手麻利・織子

貴方の思い出を織物をとうして繋いでみませんか。

白い椿が散りました

2020-11-28 10:47:20 | 日記・エッセイ・コラム

 白い椿が散りました 

            

 白椿ちゃんは58歳の若さで逝ってしまいました。

 白椿ちゃんとの出会いは彼女が小学校3年生の時でした。今治沖にある大きな島の小さな町内が私の新採勤務地でした。休日はもちろん時間があれば子供達と遊んでいたが、私の遊び相手は高学年の男子が多かったようなきがするので、彼女との思い出は薄っすらと記憶に残っているくらいだった。素直に育った高校生の彼女から思ってもみなかった提案があった。「我が家に泊まりたい」と。当時の我が家は狭い賃貸マンションでの3人暮らしで私は妊婦、十分なおかまいはできなかっただろうと想像するが、長男とおもちゃで遊んでくれていた映像が薄っすら浮かんできた。その後彼女は青春真っただ中、私も仕事と子育てに悪戦苦闘の日々を過ごしていた。毎年の年賀状に、結婚・出産等等、新しい家族の写真を微笑ましく見ていた。近頃は、NHKのど自慢出場の様子や、御主人の陸上選手として活躍する様子をテレビで拝見することもあった。松山で国体が開催された日、私は彼女達と再会した。45年ぶりだったので不安もあったが、面影は残っていた。幼なじみ〇〇ちゃんも一緒で感慨深く大変嬉しかった。その上県展にも今治から二人駆けつけてくれて、楽しいひと時をすごすことができた。

 私は白椿ちゃんの訃報を新聞で見つける事が出来なかった。後日最後のお別れに今治へ行きます。半世紀もの長い年月を紡いできた縁は、細い糸だった思うけれど、私にとっては深い縁だと感じています。白椿ちゃん会いにゆくからね。

 

 

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