落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

田母神俊雄氏・次世代の党から衆院選出馬

2014年11月29日 | 政治・外交
都知事選で60万票をとった田母神俊雄氏が次世代の党から衆院選に出馬することになった。 東京12区の太田氏(公明)と激突。
自公の共通公約なるものを見ると、自民公約「日本を取り戻す」自主憲法制定・憲法改正の一字もなかった。
公明党ブレーキによって本来の自民党公約が消されたのだろう。
同様に西村眞悟氏が大阪16区で前国交相北側氏(公明)と戦う。
自公分離を目指す田母神氏・西村氏に期待する。
次世代・田母神氏「自民党の右側に柱をたて、自公を分離させる」 出馬会見詳報
 (産経新聞)2014年11月28日(金)19:09
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141128563.html

 元航空幕僚長で太陽の党代表幹事の田母神俊雄氏が28日、国会内で記者会見し、次期衆院選に東京12区から次世代の党の公認を受けて立候補する意向を正式に表明した。記者会見には次世代の党の平沼赳夫党首と藤井孝男総務会長が同席した。詳細は以下の通り。
     ◇
 「このたび、次世代の党の公認を受けて東京12区から衆院選に出馬することを決心した。私は安倍(晋三)自民党内閣の『日本を取り戻す』とか『戦後レジームからの脱却』を支持する立場だ。女性の社会進出とか増税の方向性とか、違う点はあるけれども、基本的に『日本を取り戻す』という考え方に賛成だ。そのために憲法を改正し、日本を取り戻すことが必要だし、集団的自衛権の公使を容認することも必要だと考える」

 「しかし、自公連立政権の中で、公明党はこれら安倍総理がやろうとしていることに基本的にみんな反対だ。だから安倍首相が頑張っても、今の自公連立政権では日本を取り戻すことは無理なのではないかと私は思っている。したがって、自民党の右側にしっかりと柱を立てて「安倍首相、もっとしっかりやってくれ」という健全野党ができ、次世代の党が勢力を拡大して自公分離ができて、いわゆる保守の連合が成立するようになって初めて、日本を取り戻すことができるのではないかと思う」

 「私は太陽の党を今年9月に設立したが、(来年)1月1日を過ぎないと公職選挙法の(候補者届け出)政党になれず、太陽の党から立候補できないということだった。何とか立候補の道を探っていたところ、考え方も非常に近い次世代の党から今回立候補させていただくことになり、公認をいただいた」

 「私は東で現国土交通相の太田昭宏先生と戦い、西村眞吾衆院議員は大阪16区で前国交相の北側一雄さんと戦う。公明党と戦って自公分離を進めたいという思いで立候補する。自公を分離させなければ日本の将来は危ないのではないかと私は思っている」

 「『公明党と戦うことはやめたほうがいい』と、ずいぶんいろんな方から注意を受けた。『ひどい嫌がらせがあるから』ということで。でも、そんなことを言っていたら戦えない。嫌なことがあったら皆さんに全てお知らせする」
 --昨日の次世代の党都連大会で立候補予定者が登壇した際は田母神氏はいなかった。今日の会見とのタイムラグが生じたのはなぜか

 藤井氏「短期決戦だ。12月2日公示だから時間的余裕がない。議論している余裕がない。いろいろな意見があったのは事実だが、解散後の両院議員総会で最終的には平沼党首に一任することを全会一致で決定した。今日、党首から最終的な判断が出て、それを田母神候補が引き受け、今日(の表明)になった」

 --東京12区からの立候補は単に自公分離が目的なのか、地縁があるのか
 田母神氏「(東京12区内にある)赤羽に1年ほどいたことがあるが、地縁は特にない。自公分離を狙いとして立候補する」

 藤井氏「東京12区は自民党候補者が出ない。前回の選挙では無効票が4万票ぐらいあったようだ。それで本当に有権者の選択肢があるのかどうか。全く自民党の候補者も出さないのは、ある面ではおかしいのではないか。有権者が選択できる幅を持たせることが必要ではないか」

 --党内でいろんな意見があっても田母神氏に出てほしいという最終判断をした平沼氏の思いは
 平沼氏「私は党首であると同時に選挙対策本部長だ。だから、いろいろご意見があるけれども最後の決断は私にさせてほしいという形で、今日が決断する時期だと思って、決断させていただいた」

 --公示以降、何を訴えるか
 平沼氏「私どもは安倍さんのやり方を前向きに評価しているところもあるが、アベノミクスの第三の矢に具体性がない。東京なんかは割合景気が良くなってきているけれども地方は疲弊している。第三の矢をもっと具体的に補強すべきだと主張していきたいし、8つある(次世代の党の)基本政策の筆頭は自主憲法の制定だから、このことも訴えていかなければならない」

 同「田母神さんは安全保障の専門家だ。安全保障の面でも、憲法の前文の『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した』という考え方じゃなくて、軍国主義になるという形じゃなくて、われわれの安全と平和は自らの力で担保していく。そういうことも盛り込んで主張していきたい」

 --西村氏も田母神氏も自公分離を訴えている。平沼氏の考えでもあるのか
 平沼氏「同じ考えを私はずっと持っている」

 --田母神氏は太陽の党の代表幹事だ。太陽を離党して次世代から出馬するのか
 田母神氏「その通りだ」

 --田母神氏が一番訴えたい政策は何か
 田母神氏「国民を守れる政治にしなければいけないと思う。例えば尖閣の海は日本の漁船が操業できない。中国の船は自由に操業する。そして中国の漁船と日本の漁船の衝突が起きると大変だからということで、海上保安庁は日本漁船に『尖閣の海に近づくな』という指示をしている。そういうことが長く続くのは全くおかしいと思う。国は国民の生活を守らなければいけない。でも守られていない状態が続いて放置されている。こういうことを改善しなければいけないし、こういうことが放置されているから小笠原でサンゴがとられるとかいう事件も起きる。国際社会の中では富と資源のぶんどり合戦みたいなものだから、きちんと国を守るということを細かい部分でやっておかなければ、どんどんこういうことが起きると思う。国民を守れる政治を実現したい」

 --党の認知度アップを課題としてきた。知名度の高い田母神氏にどんな役割を期待するか
 平沼氏「わが党は8月1日に結党し、9月16日に結党大会をしたばかりの政党だから知名度がない。石原慎太郎最高顧問も全国的に大変有名な人だし、田母神さんも東京都知事選に出て61万票を取るぐらいの全国的に顔の広い人だから、大いに知名度を上げ、そして党のためになってくれると認識している」

 --平沼氏は憲法改正についての質問に対し、首相が何も答えなかったのに不満を示していた。これも対決姿勢の理由になったのか
 平沼氏「次世代の党はいいものはいい、悪いものは悪いというというのが基本姿勢だ。是は是、非は非でいくわけだから、対決はしていない。ただ、私は25年間自民党にいて、安倍首相とも深い付き合いがある。この前の所信表明演説をよくみてみたら憲法のけの字も出ていなかったので、代表質問でそのことは指摘させていただいたけれども、私の感じでは安倍さん自身は諦めていないと思っている」



沖縄県知事は『福州市名誉市民』

2014年11月29日 | 政治・外交
親中議員は国会、地方議会に少なからず見られる。
若手議員を大挙引き連れて接待を受けたO氏とか、
ハニートラップにかかった議員や自殺に追い込まれた外務職員など。
外部からみるとどうしてそんなことになるのかと思うが、渦中にあるものは中々自覚できず罠にはまっていく。中には確信的に売国行為を行う人もいる。
この方はどうか。
台湾は日本の生命線! [メルマ!:00174014]
日時: 2014年11月27日 21:17:49JST
件名: 【メルマガ台湾は日本の生命線!】
 翁長雄志・新沖縄県知事への中国「取込み」プロセス

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2462.html

2014/11/21/Fri

十一月十六日、沖縄県県知事選挙で普天間飛行場の辺野古移設反対を掲げる翁長雄志前那覇市長が当選を決めるや、英BBCの中国語サイトはこれを速報。見出しは実に「福州『名誉市民』が沖縄県知事に当選」。
記事は「選挙の最大の争点は普天間基地の移転問題」「沖縄県民の大部分が日米政府による移転計画に反対していることが反映された」「困難だらけの日米計画に新たな不確定要素が添えられた」と論じながら、次のように伝えるのである。

「翁長氏は二〇〇〇年に那覇市長に就任後、同市が中国の福州と姉妹都市関係にあることから、〇五年には福州市から『名誉市民』の称号を贈られている。先月に市長を辞任しているが、那覇市のホームページには『私が名誉市民の表彰を受けたのは、上山中学校と福州市の外語学校との交流を行なうなど、市民の方々、それから歴代の市長を始め、職員が一生懸命、福州市とこれまで交流を続けていただいたことでの表彰であり、那覇市の代表ということで受け取って参りました』と載せている」

つまり今回の選挙結果の日米関係への影響を考える上で、この報道は翁長氏と中国との密接な関係に着目しているわけである。実際に同氏は、名誉市民とされてから親中反米姿勢を強めだしたと言われている。
ちなみに上記のホームページにある翁長氏の言葉は、福州からの帰国後、市の広報のインタビューに答えてのもの。

「福州市から『栄誉市民』の表彰を受けましたが、何かものすごい歓迎を受けたと聞きました。そこで、まず、具体的にどのようなことで、表彰を受けたのか、と、中国式と言うのでしょうか、その歓迎ぶりについて、少しお話しをしていただけますか」との質問に対してだった。

同氏はそこではさらに下のようにも話している。翁長氏が福州市に籠絡されて行くさまがありありと感じ取れるだろう。

―――その歓迎については、お国柄といいましょうか、すべての道路を交通規制して、厳重に警備されながらパトカーに先導され、ノンストップで案内してくださいました。
―――また、夜には中国共産党のトップの方々、福州市長を始めトップの方々と、私たち那覇市から六名が参加し晩餐会が催され、たいへん感激をしまして、最後はカチャーシーをして終わりました(笑)。
―――ただ、びっくりしたのが、翌日からフリーになるのかな?と思ったら、ショッピングなどの個人的な時間が若干あったのですが、この若干にもパトカーが付いて来て、ほんの二時間ほど福州の街を自由に歩きたいと思っていたのですが、ぴったりと中国の警官と職員が尾行して、僕が選んだお土産にもジッと見ているので、「僕はここを動かないから、少し離れてください」とお願いをしたのですが、五メートル以上は離れず、またジッと見ていましてね。たいへん戸惑いました(笑)。
―――このような歓迎は、たいへんありがたいのですが、しかし今度は福州市からおいでになられた場合は、あのような歓迎は日本の体制ではできないので、引け目を感じますね。渋滞する国際通りを通行止めにしたり、車が通ると同時にパレット前の掲示板で「歓迎!福州市長」と歓迎したり、まず無理ですよね(笑)。

―――今回の出張では、福建省の博物館の一つのコーナーにある、琉球の人の名前が彫られたお墓を見て、先人たちが築いてきた福州市と那覇市の長い交流をあらためて感じることができました。
―――今後も交流の輪をしっかり受け継ぎ広げていこうと決意を固めた授章式でした。

すっかり中国にメロメロのようだ。独裁国家の異常ともいえる待遇に、翁長氏は何の警戒心も持たなかったのか。どう見ても、中国お得意の「大歓待」という名の取込み工作を加えられているではないか。
こうしたことによって翁長氏が、あの国の善意に感激し、恩を感じる一方で、「名誉市民」などと持ち上げられて自尊心が満たされ、優越感を味わい、中国に従属することに生き甲斐を感じるという歪んだ心理状態に陥り、「交流の輪をしっかり受け継ぎ広げていこうと決意を固めた」のだとすれば、まさに中国の沖縄反米闘争支援のために進める県内分断工作の一つが成功をおさめたということになる。

このように見ると、福州市との友好交流を記念するとして、現在那覇市内で予定される龍柱の建設などは、翁長氏が「あのような歓迎」をやってみたいとの思いからのものではないかと思えて来る。
十八日の産経新聞コラム「産経抄」もこう書いている。

―――沖縄在住の作家、恵隆之介氏によれば、翁長氏は「鳩山氏よりもっと危険な親中派の人物」だという。すでに那覇市内の市有地には孔子廟(びょう)が建てられ、中国の石材を使った、高さ15メートルもの龍柱の建設が予定されている。
―――翁長氏に名誉市民の称号を授与した中国福建省の省都福州市は、習近平国家主席のお膝元でもある。翁長氏の背後には、習氏の影が見え隠れする。中国共産党の機関紙はかつて、琉球諸島の帰属は未解決との論文を掲載した。翁長沖縄県知事は、中国の支援を受けて独立を果たし、日米両国政府に「米軍撤退」を要求するのではないか。
―――こんなシナリオを紹介した恵氏の近著『迫りくる沖縄危機』(幻冬舎)が、沖縄で売れている。

翁長氏は当選証書を受け取った十九日、辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前に出向き、移設反対活動に狂奔し続ける極左グループを激励している。中国に取込まれ、日本国民としての誇り、理性を奪われた人物の行動の恐ろしさが発揮されるのは、いよいよこれからか。
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