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黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九 第二節

2012-07-09 09:16:37 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九

第二節

原文

 帝曰。善。夏脈如鉤。何如而鉤。

 岐伯曰。夏脈者心也。南方火也。萬物之所以盛長也。故其氣來盛去衰。故曰鉤。反之者病。

 帝曰。何如而反。

 岐伯曰。其氣來盛去亦盛。此謂太過。病在外。其氣來不盛。去反盛。此謂不及。病在中。

 帝曰。夏脈太過與不及。其病皆何如。

 岐伯曰。太過則令人身熱而膚痛爲浸淫。其不及則令人煩心、上見欬唾、下爲氣泄。

訓読

帝曰く「善し。夏の脈は鉤の如しと。何如にして鉤なるか」と。

 岐伯曰く「夏の脈は心なり。南方の火なり。萬物の盛長する所以なり。故に其の氣來ること盛にして去ること衰う。故に鉤と曰う。之に反する者は病む」と。

 帝曰く「何如にして反するか」と。

 岐伯曰く「其の氣來ること盛んにして去るも亦盛んなる。此れを太過と謂う。病は外に在り。其の氣來ること盛ならず。去ること反って盛なる。此れを不及と謂う。病は中に在り」と。

 帝曰く「夏脈の太過と不及と其の病何如」と。

 岐伯曰く「太過なるときは人をして身熱して膚痛み浸淫を爲さしむ。其の不及なるときは則ち人をして煩心し、上には咳唾を見わし、下は氣泄を爲さしむ」と。

 

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