定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

スタバはここだけ

2016年01月12日 20時24分36秒 | 日記

カフェに関してはブレないドトラーの僕が、昨日はスペシャルオケージョンで、タリーズに3時間弱。
今夜は、川越プリンスホテル1階のスタバにいます。ドトールで好んでいた、ロイヤルマサラチャイがメニューから消えたため、スタバのチャイティーラテ。
思えば去年の春前の肌寒い頃、コートの下にギンガムチェックのシャツを着ていると、店員のユース(女子)が「春の訪れですね」と気の利いたセリフを言った。
この小悪魔ちゃん!おじさんトキメイてもかまわんの?
無作為に服を着ても、他人にはオサレに見えてしまう、罪な僕を反省。と共に、スタバに入る時は、教育の行き届いているこの店と決めている。

一命(2011年)

2016年01月11日 20時51分04秒 | 日記

海老蔵主演作なら、大方の女子はそのメヂカラに魅了されること間違いないが、この作品のストーリーの凄まじさに、僕は目を見張った。
時代は、徳川太平の世、幕府に国を獲り上げられた浪人たちの間で頻発する、狂言切腹が題材である。
井伊家江戸屋敷の中庭で、竹光で切腹を無理強いされた娘婿の無念を晴らすのが、海老さまの役どころ。
建前だけを振りかざす井伊家江戸家老に、ひとり武士の一分を問う浪人侍の最期が描かれる。日々の糧もおぼつかない武士が、やはり竹光で多勢に立ち向かう。(ここの部分は、外国人をシビレさせること間違いなし)
家老の役所広司の、憎々しい冷静さ、瑛太が演じる娘婿の痛々しい狼狽ぶりが心に刺さる。

眠れなくなるから、無料動画配信サイトは、家で見ないようにしていたが、たまには覗いてみよっと。

業の肯定

2016年01月10日 16時05分04秒 | 日記

映画 立川談志(2012年)を観る。
談志没後1年後の記録映画。

談志は自己矛盾の中に生きた落語家だった。
「落語は、人間の業の肯定である」とは、談志の落語論である。
なるほど、噺の中のアウトロー的キャラクターは、すべて人の業に正直に生きている。

人間の業をしまい込んだ上に成立する、人情噺は肯定しない立場だが、「俺の人情噺は上手いんだよ」とも本人は語る。
また、「名跡の継承と芸の継承とは別物」という意味で、小さん、志ん生、文楽など1人で継げるとも豪語した。

古典の代表的な人情噺・芝浜を演じる談志を観たが、極めてドライで、意外にオーソドックスなものだった。

のり牛

2016年01月09日 20時04分06秒 | 日記

繁忙期前の3連休で、身体は休まるが、気持ちはもひとつ休まらない。
いつものシネコンで、『ピンクとグレー』を観た。ストーリーは二重構造で、こちらももひとつだったが、いま22~23歳くらいの俳優の才能が凄い。共喰い、そこのみにて光輝く でも秀逸だったが菅田将暉。計り知れないポテンシャルの高さだ。
鑑賞の合間にホットモット。正月に新発売の、のり弁に牛をトッピングしたメニュー。この店の日替わり弁当=BENTO 5は、実体がネーミングでは解らないから、ピンと来ないが、のり牛はいいね。名前だけで、ハートをギューと掴まれてしまった単細胞なコンシューマーです。
サンプル写真より、白身フライが1個少ないが、390円としては、なかなかの味でしたな。

黄金のアデーレ-名画の帰還(2015年 英・米)

2016年01月08日 21時28分17秒 | 日記

クリムト作による、叔母が描かれた黄金の絵画を、オーストリア共和国を相手に、奪還の訴訟を起こす老婦人のストーリー。

これは実話に基づいている。アメリカで暮らす老婦人と新米の弁護士は、お互いのモチベーションの食い違いを、何度も乗り越え、最後はユダヤ人の尊厳を取り戻す闘いへと昇華させていく。

目的を達成したとき、人は過去の後悔も同時に味わい、何故か切ない想いを抱くものなのか?エンディングにしんみりとした。

気位が高いが、自分自身の心の葛藤を素直に表現できる女性を演じたヘレン・ミレンに魅せられる。