田中洋平さんより標記の新刊(四六判ソフトカバー、240ページ、本体1,700円+税)を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。
田中さんは令和元年(2019)、同じ出版社より
を出版し、関東地方をフィールドにしつつ寺院と地域社会の関係史を多面的に検討しています。
これに対して今回は、寺院の経営分析それ自体を目的にしないというスタンスは貫きつつ、江戸時代関東地方で疲弊する寺院の経営にフォーカスしました。こうして見える近世の地域社会像や、寺院を基底とすることで析出される社会経済的な状況を描こうとしています。