落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

少子化

2009年12月09日 | 世相
4割が「子ども必要ない」20~30歳代は6割-内閣府調査 2009.12.5 17:22 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091205/plc0912051723011-n1.htm
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 結婚しても必ずしも子どもを持つ必要はないと考える人が42・8%に上ることが5日、内閣府がまとめた男女共同参画に関する世論調査で分かった。2年前の前回調査に比べ6・0ポイント増で、平成4年の調査開始以来最高となった。持つ必要があるとする人は同6・5ポイント減の52・9%だった。
 少子化の背景に、国民の家庭に対する意識の変化があることを示した結果と言え、内閣府の担当者は「個人の生き方の多様化が進んでいる」としている。
 調査は10月1~18日、全国の成人5千人に個別面接方式で実施。64・8%にあたる3240人から回答を得た。同種の調査は4年以降、数年に一度実施しており8回目。
 子どもを持つ必要はないとした人は、男性が38・7%、女性が46・4%だった。年齢別では20歳代が63・0%、30歳代が59・0%と高く、若い世代ほど子どもを持つことにこだわらない傾向が顕著になった。
 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきか」との質問に「反対」と答えたのは、19年の前回調査より3ポイント増の55・1%で過去最多となり、「賛成」(41・3%)を大きく上回った。結婚後も仕事を続けたいと思う女性が増えたことが背景にあるとみられる。
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 一方、「結婚は個人の自由だから、しなくてもよい」と考える人は4・9ポイント増の70・0%。16年以降、2回連続で減っていたが、一気に7割台に戻った。
 「結婚しても相手に満足できないときは離婚すればよい」と思う人も3・6ポイント増の50・1%。9年調査(54・1%)以降、3回連続で減少していたが、反転した。夫婦や家族の生活よりも、自由な生き方を求める人が多い実態が浮き彫りになった。
 職場での男女の地位については「平等」と考える人が24・4%で、「男性が優遇されている」が62・1%、「女性が優遇」は5・3%にとどまった。
 政治の場での男女の地位では、「男性が優遇」が71・8%、「女性が優遇」が2・1%だった。

内閣府の調査で20~30歳代の6割が「子供は必要ない」と考えているとのことであった。
現在は不景気でどうしようもないと云うが、飢え死にするわけでもない。
いろんな楽しみがありすぎるのも、少子化を促進しているのではないか。
「多様な生き方」とかを謳歌してお一人様、ペット相手の老後を迎える方はそれもまた一興だろう。自然人口減に寄与して、一代限りでいいじゃないか。

昭和初期の人口は今の半分だった。それでも少資源国日本は富国を目標に満洲などに渡った。
敗戦でこれらの人々の帰国も加え人口も増えベビーブームを迎えた。当方もその世代だ。
不況だとか、子育て環境などを少子化の理由にしているが、当時は3~5人兄弟以上も珍しくはなかった。親たちは戦後復興に邁進しながら子作り子育てに励んだ。
ただし子育ての条件として家の広さがあると思うが、借家でも比較的広かった。
今のように水道、ガス、水洗完備でもなく、電化製品もまだまだだったが。

高度経済成長時代になるとベビーブーム世代が親となり、第二次ベビーブームとなった。
人口増とともに都市部の住多事情は悪化し、団地住まい。子供の数も平均的には2人。それ以上は富裕層ではなかったか。
高度経済成長期も終わり、バブルを経て成熟期に入ったいま、戦後っ子も年金世代となった。
とにかく、同輩が多くていつも競争社会だったように思う。

先進国は軒並み少子化ときく。どの国も人口増では地球は保たない。
年金を支えるために子供を増やせと云うのはまやかしのような気がする。
「少子化賛成」をネットで検索すると結構出てくるが、学者研究者、メディアは「少子化=悪」とする傾向が多いような気がする。

江戸時代から明治に至る人口が国土に見合っていて文化的にもゆったりと暮らしていた様に思う。
人口が減っても今までのインフラがあるはず。少子化は自然現象ととらえて、移民などに頼ることなく、日本の誇る技術と政策でもってすれば乗り切れるのではないか。

