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さいたま市南区のピアノ教室
カナリア音楽教室の増田玲子です。
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母に会ってきました。
母は施設に入居して10年になります。
「要介護5」です。
母には頻繁に会いに行ってましたが、コロナ禍で施設も面会禁止になってしまい、会えるのは病院を「退院」する時だけになってしまってました。
「誤飲性肺炎」になり、幾度も入院しました。今は、病院の面会も勿論だめです。
只、退院する時だけ、施設の担当の人の配慮で会わせてもらえました。
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病院の玄関の前で、施設の車が待ってます。そこに車椅子に乗せられた母が来ます。
顔を見れるのは、声をかけられるのは、玄関のループを降りて、車に乗る間だけです。
私は、妹達に送る「動画」を撮りながら「お母さん!」「お母さん!」と声をかけます。
母の反応は鈍いですが、かすかに目が動き、わかってくれてる、そう思えました。
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もっと、長い時間側にいれたら、手を持ち、身体をさすってあげることが出来たら・・・
私だけでなく、「孫」や「ひ孫」達も会えることが出来たら、母はきっともっと元気になれる、そう思い、施設で面会が出来るようになる事を・・・逢える日が来ることをずっと願ってました。
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そして、「ガラス越し」の対面ではありましたが、やっと施設で会えることが出来ました。
面会者は外から「声」をかける事が出来ます。人数制限があるので、娘3人で行きました。
車椅子に乗せられた母がガラス窓の前に来ました。そこには「通話可能」の機械が置いてあります。外にいる私たちの前にも置いてあります。
職員の方が「聞こえるので話して下さい」とおっしゃいました。
「おかあさん、おかあさん」と声を出したら、明らかに母の表情が変わりました。
わかったんだ、と思いました。
母は全く話せないから、こちらから一方的に話しかけたけど、その「表情」から明らかに「わかってる」と感じられました。
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久しぶりに会う母は、以前あった時よりもずっと綺麗になってました。
89歳ですが、しわも無く、肌が艶々なので、驚きました。
施設に入居してから動けなくなって、物凄く太ってしまって、別人のようになってしまったけど、昨日会った母は昔の母そのものでした。
美人でスタイルの良い母でした。
お母さん、ここで幸せに暮らしてるんだな、良かったな、と思いました。これも、ひとえに、施設の方々の献身的な介護のお陰です。
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入居当初から担当して下さってる女性のスタッフのかたは、当時、出産後復帰されたばかりでした。
いつお会いしても、お元気で、明るく、親身になって対応して下さいます。
「お若いのに凄いな、赤ちゃん育てながら大変だろうな、有難いな」といつも思ってました。
あの時の赤ちゃんがもう小学校の4年生です。
子育てとの両立大変だったと思いますが、少しは余裕を持てるようになったかもしれませんね。
お嬢さんが20歳になる時、母は100歳になります。
母は、きっと未だ元気で生きてると思います(*^^*)
お母さん、叉「会いに行きますね」
施設に入居出来た事本当に有難く思ってます。
在宅介護はやはり大変だと思います。。。