古典講読「名場面でつづる『源氏物語』」、楽しく聞いている。
大勢の登場人物、中地半端ながらかなり知っているけど、年齢は気にしなかった。
ところが前々回の放送で「明日の命も知れぬ老女の尼・40歳が、10歳の孫をたしなめる情景」に驚いたので、年齢にも気を配ってみたい(年齢表記はすべて数え年)。
5月末の放送は、「若紫」だった。
わらわ病にかかった光源氏が、治療のため北山にいる老賢人を訪ねていく途中、ある僧房(住まい)を垣間見て、可憐な少女(10歳)に惹かれてしまう。
少女は伏籠(ふせご)で飼っていた雀を、仲間の童女が逃がしたと泣いて、お経を読んでいた尼(祖母)に訴えに行く、
尼(40歳)は、自分は明日をも知れぬ命なのに、もっと大人らしくなってくれと諭す。
母を亡くしていた少女は、祖母に育てられていたのだが、その祖母も亡くなった。
意地悪な継母に育てられそうになるのを知った光源氏は、少女を盗み出し、自分で理想の女性に育てていく。のちの紫の上。
少女を盗み出した当時の光源氏は18歳(研究者の調べによる)
参考までに、元服する12歳までの経緯を。
光源氏17歳の時。
仲間うちの自慢話、「雨夜の品定め」で、頭中将が、人間を上中下の三つの品(ランク)に分けた場合に、交際して面白い女性は中の品に多いというのを聞いた折、
乳母の見舞いに行く途中、光源氏はそのような女を見つけた。
夕顔(干瓢の花で、上等な花ではない)の咲く家に住んでいる女性。
彼女を静かな廃寺に連れ出し関係を持っていたら、そのころ交際していた六条御息所の怨霊が出て、夕顔は死んでしまう…。
この後の登場人物も、年齢にこだわった(私流です💦)メモを追加する予定です。
大勢の登場人物、中地半端ながらかなり知っているけど、年齢は気にしなかった。
ところが前々回の放送で「明日の命も知れぬ老女の尼・40歳が、10歳の孫をたしなめる情景」に驚いたので、年齢にも気を配ってみたい(年齢表記はすべて数え年)。
5月末の放送は、「若紫」だった。
わらわ病にかかった光源氏が、治療のため北山にいる老賢人を訪ねていく途中、ある僧房(住まい)を垣間見て、可憐な少女(10歳)に惹かれてしまう。
少女は伏籠(ふせご)で飼っていた雀を、仲間の童女が逃がしたと泣いて、お経を読んでいた尼(祖母)に訴えに行く、
尼(40歳)は、自分は明日をも知れぬ命なのに、もっと大人らしくなってくれと諭す。
母を亡くしていた少女は、祖母に育てられていたのだが、その祖母も亡くなった。
意地悪な継母に育てられそうになるのを知った光源氏は、少女を盗み出し、自分で理想の女性に育てていく。のちの紫の上。
少女を盗み出した当時の光源氏は18歳(研究者の調べによる)
参考までに、元服する12歳までの経緯を。
光源氏は母親がなくなり、祖母も亡くなったので、3歳の頃から桐壺帝が引き取って
宮中の女御・更衣などたくさんいる中で、大きくなった。
周りの人から、桐壺帝の妃である藤壺(14歳で入内した)は「あなたの母君に生き写し」と言われ、藤壺を恋い慕うようになる。
光源氏は12歳で元服し、葵上を正妻にする。
葵上は4歳年上、父帝の妃・藤壺は5歳年上だった。
宮中の女御・更衣などたくさんいる中で、大きくなった。
周りの人から、桐壺帝の妃である藤壺(14歳で入内した)は「あなたの母君に生き写し」と言われ、藤壺を恋い慕うようになる。
光源氏は12歳で元服し、葵上を正妻にする。
葵上は4歳年上、父帝の妃・藤壺は5歳年上だった。
光源氏17歳の時。
仲間うちの自慢話、「雨夜の品定め」で、頭中将が、人間を上中下の三つの品(ランク)に分けた場合に、交際して面白い女性は中の品に多いというのを聞いた折、
乳母の見舞いに行く途中、光源氏はそのような女を見つけた。
夕顔(干瓢の花で、上等な花ではない)の咲く家に住んでいる女性。
彼女を静かな廃寺に連れ出し関係を持っていたら、そのころ交際していた六条御息所の怨霊が出て、夕顔は死んでしまう…。
この後の登場人物も、年齢にこだわった(私流です💦)メモを追加する予定です。