「未来のだるまちゃんへ」かこさとし
かこさとしさんの人生を知りたいと思い図書館を訪ねた。初めの一行、「敗戦のとき、僕は19歳でした。」日本が180度変わった時代、彼は、社会や大人達に失望憤激し、児童文学を志したそうだ。末っ子の彼は、父親からあまり期待を掛けられず自由に育ち、工夫をする子供だった。ある日、父が川原の「エノコログサ」を取り、「でんぐの鼻だ」と驚かせた。彼のこの思い出が「だるまちゃんとてんぐちゃん」が生まれた原点と思った。彼は本の中に、時々父親が先をこして「おもちゃ」を買って来る事に、おせっかいと感じ喜ぶ事ができなかったと書いている。私も親として子供たちにあれこれ良かれと信じ、与えた品多数経験有。子供たちの反応が少なくかったことに納得させられた。だるまちゃんはてんぐちゃんの持っているを欲しがる。だるまどんはその代用品をありあわせのもので探す。だるまちゃんは不格好な品でも満足して喜ぶ。そんな無欲な日々を過ごしたいと思う。大きくなり過ぎた娘と絵本の思い出を総菜にし、夕食の会話が弾む今宵、ほっこり気分で乾杯です。
バックが出来上がりました。
皮職人の製作
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます