古巣

哲学堂公園に行った際、東京に出てきて初めて住んだ場所へ
行ってみた。　実は６年前にも一度訪れてみたのだが、その時は
あったのに、今回行くと既に別の建物に建て替えられていた。
また一つ私の青春が消えてしまったな。

時の流れ、やむを得ないとは思うものの、やはり少し寂しい。

哲学堂公園

ポカポカ陽気の先日日曜日。　本当は、ハーレーダビッドソンの試乗会
に行くつもりだったが、朝からアクシデントがあり、すっかり行く気を
そがれてしまった。　でもあまりの天気の良さに誘われ、お散歩に。

２７年ほど前、この公園のすぐ近くで暮らしていた。　２年間も居たのに、
この公園の中には一度も入ったことがなかった。　なぜなのか？　その
理由はわかっている。　当時の私には全く余裕がなかったからだと思う。
常に張りつめていた。　学校に通うために新聞配達をやって、その他に
中華屋さんとマックでアルバイト。　文字通り不眠不休の毎日だった。

そのうえ、音楽活動やら飲み活動やら、たまのデートやらをこなし、公園
でのんびりなんていう気持ちにはなれなかったのだと思う。

初めて踏み入れる公園の中は、それはそれは素敵な空間であった。自動車
や工事の騒音、それから敷地内にある野球とテニス場から聞こえる音、
これらがなければもっといいのだが。

絵を描いている人、昼寝をしている人、ただ歩き回っている人、皆それぞれ
いろんな利用のしかたをしていた。　私は、写真を少し。