うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

『未来(あした)の物語(はなし)を聞かせて』第3話UPしました。

2024年09月14日 21時24分56秒 | ノベルズ

「おはよう。いや、今から夜だから、おそよう、か。」

そう言って笑うアスラン。

 

コイツ、本当に最近、性格が変わったよな。

さっきだって軍港に着陸した途端

「やったな、カガリ!」

とか、飛び掛かった私を軽々と受け止めたどころか、そのままいきなり私のこと抱き上げて、笑顔見せて。

周りにはメイリンをはじめ、ミリィやサイやチャンドラー2世達だっていたのに。

絶対人目を引くようなことはしない、むしろ目立つことを好まない男だったはず。

一体こいつはどこでどう、性格が180度回頭左ドリフトして見せたんだ!?

 

というかその前に、

「何でお前が私を背負っているんだよ!?///」

気づけば既に夜道は暗いが、アスハ邸に向かっている道だということはわかる。

「どうした?あ、背負うより、お姫様抱っこの方が良かったか?」

背中からアスランの表情は見えないが、声がご機嫌だ。絶対嬉しそうな顔をしているに違いない!

「そういう問題じゃないっ!!/// お前がどうしてここにいるんだ!?」

「何でって、カガリが一向に戻ってこないとマーナさんが心配していたんだ。多分ここだろうと来てみれば案の定、机の上で舟をこいでいる君がいた。一応、戦局は終結したことだし、戦後処理に取り掛かっていたということは想像できたけれど、今日くらいは休め。ファウンデーションがレクイエム発動の宣告をして以来、君は殆ど寝ていないだろう?」

「いや、だったら普通に起こせよ。」

「あまりにも無防備で可愛い寝顔だったから、つい起こしたくなくて。」

「…」

(本当に、こいつはどこで以前の性格を忘れてきたんだ?)

カガリは気恥ずかしさもあって、憮然と抗議する。

「いいから下ろせ。もう歩けるから。ていうか、内閣府に仮眠室はあるし、何なら迎えの車を呼べばいいのに。」

だガアスランは下ろすどころか、両脇にギュッと力を籠める。カガリの両足を固めてくるとはつまり―――下す気はない。

「いいんだ。俺がこうしたいと思ったから。今日の勝利のご褒美に、俺の我儘を通させてくれてもいいだろう?」

「ご褒美?私だって、その…軽いとは言い難いし、むしろ罰ゲームじゃないか。お前だって相当疲れているだろうし。」

あれだけの戦闘をした後だ。シュラという男の強さは、リモート画面を眺めていても全く追いつかないくらい激しかった。アスランがエルドアで戦いを終えたとき、いつになく汗をかいていたくらいだ。一瞬の隙も許さない研ぎ澄まされた神経を、更に張り詰めた戦い。いくらアスランでも相当疲れているはず。

 

うん…?

 

「シュラ」

 

「破廉恥」…?

 

―――そうだ!

 

 

―――続きはこちらから。

 

***

 

土曜日の定期更新、第3話のほうをUPいたしました。まだ「大人向けシーン」はないので、こちらにもご報告です。

ぬるい感じに進んでいますので、やきもきされている方もいらっしゃるかもしれませんが、もう少しお待ちください<(_ _)>

さて、昨日はぴあのほうから、20日の舞台挨拶チケットの落選通知が来て、更に今朝も頑張って一般販売のほうにチャレンジしてみたのですが、全然繋がらないまま終了(ー人ー)チーン。 まぁいつものことです。もう落選の文字にすっかり免疫ができました(哀)( ;∀;)

あと、落選―――ではないのですが、今回スパークのオフラインイベントにはサークル参加していないのですが、ちょっと故ありまして、新刊…というか、再録本のほうを発行予定です。

ちなみにスパークは(他の赤ブーイベントもですけど)オンラインイベントの『エアブー』というのもやっておりまして、そっちに登録してみました。

当然ながら、参加サークルは少ないですし、アスカガサークルも今のところかもしただけですし、来場もめっちゃ少ないと思いますが、期間が長いんですよ♥ 10/27当日だけじゃなく11/2日まで開催しています。

