先般(16日)、ウクライナ南部のクリミア自治共和国が住民投票でロシア編入を決定した。
欧米はロシアの軍事介入下で行われたもので無効であると批難したが、もともとロシア系が住民の多数を占めているなか確実となった。
昔あったTV映画「スパイ大作戦」を思わせる鮮やかさ。アメリカの凋落を見透かしたかのようなプーチンの勝利だろう。
欧米は制裁措置を採ったが強烈なものではなかった。欧米が計画したクーデターという説まである。
この事件は、かねてから中共が併呑を狙っている台湾にも当てはまると危惧される。
民族構成は漢族と原住民の混血が台湾の86%人口の最多を占め、大陸との経済連携も強いので温和な台湾人には強烈な独立志向はないように思われる。また米も台湾独立には消極的だ。
台湾が中共に併呑されれば、否応なく尖閣~沖縄は日中最前線となる。
欧米はロシアの軍事介入下で行われたもので無効であると批難したが、もともとロシア系が住民の多数を占めているなか確実となった。
昔あったTV映画「スパイ大作戦」を思わせる鮮やかさ。アメリカの凋落を見透かしたかのようなプーチンの勝利だろう。
欧米は制裁措置を採ったが強烈なものではなかった。欧米が計画したクーデターという説まである。
この事件は、かねてから中共が併呑を狙っている台湾にも当てはまると危惧される。
民族構成は漢族と原住民の混血が台湾の86%人口の最多を占め、大陸との経済連携も強いので温和な台湾人には強烈な独立志向はないように思われる。また米も台湾独立には消極的だ。
台湾が中共に併呑されれば、否応なく尖閣~沖縄は日中最前線となる。
台湾が恐れるアジア版クリミア劇場 Is Taiwan The Next Crimea?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/03/post-3224.php
国会や内閣を占拠するなど過激化する台湾の学生が本当に恐れているものとは
2014年3月25日(火)17時02分 ニューズウイーク ミシェル・フロクルス
台湾で学生たちが議会を占拠している。いったい何の騒ぎなのか。
彼らの怒りの矛先は、台湾政府が交渉を進めている中国との「サービス貿易協定」。
与党が協定に関する議会での審議を一方的に打ち切ったことを「密室政治」と批判し、18日には立法府(国会)を占拠し、23日には行政院(内閣)の建物に突入した。
24日には警官隊が排除に乗り出すなど混乱が続いている。
彼らは「真の民主主義」を叫び、馬英九(マー・インチウ)総統に釈明せよと迫っている。
台湾紙「中国時報」によれば、これは「台湾議会にとって前代未聞」の出来事だ。
若者たちをつき動かしているのは、台湾が「クリミア化」することへの恐怖だと、専門家らは指摘する。
ウクライナのクリミア半島で繰り広げられたドラマが、今度は東アジアで再現されるのではないかと危惧する台湾市民が多いことは確かだ。
クリミアがロシアに編入されたように、台湾も中国にのみ込まれてしまうことを彼らは恐れている。
彼らの目には、今回の貿易協定が中国本土によるコントロール強化の足がかりになると映る。
台湾の野党・民主進歩党は、協定によって台湾の中国への依存度が高まり、最終的には中国に編入されると主張する。
中国の深圳にある北京大学HSBCビジネススクールのクリストファー・バルディングは英字紙サウスチャイナ・モーニングポストで「彼らの懸念の多くは、協定がもたらす経済的影響とは直接は関係ないように思える」と論じた。「台湾が恐れているのは、気付かないうちに中国にのみ込まれてしまうことだ」
中国政府はかねてから「一国二制度」を掲げ、台湾は中国の一部だとする立場をとってきたが、台湾は自らを独立した主権国家だとしてきた。台湾政府としては、今回の貿易協定が中台関係の改善にもつながると考えている。
