先週末は、癌で闘病中のクラスメイトがまさに、生きるか死ぬかの局面であるとの知らせがあり、暗澹たる気持ちでいた。
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車寅次郎の生き方を標榜し、また若き頃は、岡林信康の♫手紙をテーマソングにしていた男である。
日曜日、所用で池袋に出向くと、デモ行進に出くわす。僕の高校時代は70年代フォークソングの只中でした。日本青年館ホールで、泉谷しげるのナマ歌を聴いたのもその頃。
僕の条件反射としては、デモ行進を見る時、泉谷しげるの散文的ソングである♫義務 を思い出すのだ。
『きょうだけは 人間らしくいたいから デモの列で歩いてくるよ 陽気にね』で始まる歌。
いま思うと、オシャレ感は皆無の団地・四畳半の世界に惹かれてちゃうね、の青春でした。
週明け、件のクラスメイトは、死の淵から生還し、自力で茶碗を持ちお粥を食べている写真が送られて来た。
三途の川に歩み寄るのは時期尚早ですからね。