西海(にしがい)賢二先生より標記の会報を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。
この会報には、
西海賢二「史料もて史料を、伝承もて伝承を 文化史学者としての民俗学者―萩原龍夫先生からの指導によせて―」
が掲載されています。萩原達夫先生(1916~1985年)とは、明治大学文学部で教授を務めた日本中世宗教史の研究者であり、民俗学界とのつながりももっています。まず西海先生とのあいだで交わした手紙複数を翻刻しやりとりを紹介したうえで、研究業績を概説しながら、その研究スタンスや後進の研究者に及ぼした影響まで論及しています。