2014年5月12日、清文堂出版(大阪市)という出版社から、初の学術研究書(単行本)を出版いたします。
【書 名】
鴨頭俊宏『近世の公用交通路をめぐる情報―瀬戸内海を中心に―』(定価9,800円+消費税)
【内 容】
幕府(中央権力)―藩(地方権力)―地域社会(被支配者層が暮らす郡・町・村・浦など)三者間について国内普遍的なその関係変化の軌跡を描きだしながら日本近世の史的特質を見とおすことを念頭に、公用通行(長崎奉行・漂着異国人長崎移送など)をめぐる”情報”をキーワードとしつつ瀬戸内海のネットワーク像を描きだして、この実態を位置づけようとしてみたものです。
序章・終章を含む本論部分計8章(計331ページ)と、付録(計41ページ)、総ページ数372から成っています。
【目 次】
序 章 本書の目的と構成
第1章 近世公用通行をめぐる情報の研究と本書の位置づけ ―基本用語・フィールド・史料の概要―
第2章 漂着異国人の長崎移送と瀬戸内海域のネットワーク ―幕府海事のネットワークをとおし伝達される場合として―
第3章 長崎上使の下向と瀬戸内海域のネットワーク ―幕府支配の中央から地方へ伝達される場合として―
第4章 長崎上使の帰府と瀬戸内海域のネットワーク ―幕府支配の地方から中央へ伝達される場合として―
第5章 藩の経済的負担をとおして見る瀬戸内海域のネットワーク ―漂着異国人長崎移送と伊予国松山藩領“海の地域社会”―
第6章 分析結果の考察
終 章 本書の結論と研究の展望
【ご購入】
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※現在のところ「Yahoo!ショッピング」のほうが、若干安く購入できます。
少しでも多くの方がたに読んでいただきたく、よろしくお願い申しあげます。