発表会のアンサンブル・リハの次の日はコンペの予選でした。
「優秀賞」を頂き予選通過しました。
この生徒さんは3回目の挑戦です。
昨年初参加の時はミスをしてしまいました。
発表会は経験ありますが、ステップに出た事がなく、いわゆる大舞台は初めてでしたので、可なり緊張してました。本人のショックは非常に大きなものでした。
もう懲りたかな?今年は受けないかな?と思ってたら、今年も挑戦したい、との事、それも予選2会場受けたい、との事で、逆に驚きました。
そして、6月の予選一回目・・・
素晴らしい演奏だったと思います。その子が弾いてるとき、会場内が一瞬静まり返った気がしました。これは行けるかも?と思いましたが・・・残念な結果でした。コンペで通る演奏は少し違うんです。
たまたまお会いしたY先生に伺ったら(Y先生は何十年もコンペの審査委員をなさってらっしゃった方で私の最も尊敬する先生です)Y先生は「とても上手だったけど、もう少し音が出ればよかったかな~」とおっしゃってました。
☆
そして、昨日。。。Mちゃんは全く緊張してる様子はなかったです。
この一か月間「講評用紙」に書かれた審査員のアドヴァイスを参考に「曲」を立て直しかなり弾き込みました。その成果がきっと出せると思いました。
会場入りして客席で待ってるとき、私の通路を挟んで座られた方はY先生でした。凄い偶然です。「この間の子?」と聞かれました「そうです」と答えた後「アチャ~」と思いました。
Mちゃんは「審査員の審判」を受けますが、私はY先生から「指導の審判を受ける」そんな状態になってしまいました(;^_^A結果を出せなかったら「増田先生この一か月何をやっていたの?!」っという事になってしまいます。
演奏は良かったと思います。でも一度落ちてると自信を持てません。Y先生の方を怖くて見れませんでした。でも、恐る恐る顔をあげて横を見たら、笑顔でうなずいて下さってました(声は出せないので)そのリアクションを見て、少しほっとしましたが、それでも絶対に大丈夫とは思えず・・・
☆
結果発表までかなり時間があったので、私は発表会の準備をするため先に失礼し、その「時」をドキドキしながら待ってました。
ラインが届きました「先生、やりましたー!!」の文字。掲示板に貼られた名前の写メ、そして笑顔で「盾」を持ってるMちゃんの写真。
頑張ったね、お姉ちゃんと同じのを貰えて良かったね!
直ぐにY先生にメールしました。Y先生からは
「とても良かったわよ。前回よりすごい進歩だった。先生のご指導の賜物です」
というお言葉が返ってきました。
嬉しかったです。
でも、私は何もしてないんです。発表会の準備のピークの時だったので「補講レッスン」も殆どしてないし、アドヴァイスはしたけど、後は本人に任せてました。
勝因は、Mちゃんのチャレンジ精神だと思います。そしてそれを支えたお母さん、見守ったご家族の力だと思います。
もう一か所報告した所は、発表会でお手伝いをしてくれるお母様達のライン・グループ
皆さん、気にして下さっていて、その結果をとても喜んで下さって、共に喜んでくれる人がこんなにいることがとてもとても嬉しかったです。
本選まで一か月、Mちゃん、もう少し一緒に頑張ろうね(^_-)-☆
![](http://classic.blogmura.com/pianoschool/img/pianoschool88_31.gif)
にほんブログ村