世界のいききの方法の核心が明らかになる。さらに、父親は関圭次なる人物を知っていた。だがそれは、こちらの父親の苦悩を明るみのなかにさらすこととなってしまう。
さて、このストーリーの巧みなところは、こちらの由子警視の世界での第1の問題の解決のプロセスの最終段階で、キーパーソンを逮捕する行動に出る。それが、由子にとっての現実の世界に一旦戻るという転換につながっていく。面白いのは現実の世界に戻りキーパーソンを捉えようとする行動が、再びこちらの世界に舞い戻る結果に転換していく。最後の決着、大団円はこちらの世界で起こる。だが、結果的にこちらの世界に戻った由子は、巡査部長である由子という現実の世界に戻る手段を手に入れていた。
「帰去来」というタイトルは、こちらの世界[由子警視]と向こう(=現実)の世界[由子巡査部長]の両界の間を、帰り去り再び来たるという「いきき」を意味しているのだろう。たぶんこの小説の着想の始まりであり、象徴的語句と言える。
著者は、このいききにいくつかの条件を設定している。それが興味深い点でもある。
「生死にかかわる状況」、「実体化」、「飛ぶことが可能な体質/遺伝」
そして、「時間の流れが歪んでいて、・・・・二つの世界の時間の流れは、いっしょではない」という設定がストーリーづくりの創作性と自由性を確保している。
昔からある伝説を警察小説として巧みに融合したものだと思う。エンターテインメント性を大いに楽しめる作品となっている。
単行本の最後のページ(p546)を引用しておこう。
「腹に力をこめ、いった。泣きだしてしまいそうだった。里貴が退院する前に帰ろうかと決めたのは、だからだ。里貴と離れたくない自分をわかっていた。
だが今日きたことで、決心はついた。
病室をでて扉を閉じた由子は深呼吸した。
明日から自分は、志麻由子巡査部長だ。」
こちらの世界で由子が活躍する上で、ある意味で里貴秘書官の存在が際だっている。「里貴と離れたくない自分」を由子に自覚させるほどなのだから。この脇役の設定がこのストーリーを円滑に進展させているとも言える。読ませどころの一つである。
ご一読ありがとうございます。
徒然にこの作家の作品を読み継いできました。ここで印象記を書き始めた以降の作品は次の通りです。こちらもお読みいただけると、うれしいかぎりです。
『漂砂の塔 THE ISLE OF PLACER』 集英社
『欧亞純白 ユーラシアホワイト』 大沢在昌 集英社文庫
『鮫言』 集英社
『爆身』 徳間書店
『極悪専用』 徳間書店
『夜明けまで眠らない』 双葉社
『十字架の王女 特殊捜査班カルテット3』 角川文庫
『ブラックチェンバー』 角川文庫
『カルテット4 解放者(リベレイター)』 角川書店
『カルテット3 指揮官』 角川書店
『生贄のマチ 特殊捜査班カルテット』 角川文庫
『撃つ薔薇 AD2023 涼子』 光文社文庫
『海と月の迷路』 毎日新聞社
『獣眼』 徳間書店
『雨の狩人』 幻冬舎
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