落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

篠山市福住・弥十郎ケ嶽(715m)、川辺郡猪名川町・大野山(754m)

2006年12月19日 | 散歩・山歩き
 昨夜天気予報は久しぶりの冬日和と云っていた。山好きの方々のサイトを参考に用意していた地図にコースなどを書き込み準備した。

 三田から37号線を羽束川に沿って北上する。快適な道路が緩やかなカーブを描いている。山間部はさすがに冷える。頭をすっぽり覆うヘルメットを新調したが刺すような冷気が入ってくる。軽登山靴に分厚い毛糸の靴下だが足の指がしんしんと冷える。冬用のグローブでハンドルを持っているが指先の感覚もなくなってきた。

 後川で12号線に出会い左折して北上すると弥十郎ヶ嶽登山案内板があった。右折して地道の林道に入る。昨日の雨か水溜まりもある。地道を走るのは久しぶりだ。深い杉林の中をしばらく行くと登山口があった。傍らのスペースに駐車する。見上げると朝の陽に木々の露がきらきらと輝いていた。

 登山口(10:30)~八上山・篭坊への分岐(11:30)~頂上(11:40)、昼食~ 来た道を下山 ~登山口(12:45)

 杉林の中、谷川に沿って登る。朽ちかけた丸木橋も濡れているので滑らないように慎重に渡る。谷川も細くなりやがて落ち葉散り敷く明るい雑木林になった。広いところを登山道と間違え引き返したりする。尾根の取り付きあたりから道もはっきりとしてきた。
 40分ばかり歩くと冷え切った足の指も温もり、いつもの調子になった。登山口から約1時間ぐらいで頂上に立った。昨日の雨は此処では雪だったらしく日陰に残っていた。
 北側が開けており、多紀アルプスが屏風のように望めた。その後ろは福知山方面だろうか、雲海が見えた。由良川流域の霧が雲になっているのだろう。

 山々を眺めながら握り飯の昼食をとる。時間もまだ十分にあるので南側の大野山を登ることを思いつく。

 麓近くに帰ってくると同年輩が一人上がってきた。
 「こんにちは、道が分かりにくいですね、ずっとこんなですか」
 「いや、大丈夫です、この辺からもうはっきりしていますよ」と私。
 今日の山歩きで出会ったのはこの唯一人だった。

 篠山街道(12号線)を3kmほど南下すると丹波篠山渓谷の森公園があり登山口がある。

 丹波篠山渓谷の森公園登山口(13:10)~往路~大野山頂上~復路~登山口(15:00)

 大野山は南側から車道が頂上まで通じているが、往復する時間は十分にあるので北側のその登山口からとりついた。
 北側斜面は日が当たらないので杉林の中は暗い。杉林が切れ雑木の急斜面になった。落ち葉で滑りやすく所々ロープが置かれていた。なぜかカラスが多くしきりに上空で鳴き声がした。
 尾根は熊笹の明るい道になった。1時間ほどで頂上に着いた。山上は広く天文台や電波塔が建っている。見晴らしは素晴らしかった。南側は六甲連山が望まれ、そこに至る山々が押し寄せる波頭のように見えた。


 帰宅 17:30 バイク走行距離:115km