なので入場はフリーですから、気が向いたら「こそっと覗いてみよう♪」というのも全然ありです。

かもしたの様に、新刊や既刊を並べて販売している(※その場で直接やり取りではなく、販売URLに飛びます)ところもあれば、作品展示をしているサークルさんもありますので、かもしたものんびり別ジャンル見ていこうかな。直ぐ近くが呪術廻戦サークルさんがあって、悟と悠仁メインだったかな?他にも普段だったらあまり行かないジャンルもあるので、面白そうです。
ちなみに種関係ではノイマンメインのサークルさんがあるようなので、スペース離れちゃっているんですが、探してみたいです!

夜の20:00からスタートなのですが、多分かもしたは殆どスペースにいないと思いますので(やれ病院だ、介護だ、家事だで座っている暇なし)、掲示板にでも「覗いてやったぞ!」くらい足跡残っていると嬉しいです♥(*´艸`*)

―――とりあえず、新刊(再録)編集しなきゃ!💦 まだまだ作業が終わりません!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「未来(あした)の物語(はなし)を聞かせて」第2話UPしました&「THE概念」再び!

2024年09月07日 21時39分32秒 | ノベルズ
「…さてと、次はこっちだ。」
カガリは一度背伸びをすると、今度はプラントのラメント議長、そして大西洋連邦大統領のフォスターら、コンパス出資国に回線を開く。
皆、ファウンデーションとの戦闘終了の報告を受け、その最前線で指揮を執っていた「某海賊」と、「それを取り逃がしたオーブ代表首長」からの連絡を、首を長くして待っていたようだ。たちまちカガリのモニターに、各国代表の顔が軒を連ねた。
「申し訳ない。遅くなった。」
<アスハ代表、この度の出撃、大変にお疲れ様でした。貴国の無事を心よりお祝い申し上げます。>
ラメント議長が恭しく頭を下げた。
「いや、貴殿もご無事のようで何よりだ。」
 <そちらからの情報提供のお陰で、どうにか事なきを得ました。>
ラメントの表情には安どの色が見て取れる。心から胸を撫で下ろしているようだ。プラントの最高評議会会議場は未だクーデターの鎮圧処理の最中らしく、通信の発信元はエターナルだ。カガリは首を振って応じる。
 「ザフト情報局中佐、イザーク・ジュール氏とディアッカ・エルスマン大尉の迅速な動きによるものだ。彼らのお陰だ。良い部下をお持ちだな。」
カガリはそう言って、ラメントの心情を慮る。すると
<それで、今もなお、オーブはファウンデーションへの救済活動を続けているとのことですが、あの地をいかがするおつもりなのです?統治者のない今、オーブの領土にでもするつもりですか?>
相変わらずフォスターは、厳しい口調で問い詰めてくる。
(このおばさんは…)
毎回食って掛かってくるのは、政治不安が大きいせいだろう。プラント以上に国境が多く接している地球上の国家のほうが、こうした領地問題にナーバスになりやすいのだ。
疲れからくる苛立ちも手伝って、カガリは声を上げそうになったが、先日の二の前になるまいと、思いっきり深呼吸して心を落ち着けた。
「オーブの理念をご存じか?『オーブは他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない』。この理念はオーブが存在する限り、国の礎だ。故にファウンデーションにも救援は行うが、オーブの傘下に取り込むつもりはない。未だユーラシアもレクイエムによる攻撃で混乱を極めている。だが国の前に大事なものがあるだろう。」
カガリは挑むようにフォスターを睨む。
「民だ。国は民無くして作ることはできない。ファウンデーションもユーラシアも、今は国民を救援し、のちに自治領の代表を立ててもらい、彼らが国の行く末を決めるのが筋ではないのか?」
父から学んだ大事な理。カガリの信念を支えるそれを疑うことなく伝えると、フォスターはカガリに気圧されたのか、口苦そうに噤み、ラメントも目を閉じる。
それを頃合いと見定め、カガリはなおも続けた。
「それからコンパスは現在、総裁であるラクス・クライン氏がMIAとなったため、一旦、発起人である私が総裁代行を引き継ごうと思う。これに対し異論はあるか?」
<いいえ。>
<おっしゃる通りで。>
<致し方ありませんね。>
<お任せいたします。アスハ代表。>
若干二十歳の小娘に仕切られるのが、沽券に関わるとでも言いたそうな各代表たちの表情。だが、それでも各国は現状、自国の鎮静化だけで精一杯のはず。そのうえで更に未だ厄介な立場のコンパスの舵取りをしたいと言い張る者はいないだろう。
なので、本来であれば総裁権限の委譲については、先に参加国の同意を求める必要があるが、キラとラクスの所在を消すために、あえて先に総裁変更の手続きをしておいたのだ。
今のカガリはそこまで世界の流れを読み取れている。
「ならばその上で、コンパスは活動が凍結されている以上、各地の紛争には各国で対応を頼む。民間人への救援物資が必要な国は連絡を。私からは以上だ。」
<わかりました。>
<やむをえませんな。>
<まぁアコードたちの脅威が去ったのです。現在これだけでもありがたいことかと…>
<コンパスの件は、とりあえず各国の現状が落ち着いたころを見計らって、再度検討ということで。>
どの代表からも、前線で戦った者たちへの敬意がないのは癪に障るが、それはあのアコードたちの振りまいた恐怖がそれだけ上回っていたからだろう。
画面上から各代表たちが消えたのを見計らって、カガリは机に伏す。
「はぁーーーーーー・・・」
(ラクスだったらきっと、この混乱をもっと上手く抑えられるんだろうな…)