ものは考えようで、あとの4割の人々は「子供は必要」と考えている。
子育ては楽しみでもあるし、どんな仕事よりも崇高なもの、せめて小学校高学年までは専業主婦であってほしい。堅実な親にしっかりと育てられた子供が次代を担ってゆけばいい。

当方などは、まぁ、出来不出来はあるだろうが、自分の分身がいるという生きた証を持つことができ、先祖に対する義務も何とか果たせたのは幸せだと思っている。

『小沢システム』

2009年12月08日 | 政治・外交
「日本が岩手県になっていく」というショッキングなタイトルの記事。

産経新聞12/8朝刊 【新・民主党解剖】第2部 覇者の憂鬱(1)日本が岩手県になっていく
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091208/stt0912080731000-n1.htm

小沢氏の権力掌握術が垣間見えるよう。
「仕事がなければおまんまの食い上げ」この弱みにつけ込む、自発的に民主党に協力せざるを得ないような仕組み。いったんシステムが出来上がるともう壊れることがないように見えるから恐ろしい。
以下はその一部
・・・・
 ■小沢システム拡大
 「小沢さんの特徴を一言で表せば、『油断しない』『足場を固める』だよ」
 小沢の後援会組織の一つ、「一友会」の元構成員は、現在につながる小沢のあり方についてこう語る。
 「油断しない」のきっかけは唯一の最下位当選となった昭和58年12月の衆院選だとされる。当時、自民党総務局長だった小沢の当確判明は遅れ、「落選」の誤情報までも後援会に流れたほどだった。このときから小沢の選挙への一点集中ぶりが加速した。
 「足場固め」は当然、まず岩手県内で徹底された。「同じ選挙区で小沢派の候補者同士を競わせる。より競争を激しくして全体の票の掘り起こしと底上げを図るのが狙いなんでしょうが、競わされる方は大変です」(一友会元構成員)
 競争に負けた者は小沢に見放され、小沢のもとを去っていく。小沢は民主党内でも、小選挙区当選組と比例代表復活組の待遇を露骨に区別している。そして今、来夏の参院選でも2人区に2人の候補を立てる構想を練っている。
 小沢をよく知る元県会議員は、「これは小沢さんにとっては非常によくできたシステム」だと語る。
 「小沢さん自身は競争したくない。ライバルは欲しくない。敵は消すんです」
 小沢は、他の国会議員にも陳情した者にはそっけない対応になるという。「要はすべて『小沢を通せ』なんです」(元県議)。
 小沢に依頼しないと物事が進められないシステムを構築する一方で、敵は徹底的に排除する。こうして「小沢王国」は造られた。
 今回、民主党が採用した幹事長室への陳情一元化について、長年、小沢を支援してきた男性は皮肉を込めてこう言い切った。

 「国と岩手県を置き換えたらよくわかる。地元では小沢事務所を通す。国は幹事長室を通す。幹事長室なんて小沢さんの子飼いばっかりでしょ、小沢事務所みたいなもんですよ」
 現職県議の一人も同様に「日本全体がどんどん岩手県みたいになっていく気がする」と漏らした。

・・・・・

権力の集中は、国益に沿って行使されるなら効率的?かも、100歩譲って政治利権にあるとしてもまだ国内に金がまわるだけのこと。しかし民主党政権はシナや朝鮮半島のために国を明け渡し、亡国に向かっているかのように見えるから不安なのだ。

小沢訪中団

2009年12月07日 | 政治・外交
今や小沢氏は民主党政権鳩山内閣を操り権勢を誇っている。
沖縄基地問題で日米安保が危機に瀕しているにも関わらず鳩山氏は煮え切らない。
政治資金問題も結局は「修正申告」に落ち着くのではないかという。
パフォーマンスじゃないかと批判があった公開事業仕分けや、国会も終了したところで鳩山内閣支持率は60%台を維持しているとか。
麻生前首相がちょっと言い間違えただけでブレたブレたと大騒ぎしたなら、今の鳩山内閣はそれ以上の非難囂々の嵐の筈だが、誰がやっているのか見事なメディアコントロールだ。

そんな中、小沢氏がチルドレンなど140人率いて訪中なさるそうな。外交なら外相や外務省が専門と思うが、今朝の「産経抄」でも「何をしに行くのか知らないが・・・」と書かれている。
新聞が知らないものはわれわれ小市民は知ることが出来るはずもない。
民主党は外国人参政権などに熱心で某国の代理人であることは薄々承知はしているがはっきりとは書いてくださらない。
【産経抄】12月7日 2009.12.7 02:50 産経
 中国の知識人303人が、人権の保障や共産党の一党独裁体制の終結を求めた「08憲章」を、インターネット上に発表したのは、昨年の12月、世界人権宣言60周年にあわせたものだ。“仕掛け人”とされる作家、劉暁波(リュウシャオボ)さん(53)は、このとき当局に拘束され、今も獄中にある。
 ▼劉さんといえば、1989年6月4日の天安門事件で、学生支援のハンストを行い、武力鎮圧が始まると、徹底抗戦を叫ぶ学生を説得して、被害を小さくしようと尽力したことで知られる。事件後、当時の学生指導者や知識人の多くが、海外に去ったり、実業界に転じたりするなか、国内で民主化活動を続ける筋金入りの人物だ。
 ▼あれから1年、中国当局の厳しい言論統制のなか、憲章への署名は1万人を超えたという。日本でも、「08憲章」の内容と、詩人でもある劉さんの存在を広く紹介したいと、大阪在住の作家、劉燕子(リュウイェンズ)さんらがこのほど編集したのが『天安門事件から「08憲章」へ-中国民主化のための闘いと希望』(劉暁波著、藤原書店)だ。
 ▼「編者解説」のなかで劉燕子さんは、アメリカやヨーロッパに比べて日本の知識人が、中国の民主化や人権の問題に関心が薄いことを嘆き、「中国批判は反中国の右翼というレッテルを貼(は)られるというおかしな状況」に首をかしげている。
 ▼実は劉暁波さんは、ノーベル平和賞の候補の一人ともいわれてきた。実際に受賞したオバマ米大統領が、先月中国を訪問した際、劉さん釈放の期待もあったが、かなわなかった。
 ▼さて、世界人権デーの10日、民主党の小沢一郎幹事長が、約150人の国会議員を引き連れて訪中する。何をしにいくのか知らないが、せめて「08憲章」に目を通してから、出発してほしい。


軍事評論家佐藤守氏の12月5日ブログ では、
・・・(民主党政権)は(シナの)軍門に下った“敵性政権”としか言いようが無い。
中国などの工作はメディアを制覇し、政府を支配した。そして次に来るのは「天皇制解体」である。
この様にわが国に対する“敵”の間接侵略はほぼ完成の域に達している・・・

と仰っている。
また、同じ記事の中で中国から亡命した自由派の作家・袁紅氷(ユァン・ホンビン)氏の著書『台湾大劫難』について紹介されていた。この本では数多くの中共のトップレベルの機密が暴露されている。
注目すべきシナの対台湾工作の手法。
1、国民党トップを丸め込み、中国で不動産を買わせる。
2、民心党の主な財源を絶たせ、陳水篇の汚職事件を操る。
3、台湾商人を利用して台湾の金融業に参入し、台湾の株式市場を操る。
4、台湾の農産物を大量に購入する。
5、多くの観光客を台湾に行かせる、
などという工作活動を通じて、2012年までに台湾を完全に陥落させようとする策略。

上記「国民党」を「民主党、自民党?」に、「台湾」を「日本」に置き換えて見ると全貌がよく分かる。


まさに、国民新聞にある「日本解放第二期工作要綱」そのままではないだろうか。
一刻も早く鳩山政権の終了を望むが、悲しいかな自民党の再生が手間取っている。

溜飲の下がる論説
西村眞悟の時事通信 「国家の無い内閣・・・亡国の内閣」
津川雅彦氏 「鳩山政権の支離滅裂振りは実に実に実に目に余る」