夫が脳梗塞を発症したのは、令和に変わる2週間前だった。
なので介護の期間は令和と同じ。年が変われば7年目になる。
当時の私は、週1回フィットネスで、簡単な水泳を楽しんでいた。
講座の仲間は私より年上ばっかり(たぶん)
その中で2人と仲良くなり、プールの後は1階のレストランでティータイム。
(そういうグループが、あちこちのテーブルにいた)
そこで夫の病気の話をすると、先輩姉さま方が、知恵を授けてくれた。
・介護サービスは便利なものがあるから、ちゃんと調べて利用せよ!
・買い物は生協で。個配にして手間も時間も省け!
・デイサービスは週3回に。そのうち1回は、ここのプール用に確保だ!
その友人の妹さんは、パーキンソン病のご主人を長いこと介護しているんだと。
郊外の一戸建てに住んでいたが、通院が大変なので、病院に近いマンションに転居した。
病状は下降の一途なので、近くに来ても通院は難儀になっている。
いずれは緩和ケア病棟へ受け入れてもらえるよう、手続きしたそうだ。
「妹は頑張っているけど、私だったらやれないと思う」と言ってた。
ところで夫の場合、先ず言われたのは「長い病気です」だった。
「良くなります(運がよければ)」とかは言われなかった。
で、私が真っ先にやったのは、自宅に戻った時の夫の居場所整備。
病院の個室のように、ベッドと食事テーブル、トイレを至近距離にした。
(設計の図面を作って下さった一級建築士のNさま、感謝しております)
生協も利用した。
介護サービスも。仕組みや利用法については、最近ようやく理解できた位で、頑張って勉強しても分かるもんじゃなかった。
でも「週1回、プールの時間を確保せよ!」は出来てない。
夫がデイサービスに出かけたら、敷きっぱなしのふとんに吸い込まれてしまう…。
(こんなこと、口に出すべきではないと思っていたけど、妻どのを介護している友人が「出て行ったら、バタンキューですよ」と言ったので、私も言ってかまわんのだ、と思った)
その友人は「日々、筋トレです!」とも言ってた。
私も、子育ての頃にあった力こぶ、すっかり消えていたけど、少し復活していると感じる。
「ようやるなぁ」と言われることもあるけれど、他に方法はない。
なるようになるもんだと思いながら、今年も過ぎました😅