母の刻んだ切干大根
姉より「切干大根煮」が届いた。「お母さんが刻んだ大根よ。これで全部使い切ったから最後のおかず。かみ締めて食べるんよ」と。
母は3年前の9月12日他界した。日常の中に母の存在が薄らいでいることに私は気が付いていなかった。忘れかけていた。だから母は「思い出してね」と空から命日にテレパシーを送ってきたのだと思う。私は、早速遺影とともに本箱にしまっていたミニアルバムを開けお話をした。『石手寺のお山四
国八十八ヵ所をお参りしたんよ。1回目は道に迷ったんよ。2回目は無事お参りが出来お札をいただいたんよ・・・・・。』
大正生まれの凛とした女の生きざま、見習わなければと自分を戒めながら、今夜は「切干大根煮」を肴に、涙をほろ酔い気分でごまかしながら母を偲びます。
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