落葉松亭日記

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胡錦涛の訪日発言

2006年06月12日 | 政治・外交
 中共の胡錦涛主席が「条件が整えば」訪日したいといっているそうだ。
 その条件とは何ぞや。
中国・胡錦濤主席「条件が整えば訪日」 (06/10 22:49)産経
 【北京=野口東秀】中国の胡錦濤国家主席は10日、4月に着任した宮本雄二駐中国大使と会見し、「条件が整い、適当な機会に貴国を訪問することを願っている」と語った。靖国神社参拝問題が解決すれば訪問する意思があることを改めて示したといえる。宮本大使から信任状奉呈を受けた際に述べた。
 胡主席は日中関係について「(双方が)共に大切にしていくべきだ。困難な局面が生じているが、われわれとして目にしたくないものだ。中国は一貫して中日関係を重視している」と強調したうえで、「当面の政治面での障害が取り除かれ、早期に健全かつ安定的な発展の軌道に戻ることを願っている」と語った。靖国問題への直接的な言及はなかった。

胡主席の訪日発言 安倍氏「前向きに受け止める」 (06/12 11:52)産経
≪首相任期中に首脳会談実現を≫
 安倍晋三官房長官は12日午前の記者会見で、中国の胡錦濤国家主席が条件が整えば訪日したいとの意向を示したことについて、「日中関係重視の発言として前向きに受け止めている。日本側は常に扉を開いており、胡主席を歓迎したい」と述べた。
 その上で、安倍氏は「日中関係の重要性をかんがみれば、首脳同士が胸襟を開いて議論することが成熟した関係を構築していくうえで重要だ」と述べ、今年9月までの小泉純一郎首相の任期中に、日中首脳会談を実現すべきだとの考えを示した。

 反日デモ日本大使館損壊、東シナ海軍事圧力、上海総領事自殺事件、靖国参拝内政干渉、日本の国連常任理事国入り阻止等々、ド素人が知っているだけでも中共の横暴はこれだけある。にもかかわらず、先日中国への円借款740億円を決定している。
中国への円借款740億円決定、中川農相は異議(2006年6月6日12時46分 読売新聞)
 政府は6日午前、政府開発援助(ODA)の重要案件を協議する海外経済協力会議(議長・小泉首相)を開き、2005年度中の閣議決定を見送って“凍結”していた中国向け円借款の実施を決めた。
 新規供与額は、前年度比約120億円減の740億円程度。中川農相は「なぜ中国に援助を再開するのか分からない」と異論を唱えた。政府は与党の了解を得た上で、9日にも閣議決定する。
 会議では、08年の北京五輪までに対中円借款の新規供与を終了することも再確認した。05年度分の供与額は、「いきなり大幅に減らすと、中国側の反発も大きい。08年度にゼロにするため、徐々に減らすのがいい」(外務省幹部)との判断で決定した。04年度分は859億円だった。
 小泉首相は6日昼、対中円借款の決定について「総合的に判断した。いつも対中関係は重視している」と首相官邸で記者団に語った。
 中川農相は同日の記者会見で、「中国に対し、また援助するのか。正直言って分からない」と不満を表明した。
 支援事業は、植林、下水道施設の整備、大気汚染防止など環境、エネルギー分野に重点を置く。
 円借款は通常、年度末までに決定しており、対中円借款の決定が翌年度にずれ込んだのは、1979年度分以来。

 中川農相の異議は一般日本国民の声ではないだろうか。お人好し外交はほどほどにしてもらいたいものだ。