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黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九 第三節 語句の意味

2012-07-13 09:33:42 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九

第三節

 帝曰。善。秋脈如浮。何如而浮。

 岐伯曰。秋脈者肺也。西方金也。萬物之所以收成也。故其氣來輕虚以浮。來急去散。故曰浮。反此者病。

 帝曰。何如而反。

 岐伯曰。其氣來毛而中央堅、兩傍虚。此謂太過。病在外。其氣來毛而微。此謂不及。病在中。

 帝曰。秋脈太過與不及。其病皆何如。

 岐伯曰。太過則令人逆氣而背痛慍慍然。其不及則令人喘、呼吸少氣而欬、上氣見血、下聞病音。

 

語句の意味

浮=浮脈・指を軽く当てただけで触れる脈。

浮脈=脈象の一つ。脈位は浅く、軽く取ると得られる。病が表にあることを示し、浮にして有力は表実、浮にして無力は表虚。

多くは、感冒とか急性熱病の初期にあらわれる。久病で陽気虚損のものは、浮大無力の脈象があらわれる。

<脈経>「之を挙ぐれば有余、之を按ずれば不足。」

<素問脈要精微論>「春は浮くこと魚の游ぎて波にあるが如し。」

<難経十八難>「伏は脈筋下に行くなり、浮は脈肉上にあって行くなり。」

 

毛=毛脈・脈名。脈状は軽く軟らかで力なく、しかも浮いている。

<素問陰陽別論>「鼓一陰を毛という。」

<難経十五難>「秋の脈毛なるは、肺は西方の金なり、万物の終る所、草木の華葉皆秋にして落つ、其の枝独り在りて毫毛の如し、故に其の脈来ること軽虚にして以て浮、故に毛と曰う。」

<難経十五難>「秋の脈は毛、反するものは病となす、何をか反と謂う、然る也、その気来ること実強なる是を太過という。病外にあり。気来ること虚微なる是を不及という。病内にあり。その脈来ること藹藹として車蓋の如く、之を按ずれば、益大なるを平と曰う。上ならず、下ならず、雞羽を循るが如くなるを病と曰う。」

皮毛と血脈のこと。

<素問経脈別論>「毛脈精を合して、気を府に行らす、府精神明となりて四蔵に留まり、気、権衡に帰す。」

 

中央=まん中。中央行政機関。中央政府。

 

兩傍=左がわと右がわと。左右の両側。

 

虚=キョ。ムナしい。中身がない。空虚。実がない。うわべだけ。弱い。ない=無。

 

逆気=衝気上逆のこと。⇒気逆。

<素問骨空論>「衝脈の病たるは、逆気裏急す。」

逆気=下から突き上げる気。

気逆=気が逆上して不順である病理をさしている。

気が順であれば平常であり、気が逆すれば病になる。

肺胃の気は降るのが順であり、肺気が逆すると喘促、咳嗽などをあらわす。

胃気が逆すると嘔吐、嘔逆などをあらわす。

肝気は昇発を主るが鬱怒が肝を傷って、昇発がすぎると、また気火上逆をあらわし、頭痛眩暈・昏倒・吐血などの症状をあらわす。

<素問経脈別論>「太陽の蔵独り至るは、厥し喘し虚して気逆す。是れ陰不足、陽有余也。」

気逆=臓腑の気が逆上して病気の原因になるもの。

 

慍=慍は正字。。オン。ウン。イカる→怒。イキドオる→憤。むっとする。イカり。ウラむ→恨。

慍慍然=中にこもって少しずつ痛みが出ることで、ヅキンヅキンと痛むことである。鍼灸医学大系

 

少氣=鍼灸医学大系も東洋学術出版社素問共に「気少(な)くして」と読んでいる。

 

少気=しょうき・証名。

①話す言葉に力がなく、呼吸が弱々しく短いものをさす。多くは五臓の気虚、とくに肺気の虚損、中気の不足、腎気の損耗などによってあらわれる。また痰濁・水飲・食滞あるいは気機の阻滞によっても少気はあらわれる。

<景岳全書>「少気は、気少なく不足を以て言うなり。」

<病源>「少気は臓気不足による故なり。」

<素問玉機真蔵論>参照。

②気短してのびやかに通じないこと。

<素問平人気象論>「人一呼に脈一動、一吸に脈一動なるを少気という。」

<素問方盛衰論>「三陽絶し、三陰微なる。是を少気となす。」

<素問脈要精微論>「脾脈、博堅にして長、其の色黄なるは、当に少気を病むべし。」

<素問蔵気法時論>「肺の病は・・・虚すれば少気し、息を報するをあたわず。・・・其の経、太陰、足の太陽の外、厥陰の内血ある者を取る。」

<霊枢終始篇>「少気は脈口、人迎ともに小にして尺寸に称わず。是の如くなる者は、陰陽ともに不足する。是の如くなる者は、まさに甘薬を以てすべし、飲するに至剤を以てすべからず。」

至剤=極端に激しい作用をもつ方剤。たとえば至補、至瀉など。

<霊枢終始篇>「陰陽倶に不足す、陽を補えば陰竭す、陰を瀉すれば陽脱す。是の如きなる者は、将に甘薬を以てすべし、飲するに至剤を以てすべからず」

 

上氣=上に気を・・・

*上には気に血を見る ひどい咳嗽の結果、口より唾に血を混じて出ることである。「上気見血」を従来、上気すれば血を見るとか、或は上気して血を見ると訓ずるものもあるが、これは次の「下聞病音」と対句をなす文章で「上は・・・下は・・・」と読むのが一般である。又上気という句は「上気不足、下気有余」(霊枢)。「上気不足。脳為之不満。耳為之苦鳴。頭為之苦傾。目為之眩」(口問篇)。「邪在肺則寒熱上気。肺有余則喘欬上気」(素問)等の用例から見ても、不及なるときに上気するといくことは、ちょっとおかしのではあるまいか。鍼灸医学大系

  

上気=上気して・・・東洋学術出版社素問

 

上気=①証名。肺気が上逆して、呼気が多く吸気が少なく、気息が急促するものをさす。

<霊枢五邪篇>「邪、肺に在り、則ち・・・上気喘し、汗出づ。」

②上焦の心肺の気をさす。心肺は人体の上部にあるのでこの名がある。

<霊枢大惑論>「上気不足、下気有余は、腸胃実して心肺虚す。」

上気=心肺の気、肺気の上逆。

 

下聞病音

*下に病音を聞く 肺の中に雑音のあることである。

王冰の注には「肺太陰の脈は中焦より起り、下って大腸を絡い還って胃口に循って鬲を上り肺に属し、肺系より横して腋下に出で藏に復す。気は欬を為し喘息を主る。故に気盛んなるときは則ち肩背痛み気逆す。不及なるときは喘息変易し、呼吸の気少なくして欬し、上は気血を見、下は病音を聞くとは喘息するときは則ち肺中声あるなり」とある。鍼灸医学大系

 

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