でも自分はラクスではない。
ラクスにはなれない。
勿論、ラクス自身も今は自分が旗を掲げることは望まないだろう。
やれることは、自分のこの手のひらに収まる分だけ。
オーブ一国でも未だ手に余る状態なのに、な。

(私は…オーブを守れるのだろうか…)

お父様…


―――続きはこちらから。


***


土曜日恒例、SS第2話更新です。よろしければササっと覗いてみていただけますと嬉しいです(*ー人ー*)♥

それにしても今日も暑い💦
9月も2週目に入ろうとしているのに、また今年も秋が来ないまま冬に突入しそうですね。紅葉見に行くの、癒しだったのに、多分昨年と同様色づく前に落ち葉になりそうな予感です。
この暑さのせいではありませんが、先日からセブンでサンリオキャラのクリアファイルがアイスに個買うと一枚もらえるという、1月に種自由でやったキャンペーンと同じのが開催されたというので(※相変わらず情報入ってこない💧)、まだ暑さの残るうちに、とアイスがっつり買ってきました。
その概念ファイルなのですが、流石はサンリオ!もうほとんど残っていなくって、奇遇にしてアスカガの概念だげ残っていた(苦笑)のを連れて帰ってきました♥

ちなみにキラ(シナモロール)&シン(ポチャッコ)&イザーク(クロミ)は影も形もなかったですよ…人気高いな~( ̄▽ ̄)
それにしても、連れて帰ってきたはいいけれど、クリアファイルばっかり買い溜めていたこともあって、呪術とか他のアニメのクリアファイルと合わせたら、同人誌の棚に並べても遜色ないほどいっぱいありました。一体いつこれを使うことになるんだろう??
ちなみに散々っぱら買い集めたBASARAのクリアファイルは、結構下の接着部分が取れてきたり、折跡みたいなのが出来ちゃったりして、そろそろ限界かな。ガムを買うともらえたヤツですが、兄貴と筆頭とみっちゃんのためだけに、えらい数のガム買い込んだ記憶が蘇ってきます(笑)
とりあえず、病院で毎回もらう資料とか、領収書とか、処方箋とか、入れるものが無くなってきたので、アスカガの概念にお任せしよう♪

―――というわけで、今夜はスーパーカップのずんだアイスを食べます(`・ω・´)ゞ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『未来(あした)の物語(はなし)を聞かせて』第1話UPしました。

