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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第九節 訳

2012-07-04 09:28:27 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第九節

 平肝脈來、耎弱招招、如掲長竿末梢曰肝平。春以胃氣爲本。病肝脈來盈實而滑、如循長竿曰肝病。死肝脈來急勁、如新張弓弦曰肝死。

 平脾脈來和柔、相離如雞踐地曰脾平。長夏以胃氣爲本。病脾脈來實而盈數、如雞擧足曰脾病。死脾脈來鋭堅、如鳥之喙、如鳥之距、如屋之漏、如水之流曰脾死。

 平腎脈來喘喘累累如鉤、按之而堅曰腎平。冬以胃氣爲本。病腎脈來如引葛、按之々堅曰腎病。死腎脈來發如奪索、辟辟如彈石曰腎死。

如鳥之喙 東洋学術出版社素問=如烏之喙

 

正常な肝脈(微弦)の状態は軟らかく長い竿の先端を持ち掲げて揺れるようになるのが肝の平脈ともうします。

春(木)は肝で胃の気が本であります。肝が病むと脈の状態が指にいっぱいに満ち溢れるようで充実し、而も滑という脈の往来がなめらかで、指には円滑に応じ、長い竿をなでるような堅い脈となります。死肝の脈を触れると脈の来るのがあわただしく益々強くなり、新たに弓の弦を張ったようなものは肝の死脈ともうします。

正常な脾脈の状態は、やさしくおだやかで、ニワトリが大地をつかみ歩くように、交互に足が離れるような脈状をいいまして、そのような状態の脈を脾平の脈ともうします。

長夏は脾で胃の気が本であります。脾が病んだときの脈は来る時に充実していっぱいにあふれるようで且つ速い脈であり、まるでニワトリの足が速く走るようであります。死脾の脈は来る時は鋭く堅く、鳥の喙のようで、又鳥のけずめのようで、又屋根から雨がポタ~(間隔がある)ポタと漏れるようで、又水の流れるようなであるものは脾の死脈ともうします。

水の流するが如し=王冰の注に「平らに至って鼓せざるを謂う」とあり。よわよわしくて力のない状態である。

水の流れる如く平らに来て力なくよわよわしく弾力がない。それが脾の死脈である。鍼灸医学大系

 

水の流るるが如し=張景岳の説「去ったまま還らないのである」。水が流れ去ったまま還らないようであることを意味する。

水が流れ去ったまま還ってこないようなのは、脾の死脈です。東洋学術出版社素問

 

 正常な腎脈の状態は、来ることがセカセカとつながって来るようで鉤の如くであり、脈を按ずると堅いのを正常な腎の脈ともうします。冬は胃の気が本であります。腎が病んだときの脈は来る時は、這っている葛の茎を抜くようであり、之を按ずると益々堅い脈象が腎の病ともうします。

 

死腎の脈象は来る時は長くて堅勁な脈象であり、辟辟として石を弾くような脈を腎の死脈ともうします。

索を奪するが如し=王冰の注に「発すること索を奪するが如しとは、なお蛇の走るが如し」とあるように、長くて堅勁なる脈象である。

死腎の脈象はその来ること細い糸を奪うようにズルズルと長く、堅勁であり中身の充実した恰かも石をはじくような固い脈である。そのような脈が腎の死脈である。鍼灸医学大系

 

索を奪うが如し=呉崑の説「二人の人が索を奪いあって引っぱると、長く延びて強く張るのである」。つまり脈象が長く堅く強いことを意味する。

もしも脈の打ちかたが綱を引き合うように長く堅く、ぴんと強く張っているようであったり、あるいは石を弾くときのように堅く充実しているのは、腎の死脈です。東洋学術出版社素問

東洋学術出版社素問は

夫平心脈来・・・・・

平肺脈来・・・・・

平肝脈来・・・・・

平脾脈来・・・・・

平腎脈来・・・・・

が一節となっている。

 

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