おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九
第四節
(原文)
帝曰。善。冬脈如營。何如而營。
岐伯曰。冬脈者腎也。北方水也。萬物之所以合藏也。故其氣來沈以搏。故曰營。反此者病。
帝曰。何如而反。
岐伯曰。其氣來如彈石者。此謂太過。病在外。其去如數者。此謂不及。病在中。
帝曰、冬脈太過與不及、其病皆何如。
岐伯曰。太過則令人解 (にんべんに亦・えき)、脊脈痛而少氣、不欲言。其不及則令人心懸如病飢、 (月へんに少)中清、脊中痛、少腹滿、小便變。
(訓読)
帝曰く「善し。冬の脈は營の如しと。何如にして營なるか」と。
岐伯曰く「冬の脈は腎なり。北方の水なり。萬物の合藏する所以なり。故に其の氣來ること沈にして搏す。故に營と曰う。此れに反するものは病む」と。
帝曰く「何如にして反するか」と。
岐伯曰く「其の氣來ること石を彈くが如き者。此れを太過と謂う。病外に在り。其の去ること數の如き者。此れを不及と謂う。病中に在り」と。
帝曰く「冬脈の太過と不及と其の病皆何如」と。
岐伯曰く「太過なるときは則ち人をして解 (にんべんに亦・えき・かいえき)し、脊脈痛みて氣少く、言うことを欲せざらしむ。其の不及なるときは則ち人をして心懸すること病飢の如く、 (月へんに少・びょう=東洋学術出版社素問)中清え、脊中痛み、小腹滿ち、小便變ぜしむ」と。
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