このヒューマンドラマは是非観たかった。
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イスラエル作品は、20代後半に『グローイングアップ』というお色気青春映画を観て以来になる。
60がらみの父が、36年も知らぬ顔をきめこんでいた実子と暮らすことになる。
38の息子は発達障害を抱えており、
それ故に、人一倍繊細である。
単なる父子の和解のストーリーではない。この作品の肝は最後半にやって来る。
僕は21歳の頃、イスラエルの集団農場におりました。
驚いたのは45年の時を経て、この作品のヘブライ語が聴き取れることだ。
無論長いセンテンスは無理であるが、日常の挨拶、レストランでのオーダー、ショッピングの場面、
字幕なしで大丈夫。
異言語において、若い時の吸収力はすごいね。1年も彼の国に居たのだから、ヘブライ語を真剣に覚えたら、その後の人生変わっていたかも、否そうでもなかったか?
そんなことを想起しながら、わが国ではレアで、いい作品に出会った。