台湾市民のもう1つの懸念は、協定によって本土の労働者が大量に台湾に押し寄せ、自分たちの職が奪われることだ。協定では本土の投資家に対し、広告や小売業、メディアなど64の業種について台湾への投資を認めているという。
これについて台湾政府は、台湾市場への参入が認められるのは一部の「認可された投資家」だけと説明する。
さらに台湾で働くビザが発行されるのは、20万ドル以上の資本を持つ中国企業の労働者だけに限られている。
北京の対外経済貿易大学のエコノミスト龔炯(コン・チョン)によれば、中台間の投資貿易関係はいまだ発展途上。台湾から中国本土への投資は以前から認められていたため、「どこかの時点でその逆も認められる必要があった」という。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/03/post-3224.php
国会や内閣を占拠するなど過激化する台湾の学生が本当に恐れているものとは
2014年3月25日(火)17時02分 ニューズウイーク ミシェル・フロクルス
台湾で学生たちが議会を占拠している。いったい何の騒ぎなのか。
彼らの怒りの矛先は、台湾政府が交渉を進めている中国との「サービス貿易協定」。
与党が協定に関する議会での審議を一方的に打ち切ったことを「密室政治」と批判し、18日には立法府(国会)を占拠し、23日には行政院(内閣)の建物に突入した。
24日には警官隊が排除に乗り出すなど混乱が続いている。
彼らは「真の民主主義」を叫び、馬英九(マー・インチウ)総統に釈明せよと迫っている。
台湾紙「中国時報」によれば、これは「台湾議会にとって前代未聞」の出来事だ。
若者たちをつき動かしているのは、台湾が「クリミア化」することへの恐怖だと、専門家らは指摘する。
ウクライナのクリミア半島で繰り広げられたドラマが、今度は東アジアで再現されるのではないかと危惧する台湾市民が多いことは確かだ。
クリミアがロシアに編入されたように、台湾も中国にのみ込まれてしまうことを彼らは恐れている。
彼らの目には、今回の貿易協定が中国本土によるコントロール強化の足がかりになると映る。
台湾の野党・民主進歩党は、協定によって台湾の中国への依存度が高まり、最終的には中国に編入されると主張する。
中国の深圳にある北京大学HSBCビジネススクールのクリストファー・バルディングは英字紙サウスチャイナ・モーニングポストで「彼らの懸念の多くは、協定がもたらす経済的影響とは直接は関係ないように思える」と論じた。「台湾が恐れているのは、気付かないうちに中国にのみ込まれてしまうことだ」
中国政府はかねてから「一国二制度」を掲げ、台湾は中国の一部だとする立場をとってきたが、台湾は自らを独立した主権国家だとしてきた。台湾政府としては、今回の貿易協定が中台関係の改善にもつながると考えている。
台湾市民のもう1つの懸念は、協定によって本土の労働者が大量に台湾に押し寄せ、自分たちの職が奪われることだ。協定では本土の投資家に対し、広告や小売業、メディアなど64の業種について台湾への投資を認めているという。
これについて台湾政府は、台湾市場への参入が認められるのは一部の「認可された投資家」だけと説明する。
さらに台湾で働くビザが発行されるのは、20万ドル以上の資本を持つ中国企業の労働者だけに限られている。
北京の対外経済貿易大学のエコノミスト龔炯(コン・チョン)によれば、中台間の投資貿易関係はいまだ発展途上。台湾から中国本土への投資は以前から認められていたため、「どこかの時点でその逆も認められる必要があった」という。
台湾人学生に対する中国人総統の報復―警官隊が暴行
2014/03/24/Mon ブログ「台湾は日本の生命線」より。
ブログでは関連写真多数↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2330.html
