木村健二先生より標記の研究成果報告書(下関市立大学60周年記念事業、ソフトカバー全59頁、2016年3月)を1冊、贈っていただきました。ありがとうございます。
下関に設置されたイギリス領事館の報告書史料を学際的な手法で分担しながら解析して、領事館そのものの歴史とともに、20世紀初頭における下関の歴史像の補完を図ろうとしています。
目次は、以下のとおりです。
木村健二「はしがき」
1.鈴木陽一「イギリス国立文書館について―利用のガイド並びに関門地域をめぐる史料の紹介―」
2.高月鈴世「英国領事館下関設置の経緯とその後の展開」
3.木村健二「日本側史料からみた下関英国領事館設置と下関」
4.「下関英国領事報告にみる下関」
(1) 高路善章「下関領事管轄区1902年度の貿易に関する報告書」
(2) 上倉一男「日露戦争当時の下関と関門地域―戦争の影とコレラ発生と―」
(3) 相原信彦「1906年から1909年における下関の貿易動向」
(4) 西田光一「下関の人々の暮らしと下関の対外的な役割」
なお、山口県下関市に所在する英国領事館については、
http://www.kyu-eikoku-ryoujikan.com/
のHPを参照のこと。