2024年08月31日 22時21分36秒 | ノベルズ
昔々、ある王国に、一人のお姫様がおりました。

お姫様はたいそう美しく、それでいて優しく、大勢の国民から愛されていました。
ところがそんなお姫様に嫉妬した魔女が一人、彼女を攫い、魔物がはびこる魔女の城の檻に閉じ込めてしまったのです。
王様は、何人もの兵士を雇い送り込み、お姫様を救おうとしましたが、魔女には敵いません。魔女は笑って言いました。
「この檻は、ある鍵がないと開けられないのさ。」
しかし、お姫様を心から愛する隣の国の王子様が、このことを知り、遠い国からたった一人で姫を救おうと、襲い掛かってくる何十匹という魔物を倒し、やっと檻までたどり着きました。
「姫、今助けます!」
でも王子様がいくら鋭い剣を打ち付けても、檻は全く壊れません。その間にも魔物たちが容赦なく王子様に襲い掛かってきます。
傷ついていく王子様を見て、お姫様は嘆きました。
「私のことは構わず、どうかお逃げください。」
必死に懇願するお姫様に、王子様は傷つきながらも微笑んで言いました。
「貴女がいる場所が、私の生きられる場所です。」
そうして王子様は檻の中に手を差し伸べます。
「私もです!」
お姫様も涙を零しながら、王子様の手を取ります。
するとどうでしょう!
「ま、まぶしい!!」
魔女の目が光りに潰れてしまうほど輝くと、檻はあっという間に消え去ってしまいました。

こうして救いだされたお姫様と、勇敢な王子様は結ばれ、幸せに暮らしました。



「…」
送迎用の黒塗りの車が走る。その後部座席で、カガリはまどろみかけながら、ふと幼いころマーナが読み聞かせてくれた絵本を思い出した。
正直、この物語はあまり好きではなかったのだ。

(―――「なぁ、マーナ。」)
(―――「いかがされましたか?姫様。」)
(―――「何で、お姫様を助けるのは、王子様なんだ?」)
(―――「は?」)
(―――「いつも、いつも、お姫様は王子様に助けられてばかりじゃないか。私だったら自分で魔女をやっつけるぞ。」)
(―――「あらあら、」)
(―――「何だったら、私がお姫様を助けに行く!いや、捕まっているのが王子様なら、王子様だって助けてみせるぞ!」)

どの本を読んでも、助けるのは王子様で、助けられるのはお姫様。たまには逆の話はないのかと思ったが、一つとしてそんな物語はお目にかかれない。
しかも絶対最後はこの決め台詞だ。

―――「王子様とお姫様は結婚し、幸せになりました。」―――

助けたからって、なんで結ばれて幸せになれるんだ?
もし、性格が合わなかったり財政格差があったりしたら、結構な問題だぞ?
幼いながら、そんなことを思っていた自分は、相当な現実主義だった。…というか、自分だったら、守られるだけの存在になるのは嫌だったんだ。
だから助けられるくらいなら、自ら脱出し、あわよくば返り討ちにすることさえできる強さが欲しい。

そう思っていたが、つい先ほど、目の前…ではないが、現実的にこの物語が繰り広げられたのだ。

<だけど僕にも武器はある―――ラクスの愛だ!>

そう言って我が弟、キラは見事に敵の手に囚われていたお姫様、ラクスを救いだした。
そしてそのお姫様もまた、自ら王子様と共に戦いに挑み、勝利したのだ。



「まさか、現実になるとは…」
実行するなら、きっと自分がやると思っていたのだが。
お姫様を救うのも、王子様と共に戦うのも、全部弟とその彼女が実現してしまった。
カガリは苦笑する。あながち絵本も馬鹿にできたものではないな、と。
「いかがされましたか?代表。」
笑いを零したのを聞かれてしまったらしい。
運転手の声に、カガリは顔を上げた。ドアに頬杖をつき、暮れなずむ空を眺めながら微笑む。
「いや。だったら頑張った王子様とお姫様の幸せのために、王様もすべきことをしないといけないな、と思ってな。」