事の発端は国民党の馬英九政権が昨年六月中国との間でサービス(服務)貿易協定を締結したこと。
台湾経済の主体である中小企業に大打撃を与えるばかりか、中国からの投資移民を誘致し、台湾併呑を目論む中国の影響力を台湾の政治に大きく及ぼしかねないほどの同協定を、密室作業で締結したわけだから、国会では野党はおろか国民党までもが逐条審査を行うことを決め、その発効に待ったを掛けたのだが、国民党議員団は三月十七日、中国の顔色をうかがう馬英九の意に従い、審査通過を強行に採決。
これに危機感を抱いた学生らが十八日に立法院(国会)に突入し、議場を占拠。国会周辺も学生や民衆によって包囲された。
ヒマワリ学生運動と称されるに至った今回の行動に参加する群衆は暴徒ではない。
民主主義を蹂躙し、台湾を中国に売り渡そうとする馬英九に対し、民主主義を守り、台湾を守ることを要求する怒れる群衆なのだ。だからこそ彼らは多くの国民の支持を受けている。
ところが馬英九は二十三日に記者会見を行い、服貿協定の撤回を求める群衆に対し、「服貿協定は台湾にとり、弊害よりも利益の方が大きい」「これが民主主義と言えるのか。このようなやり方で法治を犠牲にするのか」などと批判した。
かくして同日夜、学生ら群衆は行政院(内閣)を包囲。一部が建物の中に突入したのである。
これに対して馬英九は二千人以上と見られる大量の警官隊を導入し、「平和を!」と連呼して座り込む群衆に襲いかかり、棍棒、放水で流血の弾圧に乗り出した。
二十四日払暁の時点で群衆はほぼ排除された。報道によれば約三時間で六十八人の群衆が負傷して病院に担ぎ込まれた。学生らの楯として奮闘していた台湾団結連盟の周倪安立法委員(国会議員・女性)もその一人。肋骨を折る重傷だ。
台湾団結連盟の黄昆着輝主席はこの事件を「台湾版天安門事件」と批判した。
中国軍の事実上の宣伝機関である香港のフェニックステレビの時事解説院である阮次山は二十日の番組で、国民党議員に一度は服貿協定の逐条審議を許した馬英九を「祖国大陸への反抗」と批判したが、これは中国政府の代弁だろう。こうした横暴な主張は中国人の政治文化の為せる技だ。
そして、まさにそれと同様の情念で台湾の国民を虫けらの如く扱う馬英九においても、中国人のDNAを見て取ることができる。民衆による国会占拠で面子を潰され、復讐の弾圧を加えようとの衝動に駆られているとしても、中国人権力者であれば不思議なことではない。天安門事件で?小平がそうだったように。
現地では国民党寄りのメディアの記者もどさくさに紛れて暴行をふるったそうだ。
ごみ箱を蹴り倒し、それを撮影して群衆を暴徒に仕立て上げようとしたテレビカメラマンも目撃されている。 また反国民党のメディアの記者は警察から暴行を受けた。どれもこれもが台湾人憎しの中国人感情の表れではないのか。
学生らは行政院に突入したが、それを煽る国民党の分断工作は行われなかったのか(群衆の中に同党関係者がいたとの情報もある)。また警察はなぜ一度は学生らの突入を許してしまったのか。
群衆を暴徒と宣伝し、それを弾圧の口実にするといった謀略など、中国人にはお手のもののはず。
真相は知りようもないが、狡猾な中国人の謀略に対抗できるほど、台湾人の民族性は狡猾ではなく、それを思えば実に危うい。
いずれにせよ、民衆に対する国民党の恫喝工作は成功を収めたと言えるだろう。
行政院から駆逐された群衆の多くは立法院に撤退した模様。
学生らはなおも徹底抗戦の構え。若き彼らは恫喝を受ければ受けるほど闘志を高めているとされる。
ある学生は演説を行い、警察に対して涙ながらに訴えた。
「あなたたちは、こんなやり方で自国の国民を扱い耐えられるのか。もし制服を脱いだなら、我々の側に立つものと信じている」
2014/03/24/Mon ブログ「台湾は日本の生命線」より。
ブログでは関連写真多数↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2330.html
事の発端は国民党の馬英九政権が昨年六月中国との間でサービス(服務)貿易協定を締結したこと。
台湾経済の主体である中小企業に大打撃を与えるばかりか、中国からの投資移民を誘致し、台湾併呑を目論む中国の影響力を台湾の政治に大きく及ぼしかねないほどの同協定を、密室作業で締結したわけだから、国会では野党はおろか国民党までもが逐条審査を行うことを決め、その発効に待ったを掛けたのだが、国民党議員団は三月十七日、中国の顔色をうかがう馬英九の意に従い、審査通過を強行に採決。
これに危機感を抱いた学生らが十八日に立法院(国会)に突入し、議場を占拠。国会周辺も学生や民衆によって包囲された。
ヒマワリ学生運動と称されるに至った今回の行動に参加する群衆は暴徒ではない。
民主主義を蹂躙し、台湾を中国に売り渡そうとする馬英九に対し、民主主義を守り、台湾を守ることを要求する怒れる群衆なのだ。だからこそ彼らは多くの国民の支持を受けている。
ところが馬英九は二十三日に記者会見を行い、服貿協定の撤回を求める群衆に対し、「服貿協定は台湾にとり、弊害よりも利益の方が大きい」「これが民主主義と言えるのか。このようなやり方で法治を犠牲にするのか」などと批判した。
かくして同日夜、学生ら群衆は行政院(内閣)を包囲。一部が建物の中に突入したのである。
これに対して馬英九は二千人以上と見られる大量の警官隊を導入し、「平和を!」と連呼して座り込む群衆に襲いかかり、棍棒、放水で流血の弾圧に乗り出した。
二十四日払暁の時点で群衆はほぼ排除された。報道によれば約三時間で六十八人の群衆が負傷して病院に担ぎ込まれた。学生らの楯として奮闘していた台湾団結連盟の周倪安立法委員(国会議員・女性)もその一人。肋骨を折る重傷だ。
台湾団結連盟の黄昆着輝主席はこの事件を「台湾版天安門事件」と批判した。
中国軍の事実上の宣伝機関である香港のフェニックステレビの時事解説院である阮次山は二十日の番組で、国民党議員に一度は服貿協定の逐条審議を許した馬英九を「祖国大陸への反抗」と批判したが、これは中国政府の代弁だろう。こうした横暴な主張は中国人の政治文化の為せる技だ。
そして、まさにそれと同様の情念で台湾の国民を虫けらの如く扱う馬英九においても、中国人のDNAを見て取ることができる。民衆による国会占拠で面子を潰され、復讐の弾圧を加えようとの衝動に駆られているとしても、中国人権力者であれば不思議なことではない。天安門事件で?小平がそうだったように。
現地では国民党寄りのメディアの記者もどさくさに紛れて暴行をふるったそうだ。
ごみ箱を蹴り倒し、それを撮影して群衆を暴徒に仕立て上げようとしたテレビカメラマンも目撃されている。 また反国民党のメディアの記者は警察から暴行を受けた。どれもこれもが台湾人憎しの中国人感情の表れではないのか。
学生らは行政院に突入したが、それを煽る国民党の分断工作は行われなかったのか(群衆の中に同党関係者がいたとの情報もある)。また警察はなぜ一度は学生らの突入を許してしまったのか。
群衆を暴徒と宣伝し、それを弾圧の口実にするといった謀略など、中国人にはお手のもののはず。
真相は知りようもないが、狡猾な中国人の謀略に対抗できるほど、台湾人の民族性は狡猾ではなく、それを思えば実に危うい。
いずれにせよ、民衆に対する国民党の恫喝工作は成功を収めたと言えるだろう。
行政院から駆逐された群衆の多くは立法院に撤退した模様。
学生らはなおも徹底抗戦の構え。若き彼らは恫喝を受ければ受けるほど闘志を高めているとされる。
ある学生は演説を行い、警察に対して涙ながらに訴えた。
「あなたたちは、こんなやり方で自国の国民を扱い耐えられるのか。もし制服を脱いだなら、我々の側に立つものと信じている」