kankoのひとりごと

外出できず、ネットと電話・ラジオで日々が過ぎています

ツリシノブ作り

2017年11月05日 | 木や草花


シノブは全国各地で見られる多年生のシダ植物。
岩や樹木などに細い根をだしてへばりつき、茎を伸ばしていき、その所々から葉が出ます。
乾燥に強い。土がなくても堪え忍ぶので、シノブの名が付きました。


友人が庭の木にツリシノブをぶら下げていたら、その下の寄せ植え鉢にシノブがありました。
シダ植物なので、胞子が散って生えたと思われます。

私もツリシノブを作ってみたいと思ったので、そのシノブをもらってきました。1か月くらい前のこと。
作り方で参考にしたのは、こちらの記事

この記事に倣って、軒下のプランターに投げ込んだまま放置していました。
そろそろ作ろうかなと思って、ネットで「作り方」を調べたら、結構面倒なんですね。

そんな時は我流に限る。
身近にある材料を寄せ集めました。
菊炭、シノブ、銅線、シュロ紐、排水ネット、山苔


1.芯は菊炭(物置にありました!)
 菊炭にアースコード(緑色のビニールコード)を巻いて、吊るし紐にする(左端の2コ)。
2.排水ネットに山苔を入れ、真ん中に紐付き菊炭を入れ、銅線を使って、ボール状に成型する。
3.排水ネットは2重に。間に水苔を挟んだ。銅線で成型。
4.外側にシノブを貼り、シュロ紐でがっちり留めた。

コードや銅線を巻いたり、シュロ紐を結んだりする作業は、全部夫がやってくれました。
おかげで、形のよいツリシノブが出来たと思います。


これで、青々した涼し気なツリシノブができるかどうかは、来年の夏にならないと分かりませんが、楽しみです(^-^)。
(なお、この作業は冬にやるものだそうですよ)。


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ことわざに登場する人物の No1は?

2017年11月01日 | 古典聞きかじり

クイズです♪
歴史上の人物で、ことわざに登場する人物ナンバーワンは誰でしょう?

NHKラジオ第2の「御伽草子へのいざない」。
先日(10月22日・29日)の内容から紹介します。

ことわざに出てくる人名では、ある人物が突出しています。
というか、他の人物ではことわざになりずらいから、また、この人物だけはとてもユニークだからです。
殆どは江戸時代の歌舞伎や浄瑠璃によって広まりましたが、元々は「御伽草子(おとぎぞうし)」にとりあげられています。

その人の生い立ち。
時は12世紀末、平安時代終わりころのこと。
熊野の別当(寺社で働いていた人)の何某は、50歳になっても子がいなかったので、「若一王子(にゃくいちおうじ)」に申し子を祈願します。
めでたく懐妊したが、なかなか生まれない。3年たって生まれた時には、髪は長く、歯は生えそろい、手足の筋肉はついて歩きました。
そして「何とまあ、明るい世界であることよ」と叫んだ。

親は鬼の子と思って山に捨てます。
熊野詣に来た五条の大納言がこの子を見つけ、拾って帰り、「若一」と名づけて神の子として育てます。

若一は7歳になって比叡山に預けられたが、荒々しく乱暴で追い出されます。
自分で髪をそり、○○(クイズの答)と名乗る僧兵になります。

刀鍛冶師や鎧兜師の所に行き、作ったばかりの武具を奪い取ります。
お金持ちから金品を奪い取る「いさかい修行」に出かけます。
仕えるべき主(あるじ)を探すためですが、狼藉が過ぎる暴れっぷりが繰り出されます。
そんな折、洛中で、鞍馬山から出てきた御曹司・牛若と出会います…。


というわけで、ユニーク人物ナンバーワンは、武蔵坊弁慶でした。
科学的には説明できない事柄であったり、室町と平安がごちゃ混ぜな年代的虚偽もあります。
それは、色々な人によって「武蔵坊弁慶」が語り継がれるうちに、「英雄だが失敗もする」「強面だが涙もろい」「猛々しいが滑稽でもある」といった弁慶像が出来上がったため、だとか。

以下に、弁慶に関することわざ等を書き連ねます。よく知られているものは、説明省略。

「内弁慶」

「弁慶の七つ道具」  「選挙の七つ道具」と、お役所でも使うみたい…。

「弁慶に薙刀」  「鬼に金棒」と同じ

「ぎなた読み」は、「弁慶にな、ぎなた」のように、読点(区切り)を間違えると意味が分からないことを言います。

「仕事成合飯弁慶」 仕事はいい加減なのに、飯はたらふく食う

「弁慶の泣き所」

「弁慶の立ち往生」

上の写真は、多肉植物「ベンケイソウ」の仲間のセダム色々。
なかなか枯れない強い草なので、弁慶にちなんでこの名が付いてるそうです。

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