うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2023夏の新番組⑥

2023年07月11日 20時29分55秒 | アニメ

西の方では豪雨、東の方では酷暑💧 まだ梅雨も明けていないうちからこの異常気象災害に見舞われている地方の方々は、本当に生活が大変かと思います。かくいうかもしたも先日家の前がヴェニスになってしまいましたから、他人ごとではありません。また缶詰とか非常食用意しなおしました。両親が高齢だと、早め早めの行動しないといけないので、なるべく残業しないで帰りたいんですが、これがなかなか💦 ナナミンみたいに定時で上がれる人間になりたいです。

そんな暑い時期に熱い夏アニメ、まだまだ新作が届いています。
『ゾン100~ゾンビになるためにしたい100のこと~』:漫画原作のアニメ化作品です。
主人公の天道輝は、有名大学新卒の新社会人。やりたいことがあって入社した会社は、先輩はそれなりに優しく、美人の経理の女性先輩に密かに憧れを抱いた。そんな彼の歓迎会が終わった直後から、いきなり雰囲気が変わり当り前の残業に突入した。当然時間外手当も出ず、パワハラとサービス残業で輝は次第に感覚がマヒしてくる。殆ど自宅に帰れず、食べ物はコンビニ弁当かカップ麺。やがて自殺企図まで思い立った輝がふとアパートの賃貸料を支払い損ねていたと、大家の下に向かうと、何と大家がゾンビになっていた。しかも、気づけば街中の人間がゾンビ。必死に逃げながらも輝は命の危機以上に「会社に行かなくてもいい!」と狂喜する。経理の先輩が気になって訪ねると、既に先輩もゾンビと化していた。これで会社とはおさらば。輝は一人逃げながらそれでも喜ぶのだった―――という第1話でした。
「がっこうぐらし」じゃありませんが、あれはまだ同士がいたので良かったですけれど、こっちは完全に孤立無援。なのになぜか滅茶苦茶生き生きしている主人公…会社にいたときの方が「社畜」どころか人間の尊厳すらなかったけれど、ゾンビに囲まれて必死に逃げている方が、まだ自分の意志で動ける、という何とも皮肉な逆転現象。…というか、ここまで酷い会社は労基で引っかかると思うんですが(ーー;) でも会社が力づくで隠蔽すれば電○のように明るみに出ないところがまだあるかもしれませんね。社畜どころか屍になっている皆さんを越え、輝は一人人間性を保てるのか!?頑張って逃げおおせてください(ついでにゾンビ化の原因も明らかになったら嬉しい)『死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)』:漫画原作のアニメ化作品、2期目です。
魔女の呪いによって触れてしまった他人が死んでしまうため、誰にも触れられない主人公の坊ちゃんは、メイドのアリスに見守られながら夜中にトランプタワーを作っていた。一見作業に集中しているようだが、頭の中は目の前のアリスのことと、ここ最近に起きた出来事のことでいっぱい。そんな中、彼らの友人である魔女のカフが魔法道具を持って遊びにやってきた。手渡されたのは小さな箱。開けてみるとなんと坊ちゃんは箱の中に入ってしまい、そこにはセクシー衣装のアリスが。いつにもまして積極的に攻めてくるアリスに坊ちゃんたじたじ。しかし、これが夢ならアリスに触れてもいいのでは…だけどやっぱりストイックな坊ちゃんは、アリスの身を案じ、必死に耐える。箱から出てきた坊ちゃんをアリスは迎えるが、実は箱で起こっていることをアリスはちゃんと知っていた。アリスが大事な坊ちゃんと、そんな坊ちゃんが大事にしてくれていると知るアリスは、「Sweet Dream」と箱に名付けてそっと仕舞うのだった―――という第1話でした。
ちょっとお色気♥ でもストーリーは概ね切なくも温かい物語なので好きですねv 母親によって隔離された生活の中でも、アリスを始めカフや妹まで、みんな坊ちゃんのところにやってくる。どんなに「触れたら死ぬから」と伝えてもやってくる。坊ちゃんが愛されている人柄がよくわかります。今期もほのぼのさせていただきたいですわw
『英雄教室』:ラノベ原作のアニメ化作品です。
主人公の勇者:ブレイドは巨悪の根源である魔王と戦っていた。勇者の持つ力は誰もが憧れるが、同時にこうして命がけの戦いを酷使しなければならない。魔王とはお互い刺し違える形で勝負はついたものの、魔王から受けたダメージで勇者の備えるパワーアビリティーが激減していった。しかし、幼少期からこの力を持ったが故に「勇者」であることを押し付けられていたため、力が失われることは、寧ろ「一般人になれる」と喜びながら倒れるブレイド。時が経ち、ブレイドは改めて一般人になり、友達を作るために「ローズウッド学園」に入学する。勇者養成学校でもあるこの学園で、1人友達作りに必死になるブレイドを見て、学園の頂点に立つ女性と:アーネストからも目を付けられてしまう。生徒どころか学園長に対してまで全く遠慮のないブレイドに対し、規律を重んじる彼女は彼に勝負を挑む。だが戦いは一方的にブレイドの勝利。ここでブレイドが伝説の勇者だと知ったアーネストは、自分が所有する炎の魔剣の主になれず、苦戦していることをブレイドに話す。ブレイドは助言をしながらアーネストの力を引き出し、アーネストは見事に魔剣「アスモデウス」を従属させるのだった―――という第1話でした。
なろう系が流行る前の、いわゆる勇者が活躍するちょっと昔風のストーリー展開が拝めました。元々最強だったけど、それを隠し(あるいは暫し弱体化していた)一般の人と時間を共有することに憧れる主人公の作品って、結構ありましたね。当然憧れる人妬む人、様々な人たちとのドラマがありましたが、この作品も当然ながら悪が暗躍するにしても、メインは主人公が如何に人間らしい生活(友達との交流)を送るかの方に重点がありそうです。是非とも楽しい学園生活の一ページを見せてもらいましょう。
『ダークギャザリング』:漫画原作のアニメ化作品です。
主人公はかなり強く幽霊たちをひきつける霊媒体質で、そのため引きこもっていた螢多朗。大学生になったが、やはり人と接することが苦手な螢多朗は、幼馴染の詠子に励まされ、社会復帰を決意し、家庭教師のバイトを始める。初めての赴任先はなんと詠子の家。そこで受け持つ事になった生徒が、螢多朗を超える霊媒体質の持ち主で詠子のいとこにあたる夜宵だった。バイト初日から夜宵に「出かけよう」と連れていかされた先は「殺人事件のあった電話ボックス」。電話をかけると霊の声が聞こえると言われ、促されて螢多朗が電話すると、苦しむ声が聞こえてくる。そして血まみれの手形がボックス内についたところで全員避難。暫くは螢多朗のいうことをよく聞いて勉強に励む夜宵だったが、好成績になったらご褒美を上げる、という螢多朗の条件を見事にクリアし「やりたいこと=電話ボックスの除霊」を行うことに。螢多朗の霊媒体質を利用し、霊魂を落とそうとするのだが、逆に螢多朗が捕まってしまい、命の危機に。しかし夜宵が人形に霊を移したため、危機一髪で螢多朗は助かる。そして後になって螢多朗は詠子から、夜宵が事故で両親を失い、更に母親の魂が行方不明になっているため、母の魂を探していることを知る。そして彼女が集めた霊魂は人形に込められ夜宵の部屋の天井裏に集められているのだった―――という第1話でした。
今期の夏はホラー系の物が結構ありますねw 酷暑を意識して、せめて怪談でゾクリとさせましょう、という心遣いでしょうか(笑)でも今のところ一番ホラーな気がします。ゾンビ100は昼間でもゾンビで、皆動きも大差ないですが、こっちは恨み辛み後悔の残った霊魂が相手ですからなかなかに怖い。しかも集めた霊魂は夜宵の部屋の天井で、人形に封じ込められ、時々息の根を止められるという…(lll゚Д゚)ヒイィィィ!!いいイイイ💦 なかなかに涼しさMAXです。折角なので、毎週涼しくさせていただきましょう。『SYNDUALITY Noir』:ゲームとアニメの総合メディア作品です。
世界は未曾有の大災禍により地下深くへと逃れ、更にその地下都市国家「アメイジア」の崩壊という事件を経て、再び地上で生きる希望を持ち歩みはじめていた。各地でネストと呼ばれる集落を形成しながら、襲いかかってくる謎の巨大生物と戦いながら、エネルギー物資を集めて回る通称:ドリフターたちがいた。主人公のカナタもそんなドリフターに憧れて探索&収集活動を行っていたが、機体は動かすことができないため、トキオというドリフターと共に探索を続けていた。その地下に一体、メイガスを発見する。何とか持ち帰ったものの、メイガスは記憶がなくポンコツだった。そんな矢先にエンダーズが襲来。ドリフターたちは戦いに出るが、カナタは危機に直面しながらも機体を動かすことができない。そこにやってきたのはポンコツメイガス。記憶がない中彼女は機体を操り、エンダーズを圧倒的な力で倒してしまうのだった―――という第1話でした。
こうしたジャンク&冒険ものも、結構アニメや漫画界では多種多様にありますが、これもまた冒険もののようですね。多分ゲームはRPGっぽくなるのかな?そうするとカナタをメインキャラとして、パートナーのNoirと共にジャンクパーツ集めながら世界を広げていくような感じかと予想します。ただ、メディアミックス作品って基本、アニメの方が先に作られている場合も多いので、ゲームとは着地点が違うものが多いです。でもこれはこれ、それはそれ!で楽しめるかと。アニメの方はキャラデザ可愛いので、ちょっと楽しみです。

