西海(にしがい)賢二先生より標記会報の完成誌を1冊、私へも贈ってくださりました。ありがとうございます。
その67~77頁には、西海先生の《特別寄稿》「石鎚講中参拝記念録に世相を読む(1)―安芸国忠海二窓西山講中の二百六十年に寄せて―」が掲載されています。
寄稿文では、現広島県竹原市忠海町の安芸国西山講中をめぐる参拝記録の帳簿に着目し、この記述が、単に参拝の人員記録・経費ばかりでなく参拝当時の世相(江戸時代における徳川政権のあれこれ、天変地異・物価など)にまで及ぶとしました。そして、手始めに翻刻されたものの一端を紹介しています。