落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

靖国参拝「自粛」提言蒸しかえし

2006年06月09日 | 政治・外交
 5月18日に経済同友会・北城恪太郎代表幹事が靖国提言について「お騒がせした・・」と首相に謝罪した記事があった。
同友会代表幹事が首相に「靖国提言、お騒がせした」(05/18 00:35)産経新聞
 小泉純一郎首相は17日夜、日本経団連の奥田碩会長ら財界関係者と都内で会食した。出席者によると、首相の靖国神社参拝自粛を求める提言をまとめた経済同友会の北城恪太郎代表幹事が席上、「お騒がせしました」と述べ、首相は「気にしていない。誰が言おうと関係ない」と答えたという。 小泉首相は10日、記者団に「日中間の経済関係は今までになく拡大しているし、交流も深まっている。商売と政治は別だ」と自らの靖国神社参拝が経済活動に与える影響を否定していた。
 また、安倍晋三官房長官は17日の参院本会議で、経済同友会の提言について「同じ経済団体でも関西経済同友会は靖国神社参拝など内政に関する問題は相互不干渉にすべきだと提言している」と述べ、経済界全体の意向を反映したものではないとの考えを示した。その上で、中国政府が首脳会談を拒否していることに対し、「誤解があれば、それを解く努力が重要だ。わが国は対話の扉を常に開いている」と述べた。松下新平氏(民主・新緑風会)の質問に答えた。

 しかし、6月8日産経の記事によると、その舌の根も乾かぬうちに、こんどはポスト小泉をも意識した靖国参拝「自粛」提言を採決した。
 一方、経団連会長は「小泉首相の行動は適切」と修正の方向に向かっているとき残念なことだ。
 経済同友会幹事の中には「日中関係は非常に大切だが、中国が教科書や靖国問題を(外交上の)論点として使っているのは事実だ。こんな時に、国家としての基本理念の問題について同友会が判断していいのか。もっと歴史の問題の検証が必要だ。提言には反対だ。」と述べる方もいるという。
 提言採決では不透明な部分があったらしく強引さが匂い、中共の日本経済界に対する圧力が想像される。

 作家クライン・孝子氏が6/7正論で述べているように、中共の内政干渉の原因は「毅然と対さず譲歩と妥協を許す」日本内部にあるという見本ではないか。

梅雨入りの日

2006年06月08日 | 写真・絵
 近畿地方も梅雨入りが発表された。
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 団地の土手でオオキンケイギクが風に揺れている。しあわせの村でも満開になってるはずだ。まだ降り出さない午前中行ってみた。
 夕方から予報通り雨が降り出した。

HPでスライド掲載しています)

有馬三山~高尾山~逢ヶ山縦走

2006年06月05日 | 散歩・山歩き
 裏六甲縦走路にある有馬三山(落葉山、灰形山、湯槽谷山)そしてそこから唐櫃方面に延びる高尾山、逢ヶ山を歩いた。
 落葉山(526m)の頂上には妙見寺があり有馬温泉からはその参道を登る。途中には33体の石仏の祠があり西国33ヵ所霊場のミニチュア版になっている。9時を過ぎると日射しも暑く早速汗が額からしたたり落ちてきた。
 次の灰形山(619m)へは痩せ尾根を伝っていく。眼下にロープウェイ有馬温泉駅などが望まれた。

 湯槽谷山(801m)は今日の中でもっとも高い。長い長い登りが続く。桧やさわらの林がうっそうとし、風も涼しくかすかに芳香がしてくる。
 今日はどの山も眺望はなく、三角点と登山会が書き残した山名のプレートがあるだけだ。

 湯槽谷山を後にし、南に下っていくと分岐があった。一つは六甲山上の極楽茶屋方面、もう一つがこれから向かう高尾山への道と思われる。というのも行く先が書かれていない。そして辿る人が少ないのか道も細い。

 しばらく行くと、コース目印の木に巻き付けたビニールテープに小さく高尾山と書いてあり安心した。急な坂を下り、そしてまた登ると高尾山(739m)頂上に出た。雑木林の中で、粗末なプレートがあるだけ。周りは見えず位置関係を確認できない。おにぎり1個を食べて休憩する。
 次の目的地逢ヶ山は西にあるのだが、北に降りる道と南に降りる道があり判断に迷う。北側はテープに「水無山」と書かれている。地図には水無山はなく、水無川上流の水無滝がある。とりあえず確認のため降りていった。しかし、下っていくばかりで西に曲がっていく気配がない。どうやら谷に降りる道らしい。引き返すことにする。ちょっと降りたつもりが振り返るとえらく急な登りだ。ふうふういいながら戻る。

 南へ降りる道を辿っていくとやがて西に向かい始めた。そして熊笹しげる三叉路にでた。仏谷峠だ。真っ直ぐの道は登りで逢ヶ山、左は仏谷を経て逢山峡に至る。
 逢ヶ山(722m)の山塊は高尾山より大きく、登りが長い。頂上は小さく開けた広場になっており、三角点と登山会が付けたプレートが木にぶら下がっている。周囲は桧林で涼しい風が通り抜け、小鳥の声に混じって遠くにかすかに高速道路の音がする。弁当を広げ休憩する。

 逢ヶ山から逢山峡東山橋までは下りで気楽な一本道だ。背の高い桧林の山道をゆっくりと下っていった。木漏れ日に輝くシダの葉や熊笹、灌木の緑が鮮やかだ。
 山道の傍らに変わった植物が目についた。他にも付近にあるのではと探したがこれ一本だった。

 帰ってから図鑑で調べると「スルガテンナンショウホソバテンナンショウ(サトイモ科)」だという。(2006/08/16訂正)

 だいぶん下ったところでぽっかりと視界が開けたところに出た。向かいの山々との間に高速道路や唐櫃の街が長々と広がっている。日本は山国だなと感じ入る。
 周囲の木はいつしかサワラの林になった。延々と続くつづら折りの山道を下っていった。いつまで続くのかと前方をみると木々の間からコンクリートの車道が光っているのが見えてきた。どうやら逢山峡東山橋に到着したらしい。

今日の一期一会
 車道に出るところで老ハイカーに出会った。葉擦れの音とともに降りてくる私がどんな奴かと待っていたらしい。
老「どこから来たの」
私「有馬から山伝いに来ました」
老「へー、すごいなぁ」
私「いつもこの辺を散歩されているのですか、山が近くていいですね」
老「うん、退職してからこちらに越してきた、でも冬は寒くてね」
老「10年前ぐらいまでイノシシがでたよ、マムシもいるからなぁ」
私「へぇ、そうですか、このあいだ丹生を歩いたときはタヌキをみましたよ」
老「そうだね、タヌキはいるね。よく車に轢かれるんだよ」
私「そう、逃げる要領がヘタそうです」
・・・
老「ところで名前はなんというの? 姓名判断してあげる」
(えっ、こんなところで姓名判断か、いまさら凶と出ても修正しようがないけどな・・)
私「○○××です、漢字ではこれこれしかじかです」
老「いや、漢字はいい、音つまり言霊だけでやるんだよ」
私「へぇ、そうですか」
 老ハイカーはしばらく視線を中空において、ぶつぶつ言っている。ややあって
老「うん、人柄はよさそうだ」
(やれやれ、よかった)
 話では日本人の姓は13万あるとのこと。そして年齢の話になった。老ハイカーは1922年生まれだそうだ。西暦で仰るところがなにか拘っているのかな。私は姓名判断のお礼も込めて、大正に変換して言った。
私「大正11年生まれですか、とても80代には見えません、姿勢も真っ直ぐでてっきり70代だとばかり思ってました」
老「そうかい、姿勢はいつも気をつけているんだよ」と嬉しそうにいう。
 実際、背筋がしゃんとして、歩き方も私などよりも若々しいぐらいだ。
 このあいだは、70代のハイカーと出会ったが、上に上がいるもの。しばらく四方山話をして別れた。

 車道に出るとクラクラするような夏の日射しが照りつけてきた。仕上げの唐櫃の湯めざして歩いた。

日本経団連の御手洗新会長の見識

2006年06月03日 | 政治・外交
 靖国参拝問題で経団連新会長の御手洗冨士夫氏が正論を述べている。
靖国参拝で経団連会長「小泉首相の行動は適切」 (06/02 02:33)産経新聞
 日本経団連の御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は1日、大阪市内のホテルで記者会見し、経済同友会が小泉純一郎首相の靖国神社参拝に再考を求めたことについて「小泉首相は適切に判断して行動している。経団連は過去に(靖国神社に関する見解を)とりまとめたこともないし、これからも予定はない。それは政治の仕事だ」と述べて距離を置く姿勢を示した。その上で、「靖国参拝が中国との経済関係で障害になっていることはない」と断言した。

 先日、経済同友会北城会長が首相に靖国自粛提言したが(後に撤回)、経済人全てが親中媚中ではない。まともな方もおられる。

定期演奏会

2006年06月03日 | 日常・身辺

 倅(高3)が所属する吹奏楽部の定期演奏会を聴きに行った。
 いつものように盛りだくさんで、楽しませて貰った。あいだに挟まれた3曲の合唱もなかなかよかった。
 チケットを持ってきてくれたときには、何も言わなかったがソロ(トランペット)を担当している部分もあった。うまくこなしていたように思う。中学から6年、ここまでやれるのかと感心した。中学に入ったとき入部を勧めると、女子ばかりで厭だと言っていたが、今はやってよかったと思っているだろう。
 そろそろ受験勉強に精を出してもらいたいのだが、コンクールもあり続けたいらしい。どうなることやら・・・