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2023夏の新番組⑤

2023年07月10日 00時04分23秒 | アニメ

今週末は、お陰様で父の状態が落ち着いたので、穏やかなに過ごせました♥
先週は土日とも病院連れ回って、ホント休みなかったもん💦
お陰様で土日とも爆睡でした^^;
父が相当不安だったのか、「兄を呼べ」と何度も言うので、現在秋田に出張中だったんですが、昨日帰ってきてくれまして。父とハイタッチしたら、凄いいい笑顔見せてくれたので、「やっぱり男親と息子はまた特別な繋がりあるんだろうな~」と、微笑ましく見守ってしまいました。
別段、病気を患っているわけではないですが、何分高齢なことには変わらないので、思い残すことないよう日々を過ごさせてあげたいものです。

そしてかもしたも種自由までは絶対に生き残りたいので、バッチリ食べて寝ます!
その前に、週末は新番組が多かったので、チェックした番組サラッと紹介!
『百姓貴族』:ハガレンでおなじみの漫画家:荒川拡先生ご自身の子実家が経営されている農場&牧場の現実を教えてくれる漫画原作のアニメ化作品です。
第1話は乳牛でしたが、季節と餌と水で、あんなに牛乳の味って変わるんだ、と感心しました。そういえば「動物のお医者さん」でも「いいサイレージ(冬の間に溜めておく感想牧草)はオレンジの味」って良い干し草食べさせようと必死でしたもんね。あとは国の出荷調整のせいで、折角絞った牛乳を廃棄せざるを得ないこと。これも「もやしもん」で見ましたが、一方でバターが足りなくなり、一方で牛乳が余るって…どうしてなんだ!? 3分番組なのに、物凄く勉強になるので、絶対見るがよろし!(`・ω・´)b
『シュガーアップル・フェアリーテイル』:ラノベ原作のアニメ化、前回から続きの2シーズン目です。
品評会で王家勲章を授与され、銀砂糖師の称号を得たものの、シャルがブリジットと共に去って茫然とするアン。エリオットの誘いもあり、アンはブリジットがシャルを連れ帰ったペイジ工房で働くことを決める。実は既にペイジ工房は経営が悪化しており、またブリジットもこの家を継ぐために、好きでもない男性との結婚をしなければならなかった。そんな様子を見たアンは、工房長にいきなり任命される。女と見て、皆が下げずむ様な視線を送る中、再会できたシャルにアンは自分の力でシャルを取り戻すことを決めた―――という第1話でした。
1クール目の別れがかなり辛いものでしたので、一体どんな風に二人がお互いの気持ちにケリをつけるのか。そしてアンは自分の道を進むことができるのか、ずっと気になっていましたので、2シーズン目も楽しみにしていました。初っ端から二人の想いが重なるシーンもあったので、これは脈あり!(笑)頑張れ、アン!
『七つの魔剣が支配する』:ラノベ原作のアニメ化作品です。
主人公のオリバーは名門、キンバリー魔法学校の入学式に向かう中、新入生歓迎の魔法生物のパレードが始まり、観覧していた。すると、パレードで鎖に繋がれていたトロールが暴れ出し、新入生の一人:カティがトロールをなだめようとするもトロールは暴走。そこに着物姿の女性が現れ、トロールの動きを止めた。彼女はナナオと言い、同じく新入生だった。この一連の騒動でトロールを止めたオリバーナナオ、カティ、シェラ、ガイ、ピートは同じ寮となった。オリバーは従者から、この一件に関する情報を聞いていると、早朝から人目もはばからず水垢離をするナナオの姿を見てしまい、ナナオを意識するのだった―――という第1話でした。
なろう系ではなく、いわゆるファンタジーの王道を行くストーリー展開のようです。余談ですが前期この枠が「マッシュル」でハリポタオマージュ(ただし魔法は使えない)でしたが、この作品も寮ごとに班を分けられたり、テーブルに着くと魔法で食事が出てきたりと、まさしくこちらもハリポタ。本当にハリポタの世界的影響って凄いな!( ゚Д゚) それはともかく、まだ物語の主軸が見えてこないので、この学校でどんなストーリーが展開されるのか、見てみようと思います。
『スプリガン』:漫画原作のアニメ化作品です。漫画自体は連載が30年以上前ですし、一度劇場版にはなっていますが、初のTVアニメ化です。
主人公の御神苗優は高校生だが、それ以外に超古代の遺産の守護を目的とする組織「アーカム」の特殊エージェントだった。彼に課せられた任務は、富士の樹海で謎の遺跡『火の社』が発見され、内部の文字を解読すべく、言語学の天才:山菱理恵を米国から招聘したため、その彼女の護衛を受けた。理恵は日本滞在中に恩人である少年:御神苗優に会いたいと優に告げる。しかし、「火の社」を欲する二大国に理恵は命を狙われる。しかしスプリガンこと優によって恵を護って、1人二大国の特殊部隊と戦うのだった―――という第1話でした。
物凄い昔の作品、と言われればそれまでなんですが、アニメで見て、決して作品の魅力が古くはない。寧ろ今のアニメ技術だからこそ、この作品を描けるまでになったな、という感じです。攻殻機動隊もそうですけど、漫画を動画として実現させるのは、やはり動画作成の技術の向上って必須なんだと思います。この令和の現代だからこそ、平成の初めに造られたこの作品が、満を持して登場!というところです。アクションが一番の見ものですが、謎の多いストーリーも伏線がいくつも敷かれていて面白いので、続きを楽しみに見ていきます。
『女体化した僕を騎士様たちが狙ってます2nd』:漫画原作のアニメ化作品2期目です。
主人公のアルトが女たらしのロイドから貰ったチョコレートに込められた呪いのせいで、夜は女体化してしまい、これを解くには男性との交わりが必要。嫌がりつつも、ロイドかリューン以外の男に触れられたくないアルトは悩む。その頃ロイドとリューンもアルトを巡って共和体制を敷く作戦を立てていた―――という第1話でした。
以前と同様、静止画アニメです。♂×♀でもあり、♂×♂でもあるので、どっちのアルトを取るかで好みが分かれるところ。でも考えてみれば、NCPもBLもどっちもOKですので、両方受け付けられそう(笑)お好きな方はどっちのアルトを応援するか、楽しんでみてください♥(というか、早く呪いを解く方法見つけないと!)
『彼女、お借りします』:漫画原作のアニメ化3期目です。
病気の祖母に女優になった姿を見せたいと願っている千鶴のために、彼女が主演する映画を自主制作すると決めた和也。しかし、作成したクラウドファンディングサイトのページを担当者に見せるも、このままでは企画立ち上げはできないと言われてしまう。アパートのベランダでそのことを話す和也と千鶴に反対側の部屋の住人が「付き合っているのか?」と突然声をかけてくる。千鶴はさっさと自室に引っ込み、戸惑う和也に少女が「付き合えばいいのに」と挑発する。翌日その少女を和也は見つける。同じ大学の後輩:八重森みにだった。そして千鶴から「ベランダが無理なら部屋に行く」と連絡してきたため、和也は終始落ち着かない。浮足立つもののしっかりと現実的に費用がどのくらいかかるのかを説明する和也。空腹に耐えかねている和也に千鶴は食事を振舞うのだった―――という第1話でした。
レンタル彼女のお話ですが、なんかなかなか本題が進まない気がするので、どうしてだろうと考えてみたところ、一話の半分はストーリーですが、残り半分は和也の妄想(エロ系)が爆発するので、なので進行が遅いんですね(苦笑) でも男子学生とか若い子だと、きっと和也の気持ちに共感できるのかな。ともかく今回はそんなことを考えている時間はない!千鶴の祖母の寿命はあとわずか。間に合うためにも妄想後回しにして全力で進行しろ!和也!
『AIの遺電子』:漫画原作のアニメ化作品です。