―――続きはこちらから。


***


最近療法の方も大分落ち着いてきたこともあって、週1ペースで駄文制作に勤しめております。
通院開始から5か月が経とうとしておりまして、心理士さんからも「リワークプログラム、やっていきましょうか。」というところまで来ました。
治っている実感は特にないんですが(苦笑) それでもどこかに残っていたらしい、強迫観念みたいなのは少し和らいできたみたいです。お薬のせいもあるのでしょうが、マイペースでやりたいことをやって過ごしていたからか、先生からも「大分表情が良くなりましたね」とのこと。「少しリアルで他者との会話(家族とか病院関係の人以外)もして、ステップアップしてみましょう」ということで、今度は数人集まっての社会復帰プログラムを始めてみます。
なんか内職みたいなこともできるようなので、ちょと楽しみ♪ 単純作業って割と好きなので。

話は戻って、今回も駄文を支部に晒しました。
ちょっとばかり長編になりそうで、一気に書き上げられないため、連載にします。後半は大人向けな展開になっていくので、年齢指定作品で。今回はまだ全然なので、一応ご紹介を兼ねてブログにもUPいたしました。勿論「アスカガ」メインです。
アスカガといえば、昨日のマトリョーシカに大笑いだったんですが、ちゃんと木彫り人形でサイズも小さめ(ズゴックで11㎝)であんまり場所取らないみたいですね。触手が動いている(笑)のですが、お値段がなぁ~・・・
でも5ちゃんとか見ていると、結構な方が「買いました!」おっしゃっていたので、やはりアスカガクラスタさんは積極的のようです。アスカガグッズは揃って結構出ていますけど、まさか「カガリinアスラン」なグッズは流石に今まで見たことないですもんね^^;
これって、CGチームが「興行収入〇〇億突破!」の度に、「ハロからズゴックが看板持って久寿玉&紙吹雪」の動画を上げてくれていましたが、最後の「40億突破!」の時は、ハロ→ズゴック→インジャ→アスラン(凄い嫌そうな顔しながら、「40億おめでとう!」の垂れ幕持ってた(笑))のまさにマトリョーシカ状態だったので、それにヒントを得たのかも。ムー〇ックの開発者の方もですが、よく上の方のOKが取れたな(笑) でも何よりやっぱり「アスランの中からカガリ(※脳内妄想)」のオチが非常に秀逸だと思います♥ これ実際手に取ってみた方は、全員「シュラの気分」が味わえますねw 
そのうちスパロボシリーズとかで、「アスランズゴックが登場したら、ズゴックを倒しても、HP満タン状態のインジャ二式が出てきて、それに辛くも勝利したとしても、今度はアスランが生身で戦いに来て(ヤツなら白兵戦でもMS倒しに着そう)、アスランがやばくなったらHP完璧のカガリが来る」という、恐ろしいステージが待っていそう((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル これでカガリも何とか倒そうとしたら、マイフリ(最強夫婦)が絶対やってくるので、もはやエンカウントすらしたくない💦
そんなスパロボはいつ出るだろう?(笑)そういえば2年前の制作発表の時、劇場版のほかに「ゲームも進行中」って出ていた記憶があるんですが、それは一体何だろう?アセベでもないはずですし、連ザシリーズの「オーブvsファウンデーション」みたいな形で出るとか。
まだまだ色々種自由関係の企画が続きそうですし、先ずは9月20日からの特別版上映を見に行かねば! 財布は痛いがその分心がワクワクできます(≧▽≦)b

