岡本健一郎さんより、標記論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。
タイトルにこそ明記されていないもののこの論文は、対馬藩領漂着朝鮮人の長崎移送を主な対象事例に定めつつ、対馬藩長崎聞役の長崎における活動を、長崎に諸藩が大名屋敷を設置しつづけた理由を念頭に置きながら論じています。それは、私自身が専門的に取り組む研究テーマに直結するものであって、重要な示唆を得ました。実は、今年4月下旬における広島大学大学院時代指導教員の先生の古希祝いの会で座席が隣同士になり最も熱心に話し合ったのが、そのテーマについてだったのです。