人間とロボットと、その間に存在するヒューマノイドがいる世界。ヒューマノイドは人工脳の為、バグや使用期限が過ぎれば、バックアップを取って別の脳に移し替える必要があるものの、その費用が膨大なため、人々は非合法の業者にバックアップの移植を頼むものもあり、それによりウイルス感染を起こす危険があった。主人公の「ヒューマノイド」を専門に診る医師:須堂光のもとに、ある男から「裏」の診察依頼が届く。自分の人格を違法にバックアップした妻が、体の不調に悩まされていたのだ。相棒の看護師・樋口リサの困惑をよそに、須堂は闇医者・モッガディートとして依頼主のもとへと駆けつける。妻は明らかにウイルス感染を起こしており、脳がもたないことを、正しくバックアップと移植を行うことを勧める。しかし、大まかな記録は残っても、細かな情報はバックアップが取れないものも多いため、妻は拒否する。しかし夫はどうしても諦めきれず、光にバックアップを依頼。かくして妻は元気によみがえったものの、娘の好きな食べ物を記憶に残っておらず、娘は悲しい思いを抱くのだった―――という第1話でした。
現在でも既に、AIが人の感情を読み取って、それに対する答えを出すロボットなども登場していますので、ただのアニメと他人事のように見るのは勿体ないですね。近々確実に、この作品のような出来事がありそう。人の「死」とバックアップで蘇ったものの過去を失くしたままの「生」。何方が幸せなのか、深く考えさせられる話だと思います。
『デキる猫は今日も憂鬱』:pixiv漫画原作のアニメ化作品です。
主人公のOL:福澤幸来は日々仕事に忙殺される毎日。しかし、毎日お弁当を持参し、時にはマドレーヌなどの手作りお菓子も持ってくるため、職場の同僚からは「家庭的な女性」と目されている。しかし実は幸来は仕事はできるが生活能力が壊滅的。実は彼女は猫を飼っており、数年前拾ったその猫に諭吉と名付け面倒を見ているうちに、諭吉は見上げるほど大きく成長し、生活力皆無な幸来に代わって家事のすべてをこなしてくれる空前絶後の「デキる猫」となった。お弁当と朝食の準備。幸来を出勤させた後は掃除洗濯、そして料理。しかし連絡もなく帰りが遅い幸来が飲んで帰ってくれば黙って怒り、無理矢理入浴させたり、夜食の面倒まで見てあげる。幸来が同僚から手土産を貰えば、ちゃんとお返しを持たせ、ごみ収集場所に集まってくる烏も追い払う、そんな出来る猫の諭吉だった―――という第1話でした。
何故にこんなデカい猫が…というところがファンタジーなだけで、後は素晴らしいくらいの現実主義な諭吉さんです。肉球でどうやって物を掴んでいるのかはよくわかりませんが、掃除も料理も全く問題なし。寧ろ人間以上に行間を読める素晴らしさ✨ ただし怒ると「シャッ!#」も出るし爪も立てる。それでも凄く頼りになる主夫な諭吉。私も一匹我が家に常駐して欲しいです✨
『レベル1だけどユニークスキルで最強です』:なろう系小説のアニメ化作品です。
主人公のサラリーマン:佐藤亮太が目を覚ますと、そこは見慣れぬダンジョンで、少女が一人、スライムを倒して「もやし」を得ていた。聞くとこの世界のものは作るでもなく育てるでもなく、すべてダンジョンでドロップされるという。そして亮太自身もその少女:エミリーとが倒したスライムからドロップされたという。エミリーの案内で自身のステータスを測定すると、レベルの最大値は1。そしてランクはFで、これ以上上げることができないという。低い能力に落胆する亮太だったが、ドロップ率はすべてが最強のSランクであることが判明。試しにスライムを倒すと、エミリーの何倍も多くのもやしを得た。亮太はもやしを売り、エミリーとダンジョン近くに家を借り、新たなニホニウムというダンジョンに行くと、亮太だけ最大値が1上昇する種を手に入れることができた。スキルで人の倍以上のアイテムを手にし、一人で淡々と最大値を上げる。そして現世では叶わなかった、誰かが待ってくれる家に帰り、温かいスープを飲み、初めて人の温かさに触れた亮太は涙するのだった―――という第1話でした。
レベルアップは叶わないけれど、つまり最大値はアップできるので、いつの日か「9999」までHP上げることができる訳ですね。ドロップアイテムは人の倍以上だから稼ぎもいいし、斜め上からのチートでしたw そのうち亮太だけのユニークスキルでいろんなものをゲットできるんでしょうね。進化が楽しみですv
『ライヤー・ライヤー』:ラノベ原作のアニメ化作品です。
選りすぐりのエリートが頭脳ゲームを繰り広げる島、通称:アカデミー。主人公の篠原緋呂斗は、つい昨日アカデミーに転入してきた。ここではエリートたちが頭脳ゲームを繰り広げ、それによりアカデミー最強の称号である「七つ星」を手にすべく、日夜頭脳戦が繰り広げられてきた。転校初日に4街区の英明学園への道に迷った緋呂斗は、道を尋ねた少女に案内されるものの、途中で消火栓から少女に大量の水が降りかかり、少女は緋呂斗が仕組んだものと思い込み、勝負を挑んでくる。訳が分からない緋呂斗だったが、彼女の指定した「にらめっこ」の勝負にまたも偶然に吹きかかった水のお陰で少女は自爆。実は少女の正体は女帝:彩園寺更紗だった。勝利した瞬間、緋呂斗は最強の称号「7ツ星」を手に入れた。だが実のところ、緋呂斗は見事に最低ランクでギリギリ合格した落ちこぼれ。しかしこのアカデミーを支配する彩園寺家の孫娘:更紗に勝ってしまったことで、彩園寺理事長が怒りのあまりこの学園を滅ぼそうとするはず。それを逆手に取った英明学園長の姫路白雪から「実力で七ツ星になった」と噓をつくよう言われる。一方で対戦した更紗も実は「彩園寺更紗」本人ではなく、勝ち続けるための別人が演じていたのだった―――という第1話でした。
タイトル通り「嘘つきばかり」で塗り固められているので、物語を咀嚼するまで、かもしたの頭の中もずぅーーーーっと「?????( ̄▽ ̄)」状態でした。とりあえず、七ツ星の称号を得たい連中が、次々に緋呂斗に勝負を挑んでくるので、イカサマしてでも勝ち続けろ!ということなんですね。で、ヒロインは実は別人だったということも・・・多分本物の更紗はそこまで強くないけれど、家のために最強でないといけないため、強い別人に入れ替わってもらっていた、と・・・。何が何やらパニクりますが、ともかく、見ているこっちも頭脳戦ですね!わかりました!w『てんぷる』:漫画原作のアニメ化作品です。
主人公の大学生:赤神明光は、女性絡みの悪評を残して行方をくらませた父親の汚名をすすごうと、煩悩の一切を振り捨てて、ストイックな毎日を送っていた。ところがある晩、偶然に出会った少女に一目ぼれしたせいで、父のような欲望が溢れ出てしまう。父のようになってはいけないと、必死に悩んだ明光は煩悩を捨てるため、出家することを決めた。そして叔父に紹介された三日月寺に入門するために尋ねると、ドアを開けたのは一目ぼれしたあの彼女:蒼葉結月だった。思わず「結婚してください!」と叫ぶまま、またも煩悩に支配され、寺中彼女を追いかけて回る。しかもそこには何故か年頃の女性ばかり。攻撃を受けてようやく冷静になった明光は、ここは実は尼寺であること、そして煩悩がまた支配することを恐れ、三日月寺を後にするが、住人の女性たちに「力仕事や雑用をやらせる」という契約で、行き場のなかった明光を招き入れた―――という第1話でした。
原作者が「ぐらんぶる」の方だけあって、ラッキースケベと煩悩とお色気たっぷりのハーレム作品になると思われます。ぐらんぶるの方は本能丸出し(苦笑)の大学生でしたが、こっちは禁欲しまくっている分、一回始めると大変収集が付かないことになりそうw ストーリー的に好き嫌いはあると思いますが、とりあえず次も見てみようと思います。