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女神なんかじゃない

2024年08月24日 20時37分30秒 | ノベルズ
私は非力だ―――








<今後の運営をどうするおつもりです?アスハ代表。>
あの戦争から数か月―――ファウンデーション並びにプラントクーデター鎮圧後の交渉通信会談で、海千山千な各国の代表が、モニターの向こうから私を臨む。
「何を今更。引き続き、ファウンデーションやユーラシア連邦の被災地へは、救援活動を続ける。人命の救助が何よりの先決であろう?」
姿勢を正し、正々堂々と意見を述べる。ただでさえ一番若輩なのは私だ。だからといって後れを取るわけにはいかない。
この背の後ろには、オーブの大事な民たちがいる。私が守らなくてはならない大事な者たちだ。
すると、
<確かに、”何の被災も負わなかったオーブ“なら、それだけのことは可能でしょう。ですが、我が国は何分、ユーラシアと国境が接している。何時またブルーコスモスが活動を再開するかわかりませんので、とても支援まで手が回ることは…>
東アジア共和国代表が、かいてもない汗をわざとらしくハンカチで拭う。
<そうです。ブルーコスモスがまた活動を再開したとして、コンパスはどうするのです?>
大洋州連合首脳がいきり立てば、他の国々もの代表も表情こそ出さないが、どう見ても同じ空気を纏っている。
(お前たち自身がコンパスの存在を一掃しようとしたくせに、いうに事欠いて、今更縋り付く気か!?)
不満が腹の底から湧き出てくるのを必死で抑える。
だが、更に彼らは私を煽ってきた。
<コンパス、といえば、ヤマト准将のユーラシア国境侵犯の件は、まだきちんと精査されておりませんな。>
辛そうな表情の陰で、口角が僅か上がったのを、私は見逃さない。
奴らの考えは手に取るようにわかる。
キラの件を追求し、あわよくば、オーブの権威を失墜させようという魂胆だ。
「ヤマト准将はMIAと認定された。だが、皆ももう既にお分かりだろう?ヤマト准将の件はもとより、ファウンデーション、いや、アコードたちが自国に核を撃ち込む自演自作を行い、ユーラシアを攻撃したということも!」
<ですが、それとこれとは別ではありませんか?>
「なんだと…?」
私が睨めば、大西洋連邦代表フォスターが同じく睨み返してくる。
<確かに核はアコードたちがユーラシアを撃つための口実かもしれませんが、ならばヤマト准将はどうして領空侵犯を犯したのです?どうそこに結び付くのですか?>
「―――っ!」
痛いところを突かれる。アコードたちが読心術を使ってキラの精神を支配した、というのは確かだ。ファウンデーションから帰還したキラや、ターミナルの情報解析をしたアスランからの話で分かったことだ。だが、読心能力という未知の、荒唐無稽な力の存在を証明する術は無い。アコードは普通のコーディネーターの更に一歩先の能力を得た人類だということは、今は亡き宰相:オルフェ・ラム・タオの宣戦布告の際に明らかにされてはいるが、見えないものを信じよ、といっても、神でもない限り、人はたやすく認めることはできまい。
だが、それでもキラを守るには、この見えない事実を押すしか現段階では手立てはない。
「何度も話したはずだ。アコードたちの読心能力によって、ヤマト准将の精神が操られたと!」
<…私も恐らくはそれが正しいと思っています。>
思わぬ援軍だ。そう答えてくれたのは、プラント最高評議会議長ラメント。
<ヤマト准将とは幾度かお会いしましたが、とても穏やかで、慎ましい方でした。そんな彼があんな暴挙に出るとはとても思えない。>
<果たしてそうですかな?>
南アフリカ統一機構代表は渋い顔をする。
<彼が一度戦場に降り立てば、そのバーサーカーとも例えんばかりの攻撃力でもって、兵器全てを破壊しつくす勢いでした。それはザフトも同じ被害を受けたのではありませんか?>
「…。」
急所を突かれ、ラメントが沈黙する。フォスターが鋭くこちらを睨む。
<アスハ代表はご存じですか?彼が一部では『破壊神』と呼ばれていたのを。>
「そんな!キ…ヤマト准将は意味もなく暴挙などしない!」
怒りのあまり立ち上がる私。キラが人民と民間施設を守ろうと、被害を最小限に抑えるために、武器の破壊だけをしていたことに気づいていないのか!? 自分を犠牲にして戦ってくれたキラを、そんな酷い目で見るとは!
私を逆上させて、発言を弱めようとする魂胆は見え見えだ。でもそのためにキラを傷つけるような発言だけは許さない!


―――続きはこちらから。


***


お久しぶりに書き下ろしです。
先週、今週と、立て続けで心身ともに疲弊というか落ち込みというか…。なかなか気持ちの方が落ち込んでついて行けない感じでしたが、ようやく持ち直してきたので、ちょこちょこっと書いてみました。
pixivのキャプションに細かいことは書きましたが、劇場版のカガリは19歳(劇中で20歳になられました)という若さにもかかわらず、世界を相手に対等に渡り合うだけじゃなく、アスランと話し合いながら(描写はありませんが、監督談話より)オーブの危機的状況を先手を打ちながら脱して、本当に為政者として成長したな~と感心ひとしきりでした(23年見守り続けて、もはや親の気持ち♥)。
ですが、やっぱりキラのことを悪く言われれば、素で怒るし、最後のアコードとの戦いでは、ルージュにオオトリ装備運搬のムラサメまで同伴させ、「いざとなったら自らカチコミに行くつもりだった」様子さえ見せていたので、やっぱり本質は変わらない(笑)代表がやはり可愛いv
そんな目下成長著しいカガリ様ですけど、やっぱりどんなに強くても、一人じゃ自分を支え切るってできないと思います。しかも戦後、キラとラクスがMIA状態で、二人がいない世界でも何とかやっていかなきゃ!(小説版ではこっち。最終週特典では「キラもアスランもいるから」と、キラを引退させない風体に^^;)と思ってますから、プレッシャーも大きいだろうなって。
勿論補佐官は周囲に居ますけど、決して彼らを風よけには使うような人じゃないので、何とか耐え抜く術を手にしようとしているでしょうが、まだ若干20歳の女性が世界を支えようとする、しかも国内だけならともかく世界から期待されたら、相当ストレスかかりそうです。
なので、やっぱりここはカガリを一番よく知るアスランが支えになってくれるだろうな、いや、なってくれ!アスラン、迷わなくなって最強ですから。心身ともに。
以前ロマンアルバム(無印終了後発行された)での両澤さんのインタビューで「アスランはカガリのことがものすごく好きだけど、カガリはそれほどじゃない。何故かといえば、アスランはカガリから沢山のものを貰ったけど、カガリはアスランからまだ何ももらっていないから」というのがありました。
確かにその通りでして、無印の時はアスランが戦争そのものに対する疑問を持てたのって、カガリと会ってから(キラとは戦いながらも迷っていた。ラクスの本質にもサインは出してくれていたのに気づいていなかった)で、キラとの和解を取り持ってくれたのもカガリで、父親と決裂した悲しみを癒してくれたのもカガリ。最後は命まで救ってくれた。
…そりゃ悩も焼かれるだろう!(笑)
だから今後はアスランがカガリに惜しみなく与えてほしい。今のアスランなら、カガリと同じ目線で対局を見計らうこともできると思うので。
―――そんな思いを込めてみました♥

そういえば、これを書きながら「世界の神様」を調べていたら『ジャガンナート』という破壊神がヒンドゥー教にいらっしゃるんですね。なるほど、名は体を表してました。

余談ですが、先日HPの方をどうするかな~と考えていたんですが、収納作品の『Vamp!』シリーズを読み始めたら止まらなくなりまして(笑)
今更ですが「よくあんな長編&複雑&サスペンス書けたなΣ(・ω・ノ)ノ!」って、過去の自分に拍手を送りたくなりましたw
たまには自作品を読み返すのもいいものですね( ̄▽ ̄)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

約束の指輪

2024年08月10日 20時47分26秒 | ノベルズ
ファウンデーションとの大規模戦争後、数か月が過ぎたころだった。
俺は相変らずターミナルで世界情勢を見極め、キラはラクスとアカツキ島の別荘で、静かに過ごしていた。
隠遁生活を送りながらも、キラの希望で現在の世界情勢についてや、開発した新装備の情報などを、こうして時々俺と情報交換をしている。
この日もそんな話を進めていた時だった。

<そういえば、アスランってさ、>
「え?」
通信途中で、いきなりキラが尋ねてきた。
<指輪のサイズ、どうやって知ったの?>
突然降って湧いたような疑問をぶつけられ、俺はその意図を探る。
キラのことだ。ラクスにサプライズで指輪を贈るつもりなのだろう。
元婚約者といっても、まだそこまで具体的な話は進んでいなかったこともあり、俺はラクスの指のサイズまでは知らない。
「実は俺もラクスの指輪のサイズは知らないんだ。参考にならなくて済まないが―――」
<何言っているのさ。違うよ。カガリの薬指のサイズ、いつどうやって知ったの?ってこと。>
「っ!」
少し不機嫌にキラが問い詰めてきて、俺は言葉に詰まる。

カガリに贈った指輪のことは、キラやラクスも知っている。
何しろカガリ自身が、ユウナとの結婚を決めた時、俺に指輪を返すように二人に頼んだそうだから。
それを後から聞いて、俺の心は一気に酷く落ち込んだ。俗にいう「デバフがかかる」ということだろうか。
加えてオーブ・地球連合軍と対峙したクレタで、「カガリは今泣いているんだ!」とキラが怒気を込めて叫んできた。通信チャンネルをオンにすれば、ルージュの中で泣き叫ぶカガリの声。
あれで俺の戦意は完全に喪失した。水底に沈むセイバーの中で、ただ茫然実質としていた俺は本当に滑稽だっただろう。
やがて議長への湧き出てくる疑問にザフトを脱走し、アークエンジェルでカガリと再会した。泣きぬれた顔で、俺の手を握り締めてくれるその指に、未だあの指輪をはめてくれていることが嬉しくて。
(―――「死にたいような気分だが…残念ながら、大丈夫みたいだ。」)
彼女にだけは吐ける弱音。つい拗ねたり甘えてみたりしてしまった。「大人びていて優秀で品行方正なアスラン・ザラ」は一体どこに行ったのかと、自分でもおかしくなるくらいに。
言葉にできない想いも、あの指輪と、そして俺の胸の上で輝くハウメアの守り石を通して語り合ってくれているようで。
だがメサイア攻防戦を前に、カガリが自らその会話を閉じた―――指輪を外したその姿を見て、俺も覚悟を決めた。
(これは別れじゃない。もし本当に別れるつもりなら、カガリはあの時の様に、俺に指輪を返してくれたはずだ。でも外しただけで、俺には返してくれていない。ということは…)

―――「別の道に進んでも、二人の夢が同じなら、またいつかきっと…」―――

その時が来たら、きっと彼女はまた指輪をしてくれる。
それまで俺はいつまでも待つ。彼女のことを―――


―――続きはこちらから。


***


また支部の方に小話をUPしてみました。
こちらでも話しましたが、8月1日にSTRICT-GとTHE KISSさんのコラボによる、「アスランがカガリに贈った指輪」と「ラクスの指輪」と「オルフェの指輪」が発売発表になりましたので、たびたび指輪の話は書いてきましたが、改めて公式リアル指輪をモチーフにしてみました。監督曰く、「あの指輪は3,000円くらいのもので、互いのちぐはぐな思いを形にしたもの」ということでしたが、今回のは13,200円という、少しお高めの指輪です。
5ちゃんとかですと「アスランの指輪本体¥3,000+カガリが買ったリングケース¥10,200(税込み)」とか書かれていました(苦笑)けれど、そこに監督が「指輪のサイズは9号」と言っていた、とやはり5ちゃんに記載がありましたので、「どう考えても9号の細指でMSの操縦桿握っていたとは思えない」ということ。そして3,000円であろうと、アスランの想いのこもったカガリへの最初のプレゼントだもの、捨てたりはしないはず。でも、流石に運命の時みたいに、公の場に3,000円の指輪をしては行かないだろうな…と思って、ちょっとすべてを網羅したパターンを書いてみました。当然、双子誕生記念舞台挨拶でかの石田彰氏が「手作り指輪」の話(※ハウメアの守り石を削り、FAITHのバッジを溶かして指輪を作る)も考慮してみました♥(´∀`*)ウフフ

・・・にしても、本当にアスランはどうやってカガリの指のサイズ、知ったんでしょう?
寧ろ監督にはこの疑問を解明していただきたい(笑)
「本能で判ったんです!」とか来たら凄いな✨ どこのスパコにも負けない!カガリに関することであれば、髪の先から足のつま先まで見ただけで、一瞬でアスランの脳内データベース(※カガリ専用)に蓄積&改定保存されていくんだろうか。
設定に無理があるときは、何でも「コーディネーターだから」でうやむやにできる(苦笑) コーディー…なんて便利設定♥( ̄▽ ̄)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする