うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

「ハウメアを探して」第7話UP

2020年12月29日 21時02分30秒 | ノベルズ
「・・・・・・・・・・・・・・は?」
ラクスの一言が全く理解できず、私はポカンと口を開く。すると大切なことだとばかりに彼女は二度繰り返した。
「ですから、貴女ですわ。アスランに呪いをかけたのは。」
「その…『私』が?」
「はい♪」
清々しいほどの笑顔で肯定された。
それでもまだ理解が及ばず、私は無意識に視線を泳がせた先に居たのは野郎二人。すると、
「……」←アスランの点々(多分何か知っているが何も言えない代わりに、気まずそうにものすごい勢いでそっぽ向いて視線を逸らす)
「……」←キラの点々(「だろうねー、やれやれ」感満載の表情)
駄目だ。全く理解していないのは私だけ、ということか。いや、そんな冷静に自分を客観視している場合ではない!
「―――って、そんな訳ないだろう!?だって、私がアスランと会ったのは、つい数か月前で、アスランは既にその時ハウメア付けていたし。いや、その前に第一、私は魔力なんか何も持っていないぞ!?ただの普通の人間なんだから!」
「はい。でもそれを言うなら、私たちも皆『普通の人間』ですわよ?」
キョトンと当たり前だというように、ラクスが返答する。
(は…?狼男に吸血鬼に彼岸の魔女が―――「普通の人間」だって!?)
「そ、そんなわけあるか!!第一、普通の人間がそんなモフモフ…いや、狼男だったり、ヴァンパイアだったり、盛大な魔力を持っている魔女なわけないだろう?!」
ひとしきり叫んだあと、ゼーハーゼーハー肩で息をする私。そんな様子を見てラクスは「困りましたわね」と苦笑しつつ、手にしていた杖を一振りした。その瞬間、あっという間にアスランとキラが壊しまくっていたホールの壁や窓ガラス、シャンデリアが綺麗に元に戻っていく。
そしてあらかた修復が完了した様子を見ると、彼女は改めて私を手招いた。
「…貴女には最初からお話しする必要がありますわね。どうぞこちらへ。一緒にお茶でもいただきましょう。」

―――続きはこちらから

***

今年最後のSS更新です。
久々に止まっていた「ハウメアを探して」の第7話をUP致しました。よろしければ読み流してやってください<(_ _)>
年内で終わらせるはずだったのに…結局缶詰が響いてまた年越しですよ💦こんなに長くするはずなかったのに…💧orz
もうハロウィン終わって一体どれだけ立つんだ??なんかドリンクファイトも週2ガンカフェ通いも遠い夢のような気がしてきましたが、よく引き落としに行ったATMの記憶だけは鮮明なので、現実なんだな(笑)
未だ正直結膜炎が完治していない(もう充血も痛みも取れましたけれど、なんだか瞼だけが重い)のですが、入院前の時点でちまちま書き残していたものに加筆修正した感じで、そんなに長時間モニター見ていたわけではないので、この位なら平気であろう✨

でもこの後、お楽しみが待っている♪
実写ドラマの『岸辺露伴は動かない』が現在絶賛放送中なのですが、何しろあの「ジョジョの奇妙な冒険」の世界を実写化ですから、独特の世界観がどこまで再現されるのか、昨日は期待半分で見ていたんですが―――
想像以上に高橋一生さんの演技もセリフ回しもすごくって、ちゃんと岸辺露伴だった!(笑)
更に凄いのが、字幕を付けると、ジョジョの原作漫画の通り「おい、おい、おい、おい、おい」とか「じゃあないのか!?」「がッ!」みたいな特徴セリフもちゃんとやってくれているの!凄いな~NHKがここまで「ジョジョ」リスペクトしてくるとは思わなかったぜ✨
全三回放送、ということなのですが、もっとやってほしいわ、これ!(≧▽≦)b
NHKさんの今後に期待してます♥
コメント
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