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彼の秘密・たまにはほのぼの♥(再掲 改め「怒りの桃太郎」)

2023年07月08日 23時07分01秒 | ノベルズ

珍しいものでも見たかのように、カガリは金眼を見開いていた。
尋ねてきた2人は、この行政府ではそうそうお見掛けしない制服―――深い紺と黒の混じった制服には、胸に金色のバッジ。そして軍に負けず劣らず規律正しく姿勢よく敬礼してくれている―――オーブの警察組織、はっきり言えば「警察庁」のお偉いさん方だ。
街中では普通に見かけられる彼らも、この行政府、しかも内閣まで入ってくることは非常に稀だった。行政府内で見かけるとすれば、大臣たちにとって非常に不都合…間違ってもあり得ないと思うが、汚職などで捜査に立ち行ってくるぐらい。要は「見たくない」人種だ。
しかし彼らは帽子をとり、こうして礼を取ってきてくれている。つまりは黒い話ではなさそうだ。
「どうした?警察庁じきじきの来庁とは珍しいな。」
カガリが感嘆の声と共に目の前の応接ソファーを勧める。
幹部らは再度敬礼し、カガリと対面して並び座した。そして一人が苦笑しつつ話し出す。
「いえ、我々の来庁というと、いささかここは座り心地が悪いことが多いのですが、今回は「感謝」と「依頼」に参りました次第です。」
「『感謝』?」
内閣で警察のキャンペーンもしたことはないし、一体何だろうと訝し気なカガリに、もう一人の幹部が口を開いた。
「実は、こうして代表のお時間を割いていただくまでの話ではないのですが…ここのところオーブでの農作物の盗難被害が相次いでいるのはご存じでしょうか?」
「あぁ、よく知っている。」
カガリは表情を引き締める。
ここのところ多いのだ。農作物を収穫寸前で盗み出し、遠方に売りに行ったり闇取引で高額転売する輩が組織的にあることを。監視カメラなども用意してはいるらしいのだが、彼らはその辺りも周到に情報収集し、非常警報やカメラの配線を事前に切断し、それで堂々と盗みに入っている。
特に南国オーブで採れる「パパイヤ」「マンゴー」「パイナップル」をはじめとする高級フルーツを盗み出していると聞き、多くの食品を他国からの輸入に頼っているオーブの中で数少ない一次生産品であるそれらは貴重な資源でもあるため、カガリにとっても他人事ではない。
「それで?今年も盗難届が相次いでいると聞くが、私に直接話に来るということは、何か国を挙げての捜索でも計画してきたのか?」
勇んで問いかければ、彼ら二人は顔を見合わせ、何故か少し微笑んだ。
「いえ、先ずはそれで感謝を申し上げたいことがありまして。」
「は?」
盗難と感謝?何か農作物と間違えて、犯人が不発弾でも掘り出していってくれたのだろうか。
すると一人が語り始めた。
「実は、毎回狙われる農園がありまして、今年もきちんとカメラなどの防犯展開していたらしいのですが、その裏をかかれたそうで見事に電牧(※電気が流れている柵。触るとビリッとする)も監視カメラも切られていたそうなのです。ですが、それに気づいた農園主がまだ夜明け前の農園に慌てて走っていくと、農作物は無事。で、代わりに縛り上げられた男たちが十数人も転がされていたそうです。」
「しかも、どうやら犯人確保をしてくれたと思われる人物が走り去る後姿を主が見ておりまして。犯人たちからも事情聴取を聞くと…」
「どうにも制服が『オーブ軍』の物ではないか、ということに至りまして。」
「それで、何方なのかとオーブ軍に問い合わせをしたのですが、『極秘事項』と言って取り合ってくれず。…なので代表の元に参った次第であります。」
交互にリズムよく報告する二人に、カガリはひたすら「…はぁ。」と相槌を打つ。
確かに職業軍人、ましてやオーブ軍であれば、複数人の素人相手にだって勝てる自信はある。…だがいまいちわからないのは、何故まだ夜も明けぬ農園で、そんなことをしていたのか、ということだ。
『極秘事項』と言って突っぱねたらしいが、極秘任務を農園で行う、なんて話はこちらは聞いていない。
たまたま通りかかっただけ、ということかもしれないが、それにしても善行なのだから誇りこそすれ、わざわざ『極秘』扱いする意味が分からない。
(何故隠すんだろう…?)
まだ闇を探るような感じだが、代表首長から軍に問い合わせれば、流石に突っぱねるわけにはいかないだろう。カガリは頷いた。
「わかった。委細のそちらの感謝の申し出は、私が変わって有難く受けて置く。私から軍に知らせておくから。」
「「ありがとうございます。」」
深々と頭を下げる警察幹部たち。でも確かもう一つあったような…
「で、確か『依頼』とかもあったよな?それもオーブ軍へか?」
「はい、実は取り調べ中、今回逮捕された者達が口をそろえて「俺たちにはオートマタとポッドがあるんだ!機械相手なら、どんなに強かろうが生身じゃ勝てないぜ!」と吐いたようで。もしかしたら今度は機械を使って乱暴に物事を運ぶ可能性もあり―――」
「それで軍に便宜を図ってくれないか?ということか。」
二人は同時に頷く。
確かに警察組織は銃は持っていても、MSやオートマタのような兵器は所有していない。代わりにこの手の犯罪に対して「自衛行使の権利」があり、つまりは軍に協力を求められるのだ。要は「住み分け」をしているが、有事の際は協力を願い出る資格がある。
「わかった。私の方から軍には話してみよう。…しかし、ポッドやオートマタまで使って農作物を盗み出そうなんて…どれだけ高級フルーツなんだ?パパイヤか?それともマンゴーか?」
「いえ『トマト🍅』です。」
「…は?」
余りに即答過ぎて、一瞬聞きそびれたかと思ったが、幹部は冷静に繰り返した。
「『トマト』農園です。代表。」
「と、トマト!?」
思いっきり驚くカガリに、幹部はことのほか丁寧に状況を伝えてくれた。
「はい、このオーブでは気候的に収穫が望めない作物だったのですが、近年ハウス内を冷温化させて、自給自足できないかの研究が進み、その結果、何とか収穫と出荷にこぎつけられたようです。」
なるほど…確かに寒冷地で育つ野菜は輸入に頼っている。しかし普通は温度を高く保つために使うハウスを、代わりに寒冷地仕様に切り替えれば、収穫も可能という訳か。
「なので、トマトと言えど自国産は高価です。犯人の狙いはそこかと。」
「あとハウスも特許はまだ提出していないそうですが、実験として成果が出ているものですので、今後安定収穫が見込めそうな場合、この施設開発の特許も申請するため、オートマタなどに壊されるのは非常に問題だと。」
「そうだったのか…」
我が国の研究と汗と涙の努力で育てたトマトを盗むとは!
カガリは立ち上がった。
「わかった。是非とも協力するよう、軍に連絡しておく。」
「「ありがとうございます。」」

二人が去った後、軍令部に内線を入れようと、受話器に手を伸ばしたところで気が付いた。
(そういえば、捕まった犯人が「十数人」って…―――まさか…!)


***


そして時間は翌日の午前3時。
カガリはコッソリと屋敷を抜け出し、指定の農園へと潜伏する。
無論、日中にキサカに詳細を伝え、陸軍より派遣部隊を要請してはあるが、使いどころを間違うと、犯人が警戒しすぎて農園に姿を見せなくなるだろうし、近隣住民にも迷惑がかかる。
警察は数人で交代しながら監視し、非常事態になった場合軍への直通依頼をする段取りになっているようだ。
これだけの体制を整えて置けば、代表首長のカガリ自ら出ていく必要は全くない。
なのだが
(…どうにも気にになるんだよなぁ…)
その訳は昼間の推理。あの後個人的に農園の状況を調べて気づいた。
オーブの大学をはじめ、農業の研究関連で、冷温化施設の話はまだ学会にも登場していない。
つまりは未知の分野。モルゲンレーテをはじめ産業技術は世界でも特に優秀だ。モルゲンレーテなら、こうした農作物の方に技術を転用することも可能だろう。しかし現在はまだ軍用品の開発中心だ。「そこ」にカガリは引っ掛かる。
(もしかしたら…)
カガリは検索対象をを国外に広げた。するとカガリの予想通り
(―――!あった!)
これで確信に繋がった。

(私の予想が正しければ―――!)
最後は現場で確認したい―――と思っていたその時。
<ゴゥン、ゴゥン>
機械音と共に微弱な振動が近づいてくる。
(来た!オートマタの駆動音だ!)
と、たちどころに潜んでいた警官が農園を取り囲む照明をつけようとする。が――
<パチン!>
「え!?切れた!?」
カガリの方が声を上げた。どうやら警察が張り込んでくると予想して、裏をかいたらしく、その外側から配線を切られたらしい。
「こら!止まりなさい!」
遠くから警官がオートマタと回収用のポッドに近づく。駆動音からして、ただの作業用じゃない。改良を重ねたらしい馬力のある音だ。咄嗟にカガリは声を上げた。
「待て!近づくな!そいつは拳銃くらいじゃ相手にされない!」
カガリが言うより先に、オートマタが警官を一人打ち払った。
「うわっ!」
「大丈夫か!?」
カガリが駆けつけ、突き飛ばされた警官を介抱する。
すると「あ、ありがとうございます。ですが、コレをやられました…」
彼がそう言ってカガリの前に掲げたのは「軍への出動要請コールボタン」
「一番の切り札を、真っ先に封じられるなんて、不甲斐ないです。」
苦渋の表情の警官。それに対し、カガリは平然と答えた。
「大丈夫だ。多分もうこちらに向かっている。」
「え…?だってまだボタンは押していな――」
彼の言葉が終わらないうちに
<ゴオオオオオオ!>
まるで怒りを込めたかのような駆動音と共に、風圧がカガリの髪を慌ただしくなびかせる。
それと同時に背後から
「な、何だよ、アレ!?」
「ま、まさか、MS!?」
「嘘だろ!?軍の施設からこんなに離れたところに、何でこんな早く―――」
「こんな農園の警備にMSなんて来るわけ…うわぁああああああ!」
犯行グループの悲鳴が農園のあちこちから沸き上がる。
カガリは振り返りもせず、負傷者を現場から避難させ続けた。
結果は―――見なくてももうわかる。

***

「随分早いお着きだな。アスラン。」
目の前に降り立ったインフィニットジャスティスを見上げ、カガリが声を上げる。
<か、カガリ!?>
流石に驚いたらしいコクピット内の音声が響くと、慌ててハッチを開けてアスランが下りてきた。
「何でカガリがここに!?」
「いや、お前だって聞いているんだろう?警察庁からの依頼。…てか、寧ろ依頼なくっても来る気満々だったんだろう。」
インフィニットジャスティスによって破壊されたオートマタ数機と作業ポッドが警察車両に運ばれる様子を眺めながら、カガリは昼間の推理を話し出した。
「アレだけの組織の人間十数人を「たった一人」でノセる奴なんて、流石のオーブ軍でもお前くらいしか想像できなかったから。それに、もう一つ―――「農園の冷温化システム」の事。わが国で今まで一回も開発の話が出ていないにもかかわらず、こうして今特許要請を出そうかというくらいまで話が進んでいたなんてさ。お前の入れ知恵だろう?何か見たことというか、聞いたことあるな~って思って、ある記事を開いたら載っていたんだ。「レノア・ザラ」―――お前のお母様が研究されていた実験設備だった。」
「…」
アスランは口を一文字に結んだまま。
言い難いのだろう。代わってカガリが答えてやった。
「言えないよな。だってオーブ軍人は一応『国家公務員』だからな。非営利ならともかく「副業は家族や身内の手伝い以外は認められない」規則だ。だから隠れてこうして見守っていたんだろう?」
「カガリには敵わないな。」
初めて口を開いた彼は朴訥と話し始めた。
「最初は通りがかっただけなんだ。そうしたら色々実験を重ねている様子が分かって、でもやはり素人のせいか、システムがうまく働かないことで行き詰まっていた様子だったから。その姿がどうにも母と同じに見えて…」
「それで、手を貸した、って訳か。」
「あぁ。今度「特許を取るので、是非あなたの名前も」と言われたんだが、流石にそれは断った。でもいいんだ。母の想いと願いが、この地で花開くなんて、それだけでも俺は嬉しいから。」
「アスラン…」
朝焼けに染まる水平線を見つめる彼の横顔は、今まで見せなかったような満足そうで優しそうな表情をしている。
「一応機能がうまく働いているか様子を見たかったんだが、まさか窃盗組織が入り込んでいるなんて知らなくて。偶然居合わせて片付けておいたが、警察から依頼が来たことをキサカ一佐から知らされて。それで自分が行くと宣言していたんだ。」
「よく決行は今夜だ、ってわかったな。」
「収穫時期だからな。もうすぐ出荷されるなら、犯人たちも急いでくるはずだと思って。」
「流石だな。お前の推理も一級品だ。」
なんとなく嬉しさを隠せないアスラン。多分コイツの根本はお母様と同じように自分の好きな研究で、人のためになることをする方が向いているんじゃないかな。そう思ったが
「でも、俺は今の生き方に満足しているよ。カガリの嬉しそうな顔を見られる仕事ができるなら。」
「アスラン///」
真っ向からそう言われると、ちょっと照れ臭い。だが、アスランは更にニコニコと話し出した。
「それに嬉しい事に、このシステムができれば、これでようやくオーブでも『桃🍑』が食べられるようになるじゃないか!」

・・・

・・・

(・・・へ?)

「なかなか生の桃って出回らないから、ここで桃の栽培研究をしていると聞いて、それもあって興味が沸いたんだ。」
「え~っと・・・アスラン。大変言いづらい事なんだが…」
「なんだ?」
「ここ・・・『桃🍑』の栽培はしていないぞ?」
「え…?」
たちまち端正な顔立ちが一気に強張った。
「だ、だって確か『桃太郎』って―――」
「それは『トマト🍅の品種』の名前だ。」
可哀そうだが「すとらいくふりーだむ」で一刀両断するがごとくサクッと言ったら、アスランが膝から崩れ堕ちた。
<ガクッ…💧orz>
「お前、ここはどう見ても『桃の木』生えてないじゃないか。…って、もしかして、桃の木を見たことなかったのか?」
<コクン>←挫折したまま頭だけ頷く
「お前、桃が食べられると思って頑張ってたのか…」
<コクン>←まだ立ち直れない

ハァーーーーー(´Д`)ハァ…

アスランが🍑好きなのは知っていたが、まさか盛大な勘違いを冒していたとは。
肩に手をやって慰める。
「まぁ、何時かはこの施設が発展して、桃の木だって育てられるかもしれないじゃないか。元気出せよ。」
「……」←無言の落ち込み。

仕方ない。
「ほら、立てよ。折角だから、私が手料理作ってやるから。」
<ピク>←あ、反応したw



そして、帰宅後―――
「…美味しい…♥」
農園主からのお礼で貰った完熟トマトを使っての、「トマトとバジルの冷製パスタ」。
アスランがおずおずとフォークを巻いて口にすれば、ようやく笑みがこぼれた。
「よかった。トマトもいいもんだろう?」
「あぁ。カガリが作ってくれたと思うと余計に美味しい♥」
多分空腹で仕事した後だから、余計に美味しいのかもしれないが。
もし、私がアスランの為だけの「隠し味」を忍ばせていたせいかな…?
だったら嬉しい。

こうして二人でテーブルを囲んで、つかの間の幸せをトマトと共に存分に味わった。


・・・Fin.


***


こちらは、昨年の8月にUPしました作品です。
もう一年近くたっちゃったんですね…早いなぁ^^;

で、また何で再掲したかと言いますと、Twitterでは言いましたが、実は一昨日、お友達から🍑をいただいたんですよ♥


すっごい大きくて、見事な完熟✨ 香りもとっても良くって、本当に美味しかったです♥
昨年は一個も食べられなくて、悲しい思いをしていたんですが、ここ数日の父の容体を案じてくださったから、「少しでも口に入れば」と、こうして心配してくださって(ノД`)・゜・。(感涙✨)
お陰様であれだけ食欲無くて、げっそりしていた父が、丸ごと一個ぺろりと平らげてくれまして、もう本当に感謝感激なんです✨(T人T*)

こうして、普通にめでたしめでたし♪…で終わればよかったんですが、その父が昨日TVを見ていて「おい、山梨でまた🍑が盗まれたぞ!(# ゚Д゚)」と怒鳴り声揚げまして。
見たら、また今年も農家さんが丹精込めて育て上げた桃を何十Kgも盗まれたんだとか。

「このやろぉおおおおおおおおお!!!####」

桃一個育てるのに、どれだけ苦労と資金を重ねていると思ってるんだ!
炎天下も、風雪厳しき折も、農家さんは有給もなく、必死に育てて我々の食卓に美味しいものを届けてくれようとしているのに!!ヽ(`Д´)ノプンプン

血圧上がっちゃったんで、インジャスに出動要請しました(`・ω・´)ゞ

再掲なので、去年見られた方には同じ話ですけれど、農家さんの無事の出荷を願って、またアップしてみました。
あ、トマトも美味しいです。トマトも無事に育ちますように✨(ー人ー)

 

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2023春アニメ最終回⑨&夏の新番組④

2023年07月08日 00時31分09秒 | アニメ

今日は、『ガンダムSEED Freedom』と『リマスター劇場版』のムビチケが無事取れて、ようやく血圧が下がったかもしたです。
もう10時に仕事の隙をついて、ネット予約したのですが、ほんの数分でサーバーに繋がらなくなりました!未だ人気衰えず、ですね!
繋がっているムビチケ。何時全種類届くかわかりませんが、もう今からワクワクです♥

さて、アニメも大分新番組が登場してきましたが、先ずは最終回から。

『神無き世界のカミサマ活動』:漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公の卜部征人はミタマという神様を崇拝する教団の教祖の息子として生まれた。彼は団体の次期教祖となるための儀式に無理矢理参加させられ、その最中の事故で命を落としてしまう。次に目を覚ました時、彼は見知らぬ異世界にいた。その世界の村人たちに助けられ、仲良くなっていくが、娯楽や情報というものが一切ない違和感のある世界だった。さらに一定の年齢に達すると皇国から自殺を強制される「終生」と呼ばれる制度があり、征人と仲良くなった友人たちも、その制度の対象となってしまう。征人は村の友人たちを救いに行くが、そこで皇帝の刺客が襲い掛かってくる。窮地い陥った征人を救ったのは、突然現れた幼女の神様:ミタマだった。圧倒的な力で敵を倒した―――にみえたが、実はミタマは信者の数によって力の出方が違うことが判明。征人はミタマを教祖として村人に布教し、ミタマの力を底上げする。ここから他の教団との信者獲得の争いになっていく。アタールやダキニの信者を集め、子供たちを贄とするガイアとそれを操るテュポーンにも、アタールの信者をミタマの信者にさせたことで格段にアップした力で持ってテュポーンとガイアも倒す。しかし征人は彼女らをも教団に取り込み、更にミタマの力を強くするのだった―――というストーリーでした。
基本は下ネタ付き(笑)のギャグな部分もありますが、主人公は意外と知性派で、幼い頃からの布教活動をアレンジしては信者獲得するという小技にキレるタイプでしたw ミタマちゃんは征人が大好きなのに結局信者になってもらえず、でも健気。神様にしては幼い純真無垢なため、征人に利用されてばかりでしたが、何時か力と、それ以上に知恵をつけて、がんばって世界を支えてもらいたいものですw

『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』:なろう系小説のアニメ化作品です。
主人公の「俺」は大の自動販売機好き。そんなある時交通事故で、目の前で倒れそうになった自動販売機の下敷きになってしまう。次に目覚めると自動販売機に転生して湖の前に立っていたが、体は動かず、声も録音済みの限られた言葉しか話せなかった。誰もいない湖畔で数日孤独に過ごしていると、腹をすかせた怪力少女のラッミスに出会い、意志を持つ魔道具だと認識され、何とか意思の疎通に成功する。ラッミスに背負われて迷宮内の村に行き、ハッコンと名付けられれ、自販機として地球の飲食物を村人たちに販売する―――という第1話でした。
転生したらチート・・・のはずが、なかなかに想像の斜め上を行く自販機ですか!動けないし、それでもいいのか?と思っていたら、投入金額がHPやMPになり、ラッミスちゃに背負われて各地を旅することもできる。うん、なかなかに面白いじゃないか!自販機も!(笑) 自販機大好きで自販機になれたんですもの。是非とも自販機生楽しく生きているか、生暖かく見守っていきます♪
『私の幸せな結婚』:なろう系小説のアニメ化作品です。漫画や一足早く劇場版も上映されていました。
主人公の斎森美世は家族内で虐げられ、使用人同然の扱いを受けている。美世の母は早くに亡くなり、後妻を迎えた父はその後妻との間に香耶が生まれ、さらにその香耶には、異能力を持つ齊森の力が受け継がれていた。美世にはその力がないため、特に義母と妹から酷い扱いを受けていた。そんな中、思いを寄せてくれている辰石幸次が香耶と婚約することとなり、美世は家を追い出されるようにして父の命により、異能者の家系で最高の名家とされる久堂家の当主・清霞の婚約者候補として久堂家に向かう。清霞は気難しい軍人であり、今までの婚約者候補は何人も3日と持たずに逃げ出していたという。しかし帰る当てもない美世はただ清霞の言うことに従う。美世にとってはそれは当たり前のことだったが、従順な美世に清霞は今まで出会った女性に無いものを感じ取るのだった―――という第1話でした。
人気作で事前からも話題になっていたので、気になっていました。なろう系とは思えない不遇さから、感情さえ奪われたようなヒロイン。そしてそこに現れた、やはり何か心の内に重いものを抱えているような清霞。何も持っていない空っぽのヒロインが、疑り深い清霞の心を変えていく展開なんでしょうね。浸透圧みたいに、清霞の靄を吸い取ってくれるような。二人の心が交わる過程がどんな風に描かれていくのか、めっちゃ楽しいです!
『アンデッドガール・マーダーファルス』:小説&漫画原作のアニメ化作品です。
現代とは違った時間軸の明治。主人公の真打 津軽は、見世物小屋で日々化け物と戦う仕事をしていた。半分鬼の身体を持つ彼に、ある日鳥かごのようなものを持ったメイドが襲い掛かる。かなりの強者のメイドにようやく勝ってみせると、鳥かごの中から人の言葉が聞こえた。そしてその中にあったのは、女性の生首。首の名は輪堂 鴉夜といい、隠遁生活を送っていたが、物語から1年ほど前に西洋風の男性が訪れ、襲撃を受ける。その際、半人半鬼の力で首を刎ねられ、死にはしなかったものの胴体を再生できず生首だけの姿になる。元は鬼の力を持つ津軽に殺してもらおうと考えていたが、津軽の身体ももう長くはもたないため、津軽を永らえさせるために鴉夜の体液を注いで持たせ、代わりに彼女の肉体を取り戻すために協力を取り付けたことで、西洋風の男性がいると思われるヨーロッパへと向かうことになった―――という第1話でした。
夏に見るにはふさわしい、なかなかい第1話目からホラーです。美しい首だけの女性と、その首を守って戦う半鬼半人の主人公。この二人がどうやって、今後それぞれ体を取り戻していくのか、アクション含め楽しみに見ます。『呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変』:説明不要!のジャンプ人気漫画の2期目です。最初は五条と夏油の過去話から。
行方不明者が多発する曰くつきの洋館の調査に派遣された術師の歌姫と冥冥。洋館に潜入し、呪霊の結界術に気づいた二人は、結界を破るための行動に出るが、突如建物が崩れ始めてしまう。宙に放り出されたその瞬間、目の前に現れたのは呪術高専の問題児、2年生の五条と夏油と家入。歌姫を救い出し、呪霊を封じこめた後、五条と夏油に夜蛾から指令が下る。天元様の命は天元の器となる少女を守り、そして消滅させること。その器の少女:天内理子の下に向かうと、天元の暴走による呪術界の転覆を目論む呪詛師集団「Q」の刺客が、理子を殺そうとしている現場に遭遇。理子を危機一髪で救い出した二人に、Qの刺客が襲い掛かってきた―――という第1話でした。
相変わらず、OPの入り方といい、演出といい、MAPPAさんの気合が入りまくっております!漫画でも動きがわかりますが、やっぱりアニメになると3次元的空間で動作が描かれるので、余計に臨場感がありますね!しかも学生時代で、五条先生の両眼が普通にみられるのはこの時だけ(笑) 一番の見どころはやはり、二人が道を違えるところでしょうか。こうなると声優さんの感情が注入された演技も見もの聞き物。毎週楽しみに見たいと思います!
『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民のために尽くします。』:なろう系小説のアニメ化作品です。
主人公は乙女ゲームの世界に転生し、8歳で前世の記憶を取り戻したプライド・ロイヤル・アイビー。物語のラスボスでもあるため、チート能力はもちろんだが、性格が非常に残虐で、義理の弟に母親を殺させようとしたり、召使たちを散々に傷つける悪の権現。もちろん、そんな自分の死亡ルート回避を望む転生後のプライド。本編では義理の弟となるステイルに対し、従属契約を交わさせ、母親を殺すよう仕向けているのだが、それを真っ先に止めさせる。風邪をひいていたステイルを献身に看病し、更に召使や兵士たちへの気使いを行い、城中のものから「人が変わった」と口にさせるほど。そしてステイルはそんなプライドを守ろうと誓いを立てるのだった―――という第1話でした。
こちらも定期化してきました、ゲームin悪役令嬢の死亡フラグ回避ストーリー。でも今までの悪役令嬢の中でも最恐に酷いヒロイン(ゲームはね)。流石はラスボスだけのことはあります。こんな姫様が、180度回頭してあんないい子になったら、そりゃお城中何か天変地異でも起きるのでは!?と大騒ぎになりますわ💦 で、ラスボスが一変したところで、ゲームの主人公のヒロインは、どんな形で現れ、プライドとどんな関係を生み出していくのか。固唾をのんで見守りたいと思います!
『るろうに剣心』:こちらも語るまでもない、ジャンプ掲載の漫画原作のアニメ化作品。今期で2期目ですが、続編ではなく新たに製作されたものです。
明治の世になった東京で、一人の流浪人に神谷活心流の師範代:神谷薫が襲い掛かる。しかし相手はあっという間に力なく倒れてしまう。聞けば薫は自分の道場の名をかたる辻斬りを成敗しようと、一人夜に街を見回っていたのだった。しかし流浪人の持つ刀は逆刃の刀。更に見かけも違う小柄な風体だった。薫は辻斬りは彼ではないと判断し、流浪人の緋村剣心は道場を後にする。しかし、薫の傍仕えをしていた与兵衛が実は辻斬り役と手を組み、道場の土地を乗っ取ろうとしていたのだった。手負いの薫に無理やり拇印を押させた与兵衛だったが、そこに剣心が洗われる。小柄で華奢な風体に敵は甘く見るが、その剣技の速さで圧倒的な強さで全ての悪党を倒してしまう。緋村剣心、通称:緋村抜刀斎。伝説的な維新志士の人斬り抜刀斎だった―――という第1話でした。
既に一度アニメ化、更に劇場版で佐藤健さん主演で製作もされていますが、アニメは実に27年ぶりですって!( ゚Д゚) 涼風真世さんのヅカ男優声も懐かしいですが、今期は男性声優さん起用ですね。27年前見ていた人として一瞬違和感を感じるかと思ったのですが、佐藤さんの演技を見ているせいか、違和感感じずスルっと入ってきました。キャラデザは原作に近いですね。流石にデジタルは奇麗です✨ 漫画も全巻読破しているので、ストーリーはどこまで放送してくれるのか分かりませんが、改めて楽しみにしたいです。OPのそばかすと、EDの西川アニキが思わず頭の中を流れまくりました(笑)

 

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2023春アニメ最終回⑧&夏の新番組③

2023年07月05日 21時18分17秒 | アニメ

劇場版種自由の情報がアップされて以降、毎日テンション高いかもしたですw
やっぱり公式が動くといいですね!どこに眠っていたんだろうって言うくらい、萌えネルギーがガンガン上昇してきます♥
今現在はPV第一弾から、どんな世界状況になっているのかをほんのり捜索中。当然本当の物語からはかけ離れていると思いますが、それでも自分の妄想の限界を超えたものが見れらた「やられたー(ノ∀`)アチャーw」っていい意味で裏切られるのは楽しいです♪ コソコソ予想ネタ用意しておこうw

そしてこちらも予想のつかない新番組と最終回の感想です。
『君は放課後インソムニア』:漫画原作のアニメ化作品で、同年実写劇場版も公開中です。
主人公の中見 丸太は高校一年。不眠症に悩まされており、この病気を誰も分かってくれず苦しみを抱えていた。そんなある日、学校の天文台に上がったところ、倒れたロッカーの中で眠っていた曲 伊咲を見つける。実は彼女も不眠症だが、それを公言し、堂々と天文台を根城にしていた。「ここを使いたくば天文部に入部しないといけない」となって、伊咲と共に天文部を復活させる。だが活動実績がないと部費が出ないため、卒業した天文部員の白丸 結にアドバイスをもらい、天文の写真の撮り方を教わる。一方で観測会を行い、部としての実績にしようとするがあいにくの雨天となってしまう。こうなると写真を何としても成功させたい二人は、夏合宿という名目で伊咲の祖母の家を借り、天文写真を撮影することに。その中で丸太は伊咲への思いを伝える。最後に二人でゴールと決めた遺跡での写真撮影は成功し、コンテストで優勝。見事に天文部の実績を残すのだった―――というストーリーでした。
なかなか理解されにくい不眠症をテーマに、「だったらいっそ、夜の世界を楽しもう!」と前向きにとらえて動き出す二人の青春ドラマでしたが、よかったのは同じ苦しみを持つ理解者が居てくれたことですね。不眠症だと昼間は頭がボーッとしているので、愛想が悪いとか、やる気が見られない、とかあって、人間関係や学校側がとらえる印象も悪くなること多いんですよ。でも家族も理解してくれない(※夜遅くまで起きているからだ!で終わってしまう)ので、思春期にこの疾患で悩むと辛いですよね💧 多分現在リアルで悩んでいる人たちがいると思います。その方々へのピア的作品として、よかったんじゃないかな。描かれ方も等身大でしたし。こういう珍しいテーマの作品もこれがきっかけで認識が広まってくれると嬉しいですね。

新番組はこちら。
『Lv.1魔王とワンルーム勇者』:漫画原作のアニメ化作品です。
勇者パーティーに倒された魔王。今際の際に「10年後に倒す」と宣言した通りに復活したものの、約束を守るため無理矢理復活したため、幼女の姿で復活してしまった。秘書のゼニアが止めるのも聞かず、マックスとの再戦を期して魔力の波長をたどって現れるが、その勇者マックスは、仲間と共に魔王を倒す偉業を成し遂げた後、そのことで天狗になったり、世間知の低さからスキャンダルや事件に巻き込まれて、地位を失い、10年が過ぎた現在では貯えを突き崩しながら自堕落な生活を送っていた。何とかやる気を出して再戦を・・・と願う魔王に対し、マックスは人生投げやりでやる気なし。ただ本当に殺気を覚えた時は、鋭い感覚をまだ持ち合わせていた。それに気づいた魔王はマックスを勇者としてやり直させようと、ワンルームに住み込み、生活の面倒を見始めたのだった―――という第1話でした。
定期的に家庭的な悪魔とか魔王が現れる作品がありますが、今回も料理作れる幼女魔王が登場です。何故かこういう時人間のキャラの方がダメダメで、魔族の方が面倒見が良かったり、掃除洗濯家事は何でもこなせるやたら器用で気使いができるという(笑) いわゆるギャップ萌えでしょうかw ともかくこのやる気なし、人生棒に振ったままの勇者のおっさんを立ち直らせることができるのか!?頑張れ、魔王ちゃん!!
『政宗くんのリベンジR』:漫画原作のアニメ化作品、久しぶりの2期目です。
主人公の真壁政宗は幼い頃太っていたことから、安達垣愛姫(※本当は別人)に豚足と呼ばれたことを恨み、「愛姫を自分に惚れさせ、その後盛大に振る」という復讐『デッド・オア・ラブ作戦』を次の段階に進めようと意気込むんでいた。そんな時、フランスへの修学旅行があり、ここで復讐を果たそうとする政宗たちの前に、フランス在住の漫画家志望のオタク少女、ミュリエル・ベッソンが現れる。彼女曰く、特に日本の高校生を描いた漫画を描いてみたいと思い、修学旅行で訪れていた政宗と愛姫にモデルになって欲しいと頼み込むが、いがみ合っている二人にそれを演じることはできず、お断りする。しかしミュリエルが大泣きしたため、怒り狂ったミュリエルの兄・フランクが手下を連れて現れる。大のシスコンなフランクは政宗と愛姫を追いかけまわし、モデルになることを強要するのだった―――という第1話でした。
伊達政宗&愛姫さまファンであれば、つい見たくなってしまう(笑)リベンジ2期目。毎回懸命に復讐方法を考えては愛姫にアタックして見せるも不発…というより、愛姫自身が元々残虐姫と呼ばれるほど人を寄せ付けないので、先ずは近づくことからスタート、なのですが・・・豚足事件の真相が明らかになるまではあともうちょい我慢ですね。果たして政宗君の復讐はどうなるのか?憎しみが果たして愛に変わることはあるのか?是非とも楽しみに見たいと思います。
『もののがたり』:漫画原作のアニメ化作品、今回で2期目です。
主人公の岐 兵馬が長月家に修行に来て早半年が過ぎようとしていた。長月ぼたんとは気まずくはないものの、まだどこか距離がある状態。そんなときに京都では恒例の葵祭が迫ってきた。塞眼たちは行列の警備に当たり、当然ながら兵馬もその一員となる。ところが行列の花笠の付喪神が暴れ出し、兵馬はとっさに攻撃に出ようとするが、そこに現れたのが京都三大付喪神の一つ『雅楽寮』が現れ、観客の動きを封じそのまま付喪神をあっとうてきなちからで倒してしまう。ただ見送るしかできなかった兵馬だったが、雅楽寮たちは兵馬のことをよく知っていた。それは兵馬の兄と姉が付喪神に殺されたことから端を発する痛ましい記憶だった。あの時の付喪神を倒すと心に決めている兵馬。そんな彼の前に、あの時の気配を感じた。慌てて屋上から身を乗り出すと、真下の道路に唐傘があり、そこから不思議な視線を放つ少女がいた―――という第13話でした。
基本付喪神とのバトがメインで、時折ぼたんちゃん&婚礼調度たちとの触れ合い(?)ですが、段々兵馬も落ち着いてきましたね。最初の頃は兎に角付喪神の存在すら憎んでいましたけれど、段々共に仕事できるようになってきましたし。ですが、ここに来て唐傘の少女が登場。折角馴染んできた雰囲気を、また一気に覆されそうな感じですが、兵馬の過去も詳しく明かされ、これから物語が大きく動きそうなので楽しみに追って行こうと思います。
『おかしな転生』:なろう系小説のアニメ化作品です。
主人公は現世にて、天才パティシエとして活躍。コンテスト当日も優勝確実と見なされながら、その飴細工が倒れその下敷きになって亡くなってしまう。だがそこで転生し、ペイストリー=ミル=モルテールンとして現世の記憶を持ったまま生まれ変わる。モルテールン騎士爵の長男として父親のカセロールからは剣術などを学ぶが、本人はただひたすらお菓子を作りたい思いが強く、特にお菓子作りの材料となる麦の畑などを荒らされたときには、とてつもない力を発揮する。それを見たシイツは、現在領地内に畑の作物を荒らす盗賊が現れたことを報告し、ペイスの力で持って彼らを遠ざけられないかと打診。カセロールも了解し、一足早く成人の儀式を済ませることとなった。王都の教会で成人の儀を行い「転写」の魔法を使えるようになったペイスは、市場にあったリンゴを欲しがる。そして領地でリンゴを育てたいと申し出ると、カセロールはペイスが領地の統治をしようと意欲的だと満足するが、ペイス自身は早くリンゴの種を植え、リンゴのお菓子を作りまくりたいという、双方の思考に深い溝ができていたのだった―――という第1話でした。
今までいろんな転生ものを見てきましたが、ひたすらお菓子作りに邁進する主人公は多分初めて。しかも領主として悪漢から領地を守ることや、作物を育てて発展させる・・・確かに言われてみればそこに繋がるのですが、ペイスの興味はただひたすらお菓子作り(笑) 相互の理解に隔たりがあるのですが、結局「お菓子が作れる」=「豊かな土地」でないとできないので、自然と道は一つにつながるという(笑) ということで、お菓子作りのために、是非とも領地を頑張って運営してください!
『夢見る男子は現実主義』:なろう系小説のアニメ化作品です。
主人公の高校生:佐城渉は同じクラスの美少女・夏川愛華に恋焦がれ、日々ストーカーのごとく付きまとっていた。愛華はただひたすら渉を迷惑がっていたが、ある日サッカーボールが渉にぶつかりそうになった瞬間、何かが目覚めた渉は、急に「愛華とは釣り合わない」という現実に気づく。以降、渉は愛華にストーカー行為をせず、アプローチもしなくなる。距離を取ろうとする。突然の変化に戸惑う愛華。そんな渉の下に藍川レナという隣のクラスの女子がちょっかいをかけてくる。それを見た愛華は急に不安が増してくる。レナは元々先輩と付き合っていたのだったが、最近ふとしたことがきっかけで仲違いをしていた。だが渉が現実を見つめ直したことを聞き、レナは思い直して先輩と仲直りする。しかし愛華はやはり渉に嫌われたのでは、と思い込み、渉の家まで尋ねてくるが、「釣り合わない現実に気づいた」という渉に失望する。だがやはり愛華への憧れは尽きず、渉は全力で彼女を推すことを心に誓うのだった―――という第1話でした。
なろう系ですと、いわゆるチートで女の子にもモテモテ♥―――な主人公が転生してきそうですけど、この主人公は不思議なきっかけで、自分を外側から見ることができるようになり、その結果、自分は愛華ちゃんには釣り合わない、と自覚したという「大人になろう系」・・・というべきでしょうか。彼の視点を外に向けた謎のきっかけ(ボールがぶつかりそうになった瞬間、でしか今のところないですが)が残っていますが、それ以外は冷静になった自分を手に入れた、という感じですね。今までのなろう系とは一線を敷いた感じで、ちょっと見てみようと思います。『好きな子がめがねを忘れた』:漫画原作のアニメ化作品です。
主人公・小村くんは隣の席の女子・三重さんのことが気になっていた。ある日、三重さんがいつもかけている👓を忘れたことにより、小村くんは初めて彼女と会話をする。三重さんは強度の金眼で、板書が見れない三重さんは隣の席の小村君のノートを見ようと無自覚に至近距離で近づき、更に下駄箱も小村君の靴と間違えても平然としている。そんな三重さんに彼はドキドキし続けるのだった―――という第1話でした。
地味青少年と、可愛いけどどこかズレてるヒロインの日常物語。別に特殊能力もなく、中二病でもなく、本当に極普通の学生なんですが、むしろ最近はチートな主人公ばかりで、かえって何も能力の無い普通の子が妙に愛おしく感じます(笑) 夜半にまったりほのぼのしながら見守ろうと思います( ̄▽ ̄)
『フェ~レンザイ-神さまの日常-』:中国の漫画原作のアニメ化作品です。
九月は女性の姿をして人間界で生活する九尾の妖狐。通勤列車のラッシュに尻尾を踏まれながら会社で仕事をするOL暮らし。彼女の周りでは、神や仏や妖怪,竜、兎など様々な「ひとにあらざるもの」が、現代社会にそれなりに適応して暮らしている。人外の者たちによる、様々な日常を短編で描いた物語でした。
以前にも、人外さんたちが団地暮らして日常生活をつつがなく送っている「万聖街」という作品がありましたが、あれの神様バージョンみたいな感じです。ただ神様であろうと妖怪であろうと、ちゃんと一人前の仕事をしないと生きていけないので、しっかり働くえらい人外さんたちです。あわよくば、仕事の手を抜きたいかもしたとはえらい違いだw 頑張れ労働者!(「労働はクソ!」byナナミン♪)

